【大木伸夫インタビュー】7月13日(金) 日本武道館にて開催されるACIDMAN LIVE TOUR “Λ” TOUR FINALがWOWOWにて放送決定!!

「『Λ』は、ある種宗教的なアルバムになったと思っているんですね。もちろんエンターテインメントだから聴きやすいように作ってはいるけど、死生観について深く歌っているし、精神性の部分が大きいアルバムなので。お客さん的に重過ぎるかな?という懸念はあったんですが、実際ツアーを回ってみると全然そうではなくて、伝わってるなと感じましたね。僕にとって音楽は一過性のエンターテインメントで終えたくないもので、あのライブに行ったから翌日の行動が少し変わって、普段は右の道を行くのに左の道を行ってみようと思ったとか、星を見上げることなんてなかったのが、1週間に1回だけでもふと見上げるようになったとか、そういうものであってほしい。ちょっとのことで人は変われるし、音楽にはほんの一瞬かもしれないけど人を救う力があると僕は信じているので。今はそれを感じれているので、すごくやりがいがありますね」

「もともと武道をやる場所で、ビートルズが最初にやってくれたおかげで数々のミュージシャンが目指す場所になっていったんですよね。僕自身はどの会場でやりたいという目標を持ったことがないんですけど、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの「NANO-MUGEN FES.」に呼ばれて初めてあのステージに立たせてもらった時に、“みんながここを目指す理由がわかった”と思いました。目に見えない精神性が宿っているから集中力がすごく高まって、これは音楽をやる場所じゃないなと思ったからこそ、自分たちでもやってみたくなったんですね。最初の1,2回は雰囲気に飲まれたところがあって、お客さんにじーっと見られている感じがしたんですけど、見られてると思うのか、一緒に何かをしようとしているのか。そういう考え方を3回目ぐらいから自分の中でポジティブに切り替えて、緊張しなくなりました」
2011年には東日本大震災があり、前回の2015年にはツアー中に身近な人の死という出来事があった。時代の流れや個人的な体験も含めて“毎回違った気持ちが乗る”というライブの場は、ACIDMANの生きる場所だ。今回の日本武道館も間違いなく、2018年7月13日でしかないACIDMANが見られるだろう。

武道館でリアルタイムのライブを楽しみ、そのあとは映像でライブの様子を追体験する。このライブの模様は、8月24日にWOWOWで全曲ノーカット放送されることが決定している。精神性とエンターテインメントを両輪に、前人未到の音楽体験を追い求めるACIDMANの姿を今こそ目撃してほしい。
■■■WOWOW番組情報■■■
ACIDMAN LIVE TOUR “Λ”
8月24日(金)よる10:00[WOWOWライブ]
収録日・収録場所 2018年7月13日/東京 日本武道館
番組サイト http://www.wowow.co.jp/acidman/
すべての画像
