『【工業炉のエネルギー・CO₂排出を最大25%削減】加熱プロセスなどの“制御ムダ”を最適化する方法とは』というテーマのウェビナーを開催
マジセミ株式会社は「【工業炉のエネルギー・CO₂排出を最大25%削減】加熱プロセスなどの“制御ムダ”を最適化する方法とは」というテーマのウェビナーを開催します。

■ 求められる工場エネルギー・CO₂削減
製造業において、省エネルギーとCO₂排出量削減は、コストと環境への両面から年々その重要性が高まっています。
中でも、工業炉(熱処理炉・焼成炉・乾燥炉など)は高温維持のため大量のエネルギーを使用し、国内CO₂排出量の約15%を占めるともされます。
このため、工業炉の効率化は、コスト削減と脱炭素経営を推進する上で避けて通れないテーマとなっています。
■ PID制御の限界が引き起こす「制御ムダ」とは?
では、工業炉のエネルギー・CO₂削減はどのように実現できるのでしょうか。
工業炉は、昇温・保持・冷却といった工程で、複数の熱源の出力バランスを細やかに制御する必要があります。一方で、一度温めると冷めにくいという特性があるため、熱源や各ゾーンの出力のわずかな調整のズレやタイミングの遅れが、過加熱や温度ムラを引き起こし、エネルギーのムダや品質のばらつきにつながります。
一般的なPID制御では、こうした複雑な炉内の熱容量や外乱といったプロセス変動に柔軟に追従することが難しく、「効きすぎ」や「反応の遅れ」といったムダが蓄積。結果として、大きなエネルギー損失や品質不安定を招いてしまいます。
■ 工業炉のエネルギー・CO₂排出を最大25%削減するスマート制御とは
本セミナーでは、専門知識がなくても高度な制御を実現できる「Smart MPC」を通して、工業炉など熱エネルギー負荷の大きい設備の制御ムダを最適化し、エネルギー削減とカーボンニュートラル経営につながる具体的な改善手法をご紹介します。
「Smart MPC」は、将来の挙動を予測し最適な操作をリアルタイムに導くMPC(Model Predictive Control/モデル予測制御)に、機械学習と最適化技術を組み合わせ、過去の運転データを活用することで、専門的なチューニングなしで高精度な予測制御を実現できる技術です。
このSmart MPCを現場にスムーズに適用するため、組み込み型AI制御コントローラ「E-Smart MPC(Embedded Smart MPC)」もリリース。制御盤にそのまま搭載可能で、GUI操作や自動調整機能により、高度制御を手軽に導入できるようになりました。
これにより、工業炉の燃料・電力使用量やCO₂排出量について最大25%の削減が期待できるほか、制御精度の向上(最大80%改善)や立ち上げ・調整時間の短縮(最大60%削減)といった改善も実際の導入現場で確認されています。
■ こんな方におすすめ
・工業炉のエネルギーコストやCO₂排出量の削減に取り組みたい生産技術・設備管理のご担当者
・PID制御の限界を感じており、運転の安定化やムダ加熱の抑制を実現したい現場責任者
・工業炉に限らず、熱風炉・乾燥機・温調装置など、熱制御が課題となる設備全般の省エネ・脱炭素化を推進したい方
・設備老朽化や省エネ投資の検討に伴い、短期間・低負荷で効果が出る制御改善を求めている方
■主催・共催
株式会社 Proxima Technology
■協力
株式会社オープンソース活用研究所
マジセミ株式会社
マジセミは、今後も「参加者の役に立つ」ウェビナーを開催していきます。
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