【学研×城南進研】城南進学研究社との業務資本提携契約を締結。さらに強固な関係を築いて教育分野での連携を推進
株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭、以下「当社」)は、2022年11月25日に、株式会社 城南進学研究社(神奈川・川崎/代表取締役社長CEO:下村勝己、以下「城南進研」)と業務資本提携契約を締結すること(以下、「本業務資本提携」)および城南進研の当社に対する自己株処分による第三者割当を引き受けることを決定いたしました。
本業務資本提携を通じて、当社グループが有する多様な教育サービス、コンテンツと、城南進研の各種教育サービス、コンテンツとの連携により新たなサービス・商品を開発し、様々な教育ニーズに応えてまいります。
本業務資本提携を通じて、当社グループが有する多様な教育サービス、コンテンツと、城南進研の各種教育サービス、コンテンツとの連携により新たなサービス・商品を開発し、様々な教育ニーズに応えてまいります。
- 本業務資本提携の目的
城南進研は、1982年9月16日に設立し「生徒第一主義」の理念のもと、乳幼児から社会人に至るまで多様な教育コンテンツを用いて教室事業の展開、教育コンテンツの開発販売等を行う総合教育ソリューション企業です。
現在、両社が事業を展開する教育業界は、少子化による学齢人口の伸び悩みを背景として顧客獲得のための価格競争が激化し、企業間競争が熾烈を極めていることに加え、2020年度から始まった教育改革や入試改革、あるいはコロナ禍を契機に一気に広がったオンライン授業やGIGAスクールの実現など、急速に変化をしており、学習塾の役割も大きな変革を求められています。
このような環境下において、当社グループがもつ全国に展開する教室・塾事業や多様な教育コンテンツと、城南進研の各種教育サービスや教育コンテンツとのコラボレーションにより、新たなサービスや商品を開発し、新たなマーケットをつくり出し、塾業界内における優位性を確保できると考え、2022年8月26日に城南進研と業務提携契約を締結しております。
今回、より中・長期的な協働関係を築き上げていくことを目指し、業務資本提携契約を締結することで合意をいたしました。
- 業務提携の内容
今回の業務資本提携により、下記の諸施策について具体的な展開についての検討をさらに進めてまいります。
(1)メタバースを用いた新しい学習サービスの協働開発・展開
当社グループでは、富士ソフト株式会社との協働実証により開発したバーチャル教育空間「FAMcampus」を利用したオンライン学習塾の展開を始めております。
FAMcampusでは、自分のアバターがバーチャル空間上の学習塾に登校し、授業や自習、面談など、リアルの学習塾に通うのと同等のサービスを受けることができます。このメタバース空間で城南進研がもつ個別指導のノウハウを用いた新しい学習サービスについての協働開発・展開を目指します。
(2)教室・学習塾の連携
当社グループが全国で展開をする「学研教室」やグループ傘下の進学塾・学習塾と、城南進研が展開する「城南コベッツ」「城南医志塾」「城南推薦塾」はそれぞれ特長があり、相互の補完が可能な関係にあります。
子どもたち一人ひとりの学習到達度に適した両社のカリキュラムを相互に紹介していくことで、幼児から小学生、中学生、高校生を対象とする幅広い教育ニーズに応えることが可能になります。
(3)英語学習コンテンツ・サービスの協働開発
当社グループには、学習参考書や辞書・辞典等の英語出版物やオンライン英会話サービス、東京都英語村(TGG)など、さまざまな英語コンテンツ、サービスがあります。また、城南進研には、TOEFL®Test、IELTS対策専門校「リンゴ・エル・エル・シー」やフォニックス・メソッドを用いた「ズー・フォニックス・アカデミー」があり、英語指導に定評があります。
英語学習市場は今後も拡大することが想定されており、両社の強みをいかした新コンテンツ・サービスの協働開発を目指します。
(4)学習アセスメントの共同開発・制作・普及
当社グループでは、「思考力、判断力、表現力」を見える化する学習アセスメント「明日の学力」診断(「あすがく」)を実施しており、すでに年間10万人に受検いただいています。一方、城南進研には算数指導に強みを持つ「りんご塾」の運営や、小中学校の教科書に対応するWEB学習商材「デキタス」などの教材開発部門があり、新しい教育への対応を積極的に行っています。
アセスメント領域での協力体制を構築し、「あすがく」の進化・深化を実現し、さらなる普及を目指します。
(5)乳幼児を対象とした教育サービスの連携
当社グループでは、豊富な乳幼児向け出版コンテンツに加え、幼稚園・保育園向け月刊誌や備品の販売など未就学領域も教育事業の大きな柱として展開しております。また、城南進研には、0~5歳児を対象にした育脳教室「くぼたのうけん」やインターナショナルスクール「サニーキッズ」などがあり、未就学児への能力開発の知見を有しています。また両社は保育園事業も積極的に展開していいます。
さまざまな場やコンテンツ、ノウハウの活用および両社のカリキュラムを相互に紹介していくことなどを通して両社のお客さまにより満足いただけるようサービスの連携を積極的に図ってまいります。
(6)社会人を対象とした新教育サービスの開発・普及
当社は2020年11月に策定した中期経営計画『Gakken 2023』において、社会人教育事業への注力を重点施策としております。企業向け研修サービスを手掛ける当社グループのTOASU(旧・ジェイテックスマネジメントセンター)と城南進研グループのアイベックとの連携や、社会人向け英語学習サービスの協働開発などにより、人生100年時代における学習環境づくりを通して新たな売上・利益の創出を目指します。
- 資本提携の内容
当社は、城南進研が保有する自己株式220,000株(発行済株式数の2.7188%、総議決権数の2.7197%)を、令和4年11月24日終値399円で引き受けることにより城南進研の株式を取得いたします。
【会社概要】
■株式会社 学研ホールディングス
代表者:代表取締役社長 宮原博昭
所在地:東京都品川区西五反田2-11-8
設立:1947年
コーポレートサイト:https://ghd.gakken.co.jp/
主な事業内容
-教育分野:教室・塾事業 / 出版コンテンツ事業 / 園・学校事業
-医療福祉分野:高齢者住宅事業 / 認知症グループホーム事業 / 子育て支援事業
-その他サービス支援事業
■株式会社 城南進学研究社
代表者:代表取締役社長 CEO 下村勝己
所在地:神奈川県川崎市川崎区駅前本町22-2
設立:1982年
コーポレートサイト:https://www.johnan.co.jp/
主な事業内容
-学習塾、その他各種教室の経営
-フランチャイズチェーンシステムによる予備校、進学教室の募集及び経営指導
-大学、高校及び中学受験用教材の企画、制作、販売
-保育に関する事業
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