業界最長5,500時間 導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap KXシリーズ」製品化
パナソニック株式会社 インダストリー社(以下、パナソニック)は、通信の高速化によりサーバーや通信基地局などの電源回路に使用されるコンデンサに、より高い耐久性が求められる中、業界最長(※1)125℃ 5,500時間を保証した導電性高分子アルミ電解コンデンサ[1]「SP-Cap(R) KXシリーズ」を製品化、2022年4月より量産を開始します。
パナソニックは導電性高分子アルミ電解コンデンサの開発においてさらなる耐久性能を追求し、独自の形成技術と製造プロセス技術を組み合わせることで、「SP-Cap(R) JXシリーズ」比1.8倍となる125℃ 5,500時間保証(業界最長(※1))を可能とする「SP-Cap(R) KXシリーズ」を製品化しました。
また「SP-Cap(R) JXシリーズ」に低ESR[2]品を追加し、定格電圧のラインナップもさらに拡充しました。
さらに、「SP-Cap(R) KXシリーズ/JXシリーズ」共に高温高湿度下でも長寿命(85℃・85% 1,000時間)を保証しています。
パナソニックは、低ESRと大容量特性に優れた導電性高分子アルミ電解コンデンサの開発により、電源回路の安定化に貢献します。
<特長>
1. 業界最長(※1)の125℃ 5,500時間を実現~「SP-Cap(R) KXシリーズ」
・「SP‐Cap(R) JXシリーズ」比1.8倍を実現(JXシリーズ:125℃ 3,000時間保証)
2. 低ESR品を追加、定格電圧ラインナップを拡充 ~「SP‐Cap(R) JXシリーズ」
・定格電圧 2 V、2.5 V品にESR 3/4.5 mΩ(100 kHz)品を追加
・定格電圧 4 V、6.3 V品を拡充(ESR 15 mΩ(100 kHz))
3. 省スペース化が図れ、環境負荷を低減
※1 導電性高分子アルミ電解コンデンサにおいて125℃ 5,500時間保証(2022年2月28日現在、パナソニック調べ)
<用語説明>
[1]導電性高分子アルミ電解コンデンサ
電解液の代わりに導電性を有する固体電解質である導電性高分子(導電性ポリマー)を用いたアルミ電解コンデンサの総称。構造としては、従来のアルミ電解コンデンサのように巻回構造のものと、積層構造のものがある。導電性高分子(導電性ポリマー)は、電導度が高く、優れた低ESRの特性を有する。
※SP-Cap(R)は、パナソニックの登録商標です。
【お問い合わせ先】
パナソニック株式会社 インダストリー社 デバイスソリューション事業部
https://industrial.panasonic.com/cuif/jp/contact-us?field_contact_group=2152&field_contact_lineup=737&ad=press20220228
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース] 業界最長5,500時間 導電性高分子アルミ電解コンデンサ「SP-Cap KXシリーズ」製品化(2022年2月28日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2022/02/jn220228-2/jn220228-2.html
<関連情報>
・導電性高分子アルミ電解コンデンサ SP-Cap JXシリーズ
https://industrial.panasonic.com/jp/products-cap/polymer-capacitors/sp-cap/jx-high-reliability-pr?ad=press20220228
・パナソニック株式会社 インダストリー社
https://www.panasonic.com/jp/corporate/industry.html
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