「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024 Division S 第9節」結果速報！

「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024 Division F 第9節」は、11月15日(金)18時40分から！

株式会社カプコン

2024年11月6日 16時23分

「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」公式Webサイト
https://sf.esports.capcom.com/sfl/

11月5日(火)に行われた「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024 Division S 第9節」の試合速報をお知らせいたします。

▼「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024 Division S 第9節」ご視聴はこちら

https://youtube.com/live/CSH0lOjMnvM

MATCH1：【AWAY】名古屋NTPOJA vs Good 8 Squad【HOME】

■先鋒戦：× 立川選手(エド)(モダン) vs YHC-餅選手(ダルシム)(クラシック) 〇

今シーズン、「エドハンター」との呼び声高い「YHC-餅選手」が、エド戦の圧倒的な強さを発揮。序盤からダルシムの得意な遠距離戦で主導権を握り、「立川選手」をほとんど近づけさせず第1BATTLEを制した。続く第2BATTLEでも、「立川選手」のけん制技を的確に処理し、終始優位な展開を維持。最後はスーパーアーツLv2「ヨガサンバースト」でフィニッシュを決め、ストレートで先鋒戦に勝利した。試合前インタビューの通り、エド戦に自信を持つ試合運びで勝利を呼び込み、チームに大きな勢いをもたらした。

■中堅戦：× もっちー選手(豪鬼)(クラシック) vs ガチくん選手(ラシード)(クラシック) 〇

今シーズン未だ勝ち星のない「もっちー選手」の前に立ちはだかったのは、「Good 8 Squad」のリーダー「ガチくん選手」。「もっちー選手」は、堅実な守りと、精密な空対空を見せ第1ROUNDを獲得するも、第2ROUNDからはラシードのスーパーアーツLv2「イウサール」を駆使した連携に苦しめられ惜しくも勝利を逃してしまう。第2BATTLEも、「もっちー選手」が主導権を握る場面があったものの、「ガチくん選手」の鋭い読みと激しい攻撃が「もっちー選手」を圧倒。先手を取られても、見事な逆転プランを披露した「ガチくん選手」が勝利を収めた。

■大将戦：〇 KEI.B選手(ベガ)(クラシック) vs カワノ選手(豪鬼)(クラシック) ×

プレイオフ進出への望みは断たれてしまったものの、チームの為に勝利を掴みたいと語った「名古屋NTPOJA」のリーダー「KEI.B選手」。第1BATTLEは互角の立ち回りの中、「カワノ選手」が「KEI.B選手」のミスを突いて先制に成功した。続く第2BATTLEでも、「カワノ選手」が「豪波動拳」を駆使して、先に主導権を握る展開が続いたが、ここから「KEI.B選手」の反撃がスタート。豪鬼の「百鬼襲」への対策と、ベガの高い火力を武器に「KEI.B選手」の方に試合の流れが傾いていった。第3BATTLEでは、抜群のタイミングで「ジャンプ攻撃」を決めて勝利。第4BATTLEでも相手を画面端へ追い込んでからの「通常投げ」で大幅な体力リードを作り、そのまま「カワノ選手」を倒し切った。

■延長戦：× もっちー選手(豪鬼)(クラシック) vs YHC-餅選手(ダルシム)(クラシック) 〇

1BATTLE先取で行われる延長戦。まずは、初勝利を目指してチームから送り出された「もっちー選手」が先手を取る。ダルシムの長いリーチをかいくぐり、積極的に攻めることで第1ROUNDを先行した。そのまま一気に勝利をもぎ取りたい「もっちー選手」だったが、相手は老練な「YHC-餅選手」。変幻自在の巧みな立ち回りで、あっと言う間に第2ROUNDを取り返されてしまった。終始前のめりな姿勢で攻め続けた「もっちー選手」だったが、「YHC-餅選手」を崩し切るには至らなかった。戦いの結末は、「YHC-餅選手」が豪鬼をバーンアウト状態に追い込んで、ダルシムのスーパーアーツLv1「ヨガインフェルノ」から「ヨガファイア」のコンビネーションで体力を削り切りフィニッシュを決めた。

「YHC-餅選手」の奮闘もあり、「Good 8 Squad」は貴重な25ポイントを獲得。

ポイントランキング首位を守りながら、最終節で他のチームに立ちふさがる存在となった。

【YHC-餅選手への試合後インタビュー】

Q①：先鋒戦について、ダルシムvsエドの組み合わせもあわせて、振り返りをお願いします。

YHC-餅選手：ダルシム対エドで、エドがしっかりダルシムに対して理論値を出せるかっていうのはかなり難しいとは思います。エドには弾があるんですけど、ダルシムは「ドライブラッシュ」からの「しゃがみ中キック」で抜けたりできるっていうのもあって撃ちにくいし、ダルシムはエドの長いリーチのさらに外から戦えます。そういった部分をかみ合わせれば、ダルシムの方が有利に戦えると思ってます。

Q②：延長戦で対豪鬼に出場した理由と、チーム内での作戦を教えてください。

YHC-餅選手：「ぷげら選手」が行くかなっていうのもあったんですけど、動画を見ていたら「もっちー選手」はベガ戦がかなり上手いようで、加えて「KEI.B選手」のベガがいるんで、チームで対策してるかもしれないですし、そういったキャラ対策のことを考えて、自分が行こうという形になりましたね。

Q③：「YHC-餅選手」は兼業プロとして活動されていますが、兼業でプロを目指す方たちに対してアドバイスはございますか？

YHC-餅選手：自分はSFリーグに出てるので、プロと言えばプロかもしれないですけど、普段はただのゲーム好きな島根在住のサラリーマンだと思ってるんで。昔からゲームを楽しんでやれてて、結果的にこうなったっていうだけだと思ってるので、アドバイスになるかは分からないですが、ゲームは楽しんでやるもので、それで結果がついて来ればいいのかなと。やっぱり一番大事なのは覚悟ですね。今勝っている人たちは覚悟の量が違うということなんで、楽にはできないよという感じですね。その覚悟をどれだけ持てるかと。プロになるってことはそういうことだと思います。

Q④：ファンの方たちに一言いただいてもよろしいですか？

YHC-餅選手：「Good ８ Squad」はここまでかなり高い順位で来れました。皆で頑張ってきた結果だと思います。今の状態ではどうなるか分からないので、最後の第10節、40ポイント皆取って、プレイオフ、1位通過を目指したいと思います。応援よろしくお願いします。

MATCH2：【AWAY】DetonatioN FocusMe vs FUKUSHIMA IBUSHIGIN【HOME】

■先鋒戦：× 板橋ザンギエフ選手(ザンギエフ)(クラシック) vs 翔選手(ベガ)(クラシック) 〇

開幕から「板橋ザンギエフ選手」が果敢に攻めるも、「翔選手」はベガの「サイコマイン」を使った見事な立ち回りで相手の「ドライブゲージ」を削り、先手を取ることに成功。その後も、「しゃがみ大キック」などの通常技を上手く使い「板橋ザンギエフ選手」を簡単に近づけさせない。さらには相手を画面端に追い詰めて逃がさない抜群の距離調整でリードを広げた「翔選手」は、「板橋ザンギエフ選手」の勝負をかけたスーパーアーツLv3「ボリショイストームバスター」も読み切り完勝。圧巻のストレート勝利を見せた。

■中堅戦：× まちゃぼー選手(豪鬼)(クラシック) vs casa選手(ケン)(クラシック) 〇

「まちゃぼー選手」が鋭い踏み込みから試合のペースを握り、第1ROUNDを先制するも、「cosa選手」には全く焦りは見られない。持ち前の粘り強い立ち回りと、相手の動きを読み切った「無敵技暴れ」で第1BATTLEを逆転勝利。第2BATTLEこそ「まちゃぼー選手」が勝利するものの、最終BATTLEでは、的確な「差し返し」で「まちゃぼー選手」の攻めを封じ込め、画面端に追い詰めることで「cosa選手」が勝利をもぎ取った。巧みな読み合いが光る中堅戦は、「cosa選手」が競り勝つ形となった。

■大将戦：× ナウマン選手(ケン)(クラシック) vs ササモ選手(エド)(クラシック) 〇

「ナウマン選手」にとっては今シーズン初の大将戦。対する「ササモ選手」は2回目ながら、チームのポイント状況的にプレッシャーのかかる場面での大将戦出場となった。第1BATTLEは、お互いに通常技を振り合う展開となったが、「ササモ選手」がエドのリーチの長さを活かして先制に成功。第2BATTLEでは、「ナウマン選手」が積極的に攻め込む事でチャンスを掴み、取り返す形となった。勝負が動いたのは第3BATTLE、画面端に追い詰められていた「ササモ選手」が放った「ドライブインパクト」が「ナウマン選手」を捉え逆転に成功。続く第4BATTLEでも、画面端に追い詰められてからの読み合いで相手を制した「ササモ選手」がここでも逆転を見せ、勝利を掴み取った。「ササモ選手」の見事な守りが光った一戦となった。

プレイオフの進退がかかった重要な一戦でFUKUSHIMA IBUSHIGINは全員勝利の完璧な結果を挙げた。あとは最終節で勝ち切るのみ。チームの結束が更に固くなるような、大きな一勝を手に入れた。

【ササモ選手への試合後インタビュー】

Q①：大将戦の振り返りをお願いします。

ササモ選手：元々「ナウマン選手」か「板橋ザンギエフ選手」に出る予定でした。結構キャラクター的にはエドがザンギエフに行けるっていう想定だったんで、まずザンギエフ戦を重点的に用意しつつ、大将だったら「ナウマン選手」っていう形で考えていて、どちらも同じぐらい練習してたんで、ちゃんと人読みも刺さりましたし、勇気を持ってとれた行動が全部いい方向に働いたんで、自分的には大満足な結果にはなりました。

Q②：「ナウマン選手」に対して用意した秘策や意識などは何かありますか？

ササモ選手：「ナウマン選手」は自分の読みを信じて、「ジャンプ攻撃」を通したり、画面端の「迅雷脚」で削ってくるスタイルの選手だと思っているので、2BATTLE目の最終局面で「しゃがみ中キック」から「迅雷脚」をしてくるだろうと思って「ドライブインパクト」を狙ったりだとか、「対空攻撃」も基本的に落とせていて、結構そこの人読みは刺さってたかなって思いました。

Q③：昨年の自分から成長したなと思うことはありますか？

ササモ選手：コーチがついていろんなことを教えてくれてるのが大きいんですけど、去年は練習内容だったりとか、試合内容だったりとかに後悔があって、自分を出し切れなかった感じがすごいしてて。今回はできる限り後悔をしないように、頑張れる範囲で頑張ろうっていうのを意識してたんで、より一層魂を込めて取り組めているというか。その上で緊張もありつつ、ファンの皆様の期待だったりとか、去年に比べて見てくださってる人も増えてるので、かっこいい姿を見せたいなという風に思えるのが今一番大きい力の源みたいになってるんですけど、そこに対する意識がと変わったかなと思います。去年はリーグに出てるのが夢見心地みたいな感じだったんですけど、今回はちゃんとプロ選手としての自覚を持って去年以上に頑張れてるのかなと思います。

Q④：今日の40ポイント獲得でかなりプレイオフに近づいた状況ですが、率直なご感想をお聞かせください。

ササモ選手：元々40ポイント取ろうっていう話はしてたんですけど、取ろうといって取れるような甘い世界ではないので。前半もっと勝てればなという葛藤もありながら、前回負けた大将戦を任されたので、心中ヒヤヒヤものだったんですけど、「ヤナイ選手」も応援してくれて、「翔選手」と「cosa選手」は危なげなく勝ってくれて、あとは俺が頑張るだけといい意味で割り切れたので、本当に嬉しかったです。

Q⑤：ファンの方たちに一言いただいてもよろしいですか？

ササモ選手：プレイオフ進出を目指して最後の1節、頑張っていきます。最後まで応援よろしくお願いします。頑張ります。

MATCH3：【AWAY】Saishunkan Sol 熊本 vs 忍ism Gaming【HOME】

■先鋒戦：× ひぐち選手(ガイル)(クラシック) vs ジョニィ選手(マリーザ)(クラシック)　〇

今節まで全勝をキープする「ひぐち選手」に対し、第4節ぶりの登場となる「ジョニィ選手」が挑んだ先鋒戦。試合の立ち上がりは、「ひぐち選手」が危なげない形で第1BATTLEを先取。しかし、「ジョニィ選手」はインターバル後の第2BATTLEから徐々に主導権を握り、BATTLEを取り返すことに成功した。そして、迎えた最終第3BATTLEでは、「ジョニィ選手」が圧倒的な内容で試合を支配し、見事な逆転勝利を収めた。「ジョニィ選手」は今シーズン初勝利を挙げると同時に、チームに勢いをもたらす貴重な10ポイントをもたらした。

■中堅戦：〇ふ～ど選手(エド)(クラシック) vs ももち選手(エド)(クラシック) ×

「ももち選手」がミラーマッチを仕掛ける形となった中堅戦。

序盤からじりじりとした地上戦が続く中、見事なリーサルコンボの判断を見せた「ふ～ど選手」が先制に成功。続くBATTLEでも接戦が繰り広げられる中、要所で読み合いの強さを発揮した「ふ～ど選手」が試合を優勢に進めた。「ももち選手」は何とか逆転の糸口を探ろうとするも、最後まで「ふ～ど選手」を崩すには至らず、そのまま「ふ～ど選手」がストレートで中堅戦を勝利する運びとなった。獲得ポイント10-10で勝負の行方は大将戦へと託された。

■大将戦：〇ウメハラ選手(豪鬼)(クラシック) vs ヤマグチ選手(エド)(クラシック) ×

プレイオフ進出に向け、両チームの命運を握る重要な一戦。試合は高精度な対空技と大胆な攻めで試合をコントロールした「ヤマグチ選手」が2BATTLEを連取して一気にマッチポイントを握る展開となった。万事休すと見られた「ウメハラ選手」だったが、驚異的な粘り強さを発揮。「しゃがみ強キック」や「無敵技暴れ」を的確にヒットさせ、「百鬼襲」で相手の防御を揺さぶる攻めを展開し、2BATTLEを連続で取り返すことに成功した。フルセットフルラウンドにまでもつれ込んだ大将戦の結末は、「ヤマグチ選手」の勝負の一手「無敵技暴れ」を見事に読み切った「ウメハラ選手」が反撃で大ダメージを与え、「豪波動拳」での削りダメージによってフィニッシュを決めた。チームの運命を背負う重要な一戦で、「ウメハラ選手」が見事な大逆転劇を演じて見せた。

「ふ～ど選手」と「ウメハラ選手」の活躍により、「Saishunkan Sol 熊本」は30ポイントを獲得。プレイオフ進出争いで大きな一歩を踏み出した。最終節での更なる躍進に期待が集まる結果となった。

【ウメハラ選手への試合後インタビュー】

Q①：どういった意識で大将戦に臨んだのか、振り返りをお願いします。

ウメハラ選手：「ヤマグチ選手」の以前のリーグ戦の試合、豪鬼戦も見たんですけど、その通りに来ない可能性も想定しながら、こう来たらこうしようというのも想定しながらずっとリプレイを見て、まだ自分でも対策しきれてない部分があるので、気になったところをトレーニングモードで練習しました。

オーダーは結局「ひぐち選手」に誰が行くかというところまで見届けないと、予想が立てられなかったですが、「ひぐち選手」に「ジョニィ選手」が来たら自分には「ヤマグチ選手」だなというのが、自分たちの予想ではありますが、ほぼ確定だったので、先鋒戦のオーダーを見た瞬間に、「ごめん、もう俺試合見ないから」という話をして、自分の世界にこもりましたね。

Q②：チームの命運を握る大将戦でしたが、どういう感情で臨まれたんでしょうか。

ウメハラ選手：緊張感はもちろんあったんですけど、本当に踏ん張らないとダメだなという時は腹括れるタイプなんで、強いチームだけど、ここは自分が行くのがベストだというのは、自分自身でも理解したし、納得できたことだったんで、もう腹括って全力尽くそうっていう。

なまじチームが強いから、何かいまいち多分その覚悟もふわふわしてたのかなっていう気もしたんですけども、そうも言ってられない状況で。リーグ戦も佳境に入ってこの戦いを迎えたので。精神的な意味では相当、前半ずっと頑張ってきましたけど、今日は覚悟が違う日だったかもしれないですね。

Q③：2BATTLE先取された状態でインターバルを取られたと思いますが、その心境と、インターバルでチームメイトからどのようなアドバイスをもらったかを教えてください。

ウメハラ選手：アドバイスで言うと、下がり気味に戦うことで、「ヤマグチ選手」がすごい攻めてきて、結果として負けちゃってるから、もうちょっと前に出た方がいいというアドバイスがあったので、微調整ですけど、前に出るようにはしましたね。

先行された時の心境は、1試合負ける度にインターバルを使わせてもらって、チームメイトも何をアドバイスしていいのか困った様子で、厳しいムードではあったんですけど、こういう展開は予想してたんですよ。「ヤマグチ選手」も強いんで、そうなった時に、最後まで折れずに強い気持ちでやろうと事前に強く決めていたので。周りはもう難しいかなっていうムードでしたけど、自分だけは想定してたし、最後まで頑張ろうという感じでしたね。

Q④：残り1節になりましたが、今年のリーグの全体的な感想としてはいかがでしたか？

ウメハラ選手：強いチームだなと思いますね。今までSFリーグで、ここまで自分が出なくてもいい試合があるっていうのが初めてで。自分はキャラ変えたばかりで、あんまり仕上がりが早いタイプでもないんで、前半はちょっと負担大きくなると思うんだけど、頑張るからちょっと待っててくれっていう、それが一応期限が11月だったんで、そういう意味で約束は守った形にはなったと思うんですけど。強いチームだと思います。

Q⑤：ファンの方たちに一言いただいてもよろしいですか？

ウメハラ選手：すごい強いチームなんですけど、「ひぐち選手」に大きな負担をかけていたというか、「ひぐち選手」様様っていうチームでここまでこれました。今回初めて「ひぐち選手」が負けてしまいましたが、その分自分も戦力として加われるようになってきたなと思うんで、完成した「Saishunkan Sol 熊本」を応援してください。プレイオフ行きたいと思います。よろしくお願いします。