「YON FES 2026」10周年アニバーサリーイヤー。続けること、一緒に歳をとること。DAY2

初日の豪雨が嘘みたいな快晴のYON FES 2日目、6月21日は04 Limited Sazabys、BLUE ENCOUNT、EVERLONG、go!go!vanillas、Maki、muque、My Hair is Bad、Survive Said The Prophet、キュウソネコカミ、ハク。、マキシマム ザ ホルモンが出演。雨が上がりギラギラした太陽と共に豪華ラインナップが10周年イヤーを彩った。

2日目のトップを飾ったのはキュウソネコカミ。朝っぱらからみんなで手を振ってヘンテコな動きで踊ってYON FESを心の底からぶち上げる。10年経てば変わることも変わらないこともあって、キュウソネコカミだって、フォーリミだって、何も変わらないようできっと変わってきたのだろう。だからバンドって面白い。若い頃は40代で死んでもいいって思っていたけど、今はなるべく長く生きたいもん。そしてなんだかんだ何も変わっていないキュウソネコカミ。ヤンキーよりも、時の流れと共にサングラスを装着したアヒルよりも、恥も外聞も捨ててバカ騒ぎするキュウソネコカミがこわい。だってこんなの無敵だから。

YON FESに9年ぶりに帰還したEVERLONG。いきなり「POPダイバー」で始まったのも、いやそもそも「POPダイバー」をライブでやるのも、フォーリミとの関係性があってこそ。結成当初はメロディックパンクを軸にフォーリミと共に活動していたEVERLONG。あれから長くて永い時間が経って、正解のない世界の中で僕らは少しずつ透明になってきた。「正直この9年間、辛いことばかりだった。でもそんな日があったから、今日みたいな日を幸せに感じられる」と語るみっちゃん。透明な日々に色を付けるように、深く深呼吸をして丁寧に歌うEVERLONGの人生讃歌。それはまるでみんなで幸せになるための約束のような時間だった。

見渡す限りの青い空の下、不意打ち「monolith」極上ロックンロールカヴァーでYON FESを撃ち抜いたgo!go!vanillas。しっかり掴んだらもう離さない、「平成ペイン」「来来来」とモリコロパークにロックンロールをお見舞いすると、さらに牧がオーディエンスに飛び込み、ワンショットでオーバーキルな攻めまくりバニラズでゴーゴーだ。伊達にヨンフェス出演回数第3位じゃないぜ。「でも1位を目指している」とハングリーなgo!go!vanillasだから、全部巻き込んで、ビッグバンみたいな衝突を起こすのだ。僕らがいつまでだってガキでいられるのもgo!go!vanillasがロックンロールし続けているからだ。

「あいっ!あいっ!」とeyeとeyeを合わせたときにドバドバ溢れるハク。の愛。初出演の「YON FES」を隅から隅まで楽しんでいるのも、フォーリミの大ファンを公言するまゆが出演者としてこの場に立っていることも、ああ、全部が愛だ。そんなハク。のライブといえば、日常の言葉や色や匂いを、オルタナティブにロマンティックにドラマティックにドキドキを起動させて言葉と音にする姿が印象的だった。YON FES初登場にして、その存在を確かに刻んだ記念日。こうやってバンドと「YON FES」の新たなストーリーの始まりを目撃できるのも「YON FES」の楽しさであるし、きっとこの先この場所で、ハク。も一緒に歳を重ねていくのだろう。

「誰かの後を追うことはやめた!やーめたッ!」と両手を広げ、他の誰でもなく、自分たちだけのロックをすること、それつまり、「マイヘアすること」を堂々宣言したMy Hair is Bad。10年目9回目の「YON FES」皆勤賞ということは、このフェスにおけるMy Hair is Badは小3。そっか、それならば、ライブ中に椎木知仁が連呼していた「サッカーしようぜ」も納得。マイヘアVS世界、大事なのは勝ちとか負けじゃ測れない価値と、大好きだけ。GENへの「誕生日おめでとうございます」のLINEに半年間既読がつかなくたってその気持ちはしっかり届いて響いたはず。

ここで「YON FES」に事件勃発。なんてこったい&どうなってんの。サポートにRxYxO(coldrain)、Teru(MY FIRST STORY)を迎えた、油そば並みの攻撃力と苺級のスイートでYON FESを狂喜乱舞させた特別仕様のSurvive Said The Prophetの破壊力。そしてそんな大事件が起きるのがYON FESなのだ。モリコロパークに大きなサークルを作り指先ひとつで大回転させる魔導士のようないでたちで、それでいてハッピーヴァイブスをまき散らすのだから、サバプロというバンドは奥が深い。今日の「YON FES」で見たこと聞いたことが、きっとこの後のSNSを騒がしているはずだ。

よく「太陽みたいなバンド」だと言われるBLUE ENCOUNT。誰かを照らし続けたその太陽にも葛藤があり、苦悩し、それを破壊しようと7年ぶりに挑んだYON FES。印象的だったのは、田邊駿一の激白ともいえるMC。ライブをしていく中で、田邊自身が悩みながら何かに気付き「バンドマンとしてやってきたことが間違いなんかじゃない」という答えに辿り着くまでの流れ。そこに辿り着いたのは、放った光がBLUE ENCOUNT自身に跳ね返ってきたから。田邊にとって、僕らにとって、この日の「もっと光を」はきっと一生忘れることのない光そのものであった。

衝撃に次ぐ衝撃。ポップスもロックもダンスミュージックも、全部まとめてひとつの名前をつけるならば、muqueと呼ぶのかもしれない。それくらいにジャンルレスでノーボーダー。ステージに現れるやいなや「カーニバル」とフォーリミ「soup」のマッシュアップ。あんなのくらったら、リハといえど居ても立っても居られなくなる。Asakuraの「音楽の自由を知ってもらえたら嬉しい」というその言葉をそのまま体現したかのような音楽とライブにステージ脇のGENもリズムを取りながら、その音楽ラバーっぷりを覗かせている。音楽ってこんなにも自由でハッピーでピースなんだ。衝撃度、余裕で100超え。そしてその衝撃はきっと天井知らず。

2018年以来、8年ぶりの「YON FES」出演となったマキシマム ザ ホルモン。昨夜の豪雨が嘘みたいな晴天の中、「雨と平均年齢を上げにきました!」と初っ端からホルモン節全開。前回出演の2018年を振り返り「あの頃はハク。もmuqueも結成されていなかったから、実質うちらが一番若い」という言ったもん勝ち発言も飛び出すが、それもあながち間違いではなく、神龍に若返り&永遠のパワーを叶えてもらったんじゃないかと疑わざるを得ないTHEY ARE中坊感。ダイスケはんの「好きすぎて四!」に心拍数もギトギト上昇。いつだってムーブメントとカルチャーを丸呑みして吐き出すマキシマム ザ ホルモンが好きすぎて麺!

「from Party’z」を掲げるMakiのホームは、「名古屋」ではなくライブハウス。「この3人が立ったらどこでもライブハウス」だと語る山本響の言う通り、「YON FES」のステージに立つMakiの目の前に広がった景色はまさに彼らのホームであるParty’zそのもの。その情景こそがMakiの憧憬。その場所を全身全霊で守り抜く決意のLAND STAGEトリ。「Lucky」で肩を組んだオーディエンスの姿を、「YON FES」で、フォーリミの直前に観ることができたのは、Makiにとって、名古屋のライブハウスシーンにとって、この日、きっと「YON FES」に来ているだろう若いバンドマンにとって、希望でしかない。

大トリとして10年目の「YON FES」を締めくくった04 Limited Sazabys。フォーリミにとって、仲間のバンドマンにとって、フォーリミを支えるスタッフにとって、そして僕らにとって、10年かけて守るべき場所になり、帰る場所となった「YON FES」。その場所に毎年かっこいいバンドが集まり、ひとつひとつ重ねてきた10年分の足跡が一気にフラッシュバックする。この物語が永遠に続きますように。「YON FES」がいつまでも愛で溢れますように。その繋いだ手を離さないように「magnet」から始まった最終日のフォーリミ。今日の日のことを、この10年間を、忘れないように無くさないように噛みしめる。

ガンガンいこうぜモードで畳みかける「knife」「fade」「escape」に最後の力を振り絞るようにひっちゃかめっちゃかに応えるオーディエンス。観客だって一緒に「YON FES」を作ってきたんだ。「かっこいいバンドばかりで、主催者のセンスが素晴らしい」と自画自賛のGEN。でもその通りなのよ。毎年これだけのアーティストが「YON FES」に集まって、それが10年続いていることって、全くもって当たり前じゃないから。「この時間が永久に続きますように」と披露した「hello」での大合唱が響く「YON FES」が本当に大好きだ。




GENが言っていたように、「YON FES」と僕らはこの10年、一緒に歳を取ってきた。そして会場で何度も目にした子供たちの存在。そうやってまた新しい物語も「YON FES」で始まっていて、僕らは同じ時代を生きている。「ハウルの動く城」の「守らなければならないものができたんだ」というセリフを引き合いに「僕が守るべきものはYON FES」とはっきりと宣言したGEN。バンドにとって目指す場所であり、戦う場所であり、その場所をフォーリミが守り続けることで、物語は続いていく。10年。今日までの日々の長さは決して消えることなく、転がって夢は続いて行くのです。まるで今この瞬間のためのような「Terminal」が「YON FES」を抱きしめる。ラストは「Keep going」。前に進むための指針、そのために必要な愛。その全部が「YON FES」にあって、だから僕らは諦めることを諦めて、足の向く方角へ今日も進むのです。アンコールでは「monolith」、そして「758」と、名古屋という街にフォーリミが築いてきたユニティを叩きつけて10年目の「YON FES」に幕を下ろした。そして物語は11年目へと続く。

●公演概要
YON FES 2026
【日時】2026年6月20日(土)21日(日)
【時間】 開場9:30 開演11:00 終演19:00 (各日共通予定)
【会場】モリコロパーク(愛・地球博記念公園)
【出演アーティスト】
6/20(土):04 Limited Sazabys / ELLEGARDEN / Fear, and Loathing in Las Vegas / Fire EX. / KOTORI / OKAMOTO'S / SHANK / THE BOYS&GIRLS / the cabs / THE ORAL CIGARETTES / ハルカミライ
6/21(日):04 Limited Sazabys / BLUE ENCOUNT / EVERLONG / go!go!vanillas / Maki / muque / My Hair is Bad / Survive Said The Prophet /
キュウソネコカミ / ハク。 / マキシマム ザ ホルモン
【HP】 https://yonfes.nagoya/feature/2026
【X】@yon_fes ( https://x.com/yon_fes ) #ヨンフェス
【公式プレイリスト】https://04ls.lnk.to/yonfes2026
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【主催者プロフィール】
04 Limited Sazabys (フォーリミテッドサザビーズ)
2008年名古屋にて結成の4 ピースロックバンド。
GEN(B, Vo)、HIROKAZ(G)、RYU-TA(G, Cho)、KOUHEI(Dr, Cho)
Vo.GEN の少年のようなハイトーンボイスから繰り出されるグッドメロディーかつ疾走感溢れる楽曲と、
圧倒的なライブパフォーマンスは観る者の心を掴む。
2015年に1st Full Album『CAVU』をリリースしメジャー進出。2016年からは毎年、
地元・愛知県の愛・地球博記念公園(モリコロパーク)にて、バンド主催の野外ロックフェス"YON FES"を主催している。
2018年には結成10周年を迎え、東名阪アリーナツアーを敢行。
2019年にさいたまスーパーアリーナで単独公演"YON EXPO"を初開催。
2022年10月に4th Full Album『Harvest』をリリースし、全36公演の全国ツアーを開催。
2023年にはバンド結成15周年を記念し、日本武道館ワンマンライブを開催。
2024年1月から当日開演までゲストが明かされないツアー「MYSTERY TOUR 2024」を敢行。
2025年1月にEP『MOON』をリリース。11月にはTOYOTA ARENA TOKYOにてアリーナ単独公演"YON EXPO'25"を開催。
2026年04月04日(土)のフォーリミの日に、初の野外フリーライブを豊橋にて開催。6月20日(土)21日(日)には"YON FES 2026"を主催。
HP:https://www.04limitedsazabys.com
X:https://twitter.com/04LS_nagoya
Instagram:https://www.instagram.com/04limitedsazabys_official/
YouTube:https://www.youtube.com/user/04LimitedSazabys
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Official FC「YON TOWN」:https://sp.04limitedsazabys.com/
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