星空保護区認定を目指す福井県大野市に光害に配慮した照明約300台を導入
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下:当社)は、福井県大野市が星空保護区認定を目指す南六呂師区に、光害(※1)に配慮した照明約300台を導入しました。導入完了に際し、2023年3月30日に福井県大野市で関係者や地域住民向けの点灯式が実施されました。
福井県大野市は、福井工業大学と平成30年度に相互連携協定を締結し、星空保護区認定に向けた取り組みを進めています。星空保護区認定は、国際ダークスカイ協会(以下:IDA)が行う制度で、地域特性ごとに5つのカテゴリーに分かれており、福井県大野市では「アーバン・ナイトスカイプレイス(※2)」のカテゴリーで、2023年8月に認定を受けることを目指しています。
当社は、IDAの認証基準である上方光束率0%、色温度3000K以下の基準をクリアし、IDA認証を取得した防犯灯や道路灯を展開しています。福井県大野市では、2020年10月に防犯灯の試験設置を行い、光漏れのない照明が地域住民の生活に適切な明るさを提供することを確認しました。以降、IDA認証を取得した防犯灯や道路灯を南六呂師区に約90台順次導入してきました。
また、当社はIDA認証を取得した製品以外にも、上方光束を抑えた照明器具も多数展開しています。道路灯や防犯灯以外にも、南六呂師区の施設の軒下などの照明を、福井県大野市と福井工業大学と連携して選定し、光害に配慮したものに置き換えを行いました。これにより、地域一帯全体に光害対策に配慮した照明環境を実現しています。
当社は今後も、独自の技術でこれまでにない照明器具の開発を進め、上質な空間価値の実現に貢献していきます。
※1:照明などの過剰な光により悪影響が生じること。夜空が明るくなり星が見えにくくなることや、動植物への悪影響、近隣住宅に住む人の睡眠の阻害など。
※2:近隣の明るい都市の影響を受けながらも、暗い夜間環境を保護推進するための優れた取組を行っている地域が対象のカテゴリー。光害に配慮した質の高い照明利用の模範となり、その普及を促すと共に、都市の人々が星空を楽しむ場所を提供することを目的としている。
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