パナソニック京都ビル リニューアルでZEB Readyを達成 既存設備のリニューアルで、一次エネルギー消費量(BEI値)0.47を実現
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下、パナソニック)は、既存建物のZEB化リニューアルのモデルとして、2023年4月にパナソニック京都ビルのZEB化リニューアルを実施しました。建物躯体の外皮改修をしない設備改修と運転制御で、再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量(BEI値(※1))0.47を実現。
基準一次エネルギー消費量から50%以上の省エネルギーを示すZEB Readyを達成しました。また、ソーラーカーポートを追加し、V2X(Vehicle-to-Everything)システムと組み合わせることで、クリーンエネルギーによるレジリエンス強化を実施。既存太陽光発電システムとの組み合わせで、全体のBEI値0.42を達成しました。現在、政府目標として2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比46%削減、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロが掲げられております。パナソニックとしても、大幅な省エネルギー化を実現する最先端の建築物であるZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の理解促進や導入推進に向けた取組みを進めています。2019年には、建築主(オーナー)に対する業務支援(建築・設備の設計・施工・コンサル等)を行うZEBプランナーの資格を取得し、既に8件名のZEB化に貢献しています。また、2022年9月には、大阪府との既存建物のZEB化連携推進協定を結び、ZEB化可能性調査を大阪府で10件、全国では39件実施。パナソニックの持つ省エネ製品とコンサルティングを通じて、脱炭素社会に貢献しています。
今回、改修した京都ビルは、「創エネ」「省エネ」「エネマネ」のエネルギーソリューションを取り入れた環境配慮ビルとして、2011年に建設されました。今回の改修では事前に「ZEB化可能性調査」を実施し、一次エネルギー消費量(BEI値)を基準まで下げられると判断。大掛かりな躯体工事を行わず、省エネ性能に優れた設備のリニューアルでエネルギー消費量を大きく減らし、通常改修と同等のコストでZEB化を達成しました。改修では、高効率の空調設備やLED照明を導入しました。加えて、照明設計においては、パナソニック独自の空間の明るさ感指標“Feu”を活用し、従来の750 lx設計を500 lxまで抑えることで、通常の器具置き換え以上の一次エネルギー消費量を削減。また、空調では、ZEB対応の高COP空調機の導入やファン動力のダウンサイジングで一次エネルギー消費量を削減。加えてクラウド上で運転効率をAIが分析して自動制御を実施するHVAC CLOUDも導入しました。
パナソニックは、省エネ製品の開発、製造、販売だけでなく、2019年のZEBプランナー登録以降蓄積した様々なノウハウを活用することで、ZEB実現に向けたトータルサポートをしていきます。
<主な特長>
1. 建物躯体の外皮改修をしない設備改修と運転制御で、BEI値0.47を実現し、ZEB Readyを達成
2. 空調と照明の総合力提案により、各項目で通常の設備更新以上の省エネ効果を実現
3. ソーラーカーポートとV2Xを組み合わせた、クリーンエネルギーによるレジリエンスを強化
※1 エネルギー消費性能計算プログラムに基づく、基準建築物と比較した時の設計建築物の一次エネルギー消費量の比率のこと。
再生可能エネルギーを除きBEI≦0.50の場合にZEBを達成したと判定される。
【お問い合わせ先】
エレクトリックワークス社 マーケティング本部 綜合営業企画 電材営業開発G
電話:06-6908-1131(代表 受付9:00~17:30)
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]パナソニック京都ビル リニューアルでZEB Readyを達成 既存設備のリニューアルで、一次エネルギー消費量(BEI値)0.47を実現(2023年5月9日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn230509-1
<関連情報>
・空間ソリューション ホームページ
https://www2.panasonic.biz/jp/solution/office/
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