MISIAがミュージシャンらと鳴らす“SOUL JAZZ” ツアーファイナルの熱いパフォーマンスに魂が震える!WOWOWで11/9オンエア!
そんなグローバルな知性と音楽への熱情を併せ持つMISIAが、ここ数年開催している「SOUL JAZZ」。その最新ツアーのファイナルがZepp Nambaで開催され、詰めかけたオーディエンスを魅了した。
芳醇なブラス隊と程よい緊張感を携えたバンドが絡み合うサウンドに、観客もいつしか手拍子で応えていた。そこへ、世界的トランぺッターで、「SOUL JAZZ」ツアーに欠かせない黒田卓也のソロが鳴り響く…。その音色を呼び水に、まろやかにループするグルーヴが印象的な「BELIEVE」へとなだれ込み、ライブの火ぶたは切って落とされた。
ファンキーで心弾む「LADY FUNKY」で、このツアーのために集った先鋭ミュージシャンを紹介。トランペットでは華麗で雄弁な黒田だが、MCとなると別もののよう。話し始めは、オーディエンスの予想を超える熱狂に圧倒され、照れ笑いするばかり。孤高のミュージシャンの普段は見られない素顔が垣間見れるのもライブの醍醐味だろう。和やかなムードで距離の近さを感じたかと思えば、各ミュージシャンが本領を発揮するテクニカルなソロパートでは、観客は惜しみない拍手と歓声が贈る。こんな有機的なあったかさに溢れていることもまた、「SOUL JAZZ」ライブの魅力となっている。
ライブの中盤、NHK「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」テーマソングで、8月に開催された第7回アフリカ会議(TICAD7)のイメージソング「AMAZING LIFE」の歌唱は、まさに圧巻のひと言だった。
後半も、ライブで特に人気の高いナンバーが次々に披露された。むせび泣くようなトランペットの音色と、MISIAのハミングが重なり、幻想的な空間を創り出した「オルフェンズの涙」。サビで大合唱が起きた「陽のあたる場所」などを、「SOUL JAZZ」スペシャルアレンジで聴けることもまた、このツアーならではの楽しみだ。
「歌おう!みんな、一緒に」と呼びかけたラストの「MAWAE MAWARE」では、観客全員が全力で叫び、タオルを振り回し、笑顔を分かち合った。興奮冷めやらぬまま、熱烈なアンコールに誘われて再登壇したMISIA。心がじんわりと温まる大ヒットバラード「アイノカタチ」で、ファイナルは大団円を迎えた。…かに思えたが、そこでサプライズが待っていた。2020年1月から2月にかけて「SOUL JAZZ」がバージョンアップし、アリーナツアー「MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET &TENDER」として開催されるというではないか。
力強くも繊細で優しい歌声や、ち密かつ生々しい極上のサウンドまでを肌で感じられるライブ映像でどっぷりと追体験して、その日に備えたいものだ。
(文:橘川有子)
■■■WOWOW番組情報■■■
MISIA SOUL JAZZ SWEET & TENDER
11/9(土)夜8:00[WOWOWプライム]
収録日・収録場所:2019年9月18日/大阪 Zepp Namba
番組サイト https://www.wowow.co.jp/misia/
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