KAN&秦 基博が音楽的トークと特別セッションを披露!「楽演祭EXTRA」大阪初開催
別冊カドカワ(KADOKAWA)×近畿大学×ACPC(コンサートプロモーターズ協会)の共同による、〝エデュテインメント(エンタテインメント+エデュケーション<教育> )〟を通じて〝音楽の楽しさ〟を体感できるライブ・イベント「楽演祭」EXTRAが、2018年11月6日(火)に近畿大学東大阪キャンパス内 11月ホールで開催されました。
エンタテインメントとエデュケーション(教育)を融合させ、音楽の楽しさを学びながら体感できるイベント「楽演祭EXTRA」が、11月6日(火)に近畿大学東大阪キャンパス「11月ホール」にて開催された。稀代のメロディーメーカーと称されるKANと秦 基博の楽曲制作の秘密などの音楽的なトークと貴重なセッションライブが披露され、普段とは一味違うライブイベントに会場は大いに盛り上がった。
満員の観客の前に登場したKANと秦。なぜかお互いの自己紹介を始めるなど、2人のマイペースな進行に早速笑いが起こる。まず2人は、近畿大学および付属高校の在学生から寄せられた音楽に関しての疑問(題して「みどりのピンクカード」)に答えていくことに。最初の質問は「コード進行とは何か?」。これに対し、KANはピアノ、秦はギターを弾きながら解説。スクリーンには2人の手元や楽譜が映し出され、観客は説明に聞き入っていた。
コードを構成する音の組み合わせによって響きが違うことをさらにわかりやすく伝えるために、秦がKANの弾くコードに合わせて顔で表現すると会場から笑いが。またKANが指示するコードをひとつひとつ秦が鳴らしていくと、いつのまにか海援隊の「母に捧げるバラード」の循環コードができあがり、KANによる武田鉄矢の語りのモノマネから始まった2人の熱唱に会場は大爆笑。続いて秦も「若い世代の方にもなじみのある曲を」とKANにいくつかのコードを示すと、それに合わせて歌い出したのはDA PUMPの「U.S.A.」。最後はしっかり2人でキメポーズも。両者のわかりやすいコード進行の解説に笑いとともに感嘆の拍手が起こった。
続いての質問は「歌詞について」。歌詞をいつどこで書いているのかという話題になり、秦は朝の喫茶店と回答。それを聞いたKANは「絶対無理。一行も書けない」と話し、自身は夜のバーで書いていることを明かす。さらに秦は自身の曲「スミレ」の歌詞の秘密を公開。Aメロのフレーズの語尾の母音を統一し、韻を踏んでいることを作詞の過程も交えながら解説した。これを聞いていたKANは負けじと、自身のナンバー「ポカポカの日曜日がいちばん寂しい」が秦のフレーズごとに対し、自分は一行丸ごと韻を踏んでいると対抗。秦と一緒に歌いながら、歌詞へのこだわりや作詞の秘密を語った。
音楽トークが終わるとライブパートに。まずKANが「よければ一緒に」のメロディーに隠された秘密を明かす。同じメロディーを繰り返す曲だが、コード進行が微妙に変わっていくと演奏しながら説明。「同じ曲だと演奏する側が飽きて、それが観客にも伝わる」と自身の考えも交えた。しかし、コード進行がどんどん変わっていくため、楽譜にするとかなりのボリュームになると自虐的に明かすと会場から笑いが。
最後は、ライブパートの序盤でコード進行の仕組みの説明があったKANの「よければ一緒に」を秦と2人で。スタッフから譜面を渡されると、そのあまりの長さに秦は愕然。結局、譜面台を4台並べ、さらに曲の後半にも歌う箇所があるため、離れた位置にもう一本マイクスタンドを立てて曲の進行に合わせて移動しながら演奏することに。最後は観客も一緒になって歌い、ハッピーな雰囲気の中、イベントは幕を閉じた。
セッションについて聞くと、KANは「大変な緊張感でした。『スミレ』は初めて演奏、『アイ』もひとつのミスが許されなかった」と振り返る。秦も「(KANと)2人だけでの演奏という機会はなかなかなかったので、すごく楽しかったです」と笑顔で話してくれた。
■「楽演祭」
HP:https://gakuensai-betsukado.com
※小説家・万城目学さんによる『楽演祭EXTRAライブレポート』が後日「楽演祭ホームページ」に掲載されます。ご期待ください。
稀代のメロディーメーカーと称されるKANと秦 基博がコラボ! 撮影/土屋 拓
満員の観客の前に登場したKANと秦。なぜかお互いの自己紹介を始めるなど、2人のマイペースな進行に早速笑いが起こる。まず2人は、近畿大学および付属高校の在学生から寄せられた音楽に関しての疑問(題して「みどりのピンクカード」)に答えていくことに。最初の質問は「コード進行とは何か?」。これに対し、KANはピアノ、秦はギターを弾きながら解説。スクリーンには2人の手元や楽譜が映し出され、観客は説明に聞き入っていた。
コードを構成する音の組み合わせによって響きが違うことをさらにわかりやすく伝えるために、秦がKANの弾くコードに合わせて顔で表現すると会場から笑いが。またKANが指示するコードをひとつひとつ秦が鳴らしていくと、いつのまにか海援隊の「母に捧げるバラード」の循環コードができあがり、KANによる武田鉄矢の語りのモノマネから始まった2人の熱唱に会場は大爆笑。続いて秦も「若い世代の方にもなじみのある曲を」とKANにいくつかのコードを示すと、それに合わせて歌い出したのはDA PUMPの「U.S.A.」。最後はしっかり2人でキメポーズも。両者のわかりやすいコード進行の解説に笑いとともに感嘆の拍手が起こった。
続いての質問は「歌詞について」。歌詞をいつどこで書いているのかという話題になり、秦は朝の喫茶店と回答。それを聞いたKANは「絶対無理。一行も書けない」と話し、自身は夜のバーで書いていることを明かす。さらに秦は自身の曲「スミレ」の歌詞の秘密を公開。Aメロのフレーズの語尾の母音を統一し、韻を踏んでいることを作詞の過程も交えながら解説した。これを聞いていたKANは負けじと、自身のナンバー「ポカポカの日曜日がいちばん寂しい」が秦のフレーズごとに対し、自分は一行丸ごと韻を踏んでいると対抗。秦と一緒に歌いながら、歌詞へのこだわりや作詞の秘密を語った。
秦 基博は「スミレ」の歌詞誕生の秘話を明かす 撮影/土屋 拓
音楽トークが終わるとライブパートに。まずKANが「よければ一緒に」のメロディーに隠された秘密を明かす。同じメロディーを繰り返す曲だが、コード進行が微妙に変わっていくと演奏しながら説明。「同じ曲だと演奏する側が飽きて、それが観客にも伝わる」と自身の考えも交えた。しかし、コード進行がどんどん変わっていくため、楽譜にするとかなりのボリュームになると自虐的に明かすと会場から笑いが。
弾けるピアノ演奏で観客を魅了するKAN 撮影/土屋 拓
KANの名曲「まゆみ」をセッション 撮影/土屋 拓
秦 基博はアップテンポなナンバー「スミレ」でダンスをレクチャーし、会場を盛り上げた 撮影/土屋 拓
最後は、ライブパートの序盤でコード進行の仕組みの説明があったKANの「よければ一緒に」を秦と2人で。スタッフから譜面を渡されると、そのあまりの長さに秦は愕然。結局、譜面台を4台並べ、さらに曲の後半にも歌う箇所があるため、離れた位置にもう一本マイクスタンドを立てて曲の進行に合わせて移動しながら演奏することに。最後は観客も一緒になって歌い、ハッピーな雰囲気の中、イベントは幕を閉じた。
この日だけの特別セッションに観客も大いに盛り上がった 撮影/土屋 拓
セッションについて聞くと、KANは「大変な緊張感でした。『スミレ』は初めて演奏、『アイ』もひとつのミスが許されなかった」と振り返る。秦も「(KANと)2人だけでの演奏という機会はなかなかなかったので、すごく楽しかったです」と笑顔で話してくれた。
ライブ終了後、観客からの大きな拍手に感謝を述べるKANと秦 基博 撮影/土屋 拓
■「楽演祭」
HP:https://gakuensai-betsukado.com
※小説家・万城目学さんによる『楽演祭EXTRAライブレポート』が後日「楽演祭ホームページ」に掲載されます。ご期待ください。
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