パナソニック「マイスターズウッド」の家具製作トライアルを実施
パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社(代表取締役社長:山田 昌司 大阪府門真市、以下:当社)は飛驒産業株式会社(代表取締役社長:岡田 明子 岐阜県高山市、以下:飛驒産業)および株式会社 柿下木材工業所(代表取締役社長:柿下 孝司 岐阜県高山市、以下:柿下木材)と協力し、当社独自の「マイスターズウッド」の木質エイジング技術を使った家具製作のトライアルを実施します。
・トライアル紹介ページ https://bit.ly/panasonic_interior_049
■「マイスターズウッド」とは
インテリア材としてのデザイン・意匠性に答えられるように、木材が持つ本来の美しさを引き出した当社木材です。それを支えるための主たる技術が「木質エイジング技術」になります。
■トライアルの目的と実施事項
このたび長年培ってきた当社独自の木質エイジング技術を住宅建材以外での活用の可能性について飛騨地域の家具メーカーへヒアリングを実施。家具製作のトライアルへの賛同を得ました。2023年10月21日〜25日に開催される「飛騨の家具(R)フェスティバル」にトライアル家具を出品。来場者へのヒアリングを実施し、当社エイジング処理木材の家具用材としての可能性を広げていきます。
■トライアル家具
エイジング処理を施した当社オリジナルの「マイスターズウッド」木材を用いて下記の家具を試作。
・椅子・テーブル(飛驒産業製:穂高シリーズ)
・照明(柿下木材製:ニドシリーズ・ティーポスタンド・ホープラススタンド・フォーレペンダント)
■協力家具メーカー
飛驒産業株式会社 https://hidasangyo.com/
1920年に飛騨高山で創業した木工家具メーカー。2020年に創業100周年を迎え、「匠の心と技をもって飛騨を木工の聖地にする」という志(企業ビジョン)を掲げ、4つの価値観(人を想う・時を継ぐ・技を磨く・森と歩む)に基づく事業を展開しています。
株式会社 柿下木材工業所 https://moare.jp/
木工家具の産地である飛騨高山において半世紀のあいだ木製照明作りに従事。2007年には木製照明のオリジナルブランド【モアレ】を立上げ。飛騨の匠の伝統の心と技を受け継ぎ、天然木の暖かさと明かりの美しさを融合させた心地よさを大切にした照明器具を提供しています。
■飛騨地域産材の利用範囲拡大への試み
製作した2つの照明(商品名:ペンダントライト「fore(フォーレ)」)および、テーブルスタンド「H+(ホープラス)」)は飛騨地域に多く分布する、ホオノキ(郷土料理「朴葉味噌」の朴)を使用しています。しかしながらまな板や刀の鞘などに伝統的に使用されている「ホオノキ材」は、心材が青緑色で辺材との色バラつきも有り、インテリア材として使用しづらい材料であることが一般的でした。今回、当社エイジング処理で色のバラつきを緩和し、全体として高級感がある黒紫色に仕上がりを実現しました。この試みは飛騨地域産材の利用拡大に貢献できる一手段になると考えており、今後地域での活用を提案していきます。なお、飛騨地域の木材活用については、株式会社 飛騨の森でクマは踊る(代表取締役:岩岡 孝太郎、松本 剛)と連携して推進しています。
株式会社 飛騨の森でクマは踊る(通称:ヒダクマ):https://hidakuma.com/
【お問い合わせ先】
建築システム事業部 先行技術・商品開発部 CWF技術開発課
06-6909-7676(代表)
全文は以下プレスリリースをご覧ください。
▼[プレスリリース]パナソニック「マイスターズウッド」の家具製作トライアルを実施(2023年10月5日)
https://news.panasonic.com/jp/press/jn231005-1
<関連情報>
・トライアル紹介ページ
https://bit.ly/panasonic_interior_049
・飛驒産業株式会社
・木製照明のモアレ|飛騨高山発のLED照明
・株式会社 飛騨の森でクマは踊る(通称:ヒダクマ)
・マイスターズ・ウッドのある暮らし | 室内ドア・フローリング・収納 | Panasonic
https://sumai.panasonic.jp/interior/meisterswood/
・飛騨高山『2023 飛騨の家具(R)フェスティバル』
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