量子鍵配送技術の利用・運用のための技術を概観できる!『量子鍵配送−基礎と活用法−』発行
インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2023年10月27日に、近代科学社Digitalレーベル(※)より、『量子鍵配送−基礎と活用法−』(監修:佐々木 雅英、編者:一般社団法人 量子ICTフォーラム 量子鍵配送技術推進委員会)を発行いたしました。
(※近代科学社Digitalとは : 近代科学社が著者とプロジェクト方式で協業する、デジタルを駆使したオンデマンド型の出版レーベルです、詳細はこちらもご覧ください https://www.kindaikagaku.co.jp/kdd/scheme/)
●書誌情報
【書名】量子鍵配送−基礎と活用法−
【監修】佐々木 雅英
【編者】一般社団法人 量子ICTフォーラム 量子鍵配送技術推進委員会
【仕様】A5判・並製・印刷版モノクロ/電子版一部カラー・本文144頁
【印刷版基準価格】2,700円(税抜)
【電子版基準価格】2,700円(税抜)
【ISBN(カバー付単行本)】978-4-7649-0669-3 C3052
【ISBN(POD)】978-4-7649- 6070-1 C3052
【商品URL】https://www.kindaikagaku.co.jp/book_list/detail/9784764960701/
●内容紹介
本書は、量子鍵配送技術の概要とその利用および運用に必要な内容をまとめたものです。
第1章では、量子鍵配送(Quantum Key Distribution:QKD)の基礎と技術開発動向を概観します。第2章では暗号技術を取り巻く現状について整理し、その上でQKDの活用法について述べます。第3章では、QKDの原理と仕組み、およびネットワークの構成法について説明し、QKDプラットフォームというサービス基盤の概念を導入します。第4章ではすでに試験運用の段階まで来ているQKDプラットフォームを活用したセキュリティアプリケーションの事例を紹介します。最後に、第5章では、将来の応用に向けた展望と課題、特に分野連携で長期的に取り組むべき課題をまとめています。
・量子鍵配送の基礎と最近の開発動向を概観
・暗号技術によるセキュリティ強化の具体例を収録
・量子鍵配送の長期的に取り組むべき今後の課題も解説
●監修者紹介
佐々木 雅英
国立研究開発法人情報通信研究機構オープンイノベーション推進本部
●編者紹介
一般社団法人量子ICTフォーラム量子鍵配送技術推進委員会
量子情報通信技術(ICT)の健全な発展を支援することを目的として、最新の研究開発成果や技術動向に関する情報交換、産学官連携と人材交流の促進、研究開発推進戦略の討議と提言を目指す団体。
●目次
第1章 QKDの基礎
1.1 量子鍵配送(QKD)の技術開発動向
1.2 QKDとは
1.3 QKDネットワークとは
1.4 QKDの標準化
第2章 暗号技術を取り巻く現状とQKDの活用法
2.1 情報通信インフラに対するセキュリティ脅威
2.2 耐量子安全性暗号
2.3 QKDの想定用途とメリット
第3章 QKDの技術的概要
3.1 暗号技術の安全性
3.2 QKDの原理と仕組み
3.3 QKDプラットフォーム
第4章 QKDを活用したセキュリティ強化の具体例
4.1 ネットワーク階層モデル
4.2 レイヤ1のセキュリティ強化
4.3 レイヤ2のセキュリティ強化
4.4 レイヤ3のセキュリティ強化
4.5 移動通信システムのセキュリティ強化
第5章 QKDの情報通信インフラへの応用
5.1 情報通信インフラのセキュリティについて
5.2 フォトニックネットワークとセキュリティ脅威
5.3 セキュアフォトニックネットワーク
5.4 ストレージネットワークへの展開
5.5 次世代多層防御セキュリティ技術に向けた今後の検討課題
付録
A.1 暗号技術の概要
A.2 BB84プロトコルで使われる4つの量子信号の状態表現
A.3 多層防御セキュリティ
A.4 次世代ネットワーク(NGN)
【近代科学社Digital】 https://www.kindaikagaku.co.jp/kdd/index.htm
近代科学社Digitalは、株式会社近代科学社が推進する21世紀型の理工系出版レーベルです。デジタルパワーを積極活用することで、オンデマンド型のスピーディで持続可能な出版モデルを提案します。
【株式会社 近代科学社】 https://www.kindaikagaku.co.jp/
株式会社近代科学社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚浩昭)は、1959年創立。
数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【お問い合わせ先】
株式会社近代科学社
TEL:03-6837-4828
電子メール: kdd-qa@kindaikagaku.co.jp
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