いよいよWOWOWで9/25(金)から放送!「大人計画 怒涛の7カ月大特集」松尾スズキにインタビューを敢行!

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大人計画ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」作・演出・監督 宮藤官九郎大人計画ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」作・演出・監督 宮藤官九郎

9月25日(金)からWOWOWで「大人計画 怒涛の7カ月大特集」が放送されるのを前に、松尾スズキにインタビューを敢行!当時の思い出や、9月に放送となる3作品の見どころなどを直撃した!


WOWOWでは9月から来年3月までに7カ月にわたって、「大人計画 怒涛の7カ月大特集」をお届け。9月は大人計画関連作と題して松尾スズキ演出の3本『大竹しのぶ×松尾スズキ「蛇よ!」作・演出 松尾スズキ』、『「農業少女」野田秀樹×松尾スズキ×多部未華子』、『松尾スズキ作・演出「マシーン日記」(2013) 鈴木杏×少路勇介×オクイシュージ×峯村リエ』を放送する。
さらに10月には、『大人計画ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」作・演出・監督 宮藤官九郎』を宮藤官九郎監督のもとで収録、オリジナル番組として放送!

WOWOWでしか見ることのできない貴重なこの特集をより楽しんでもらうためにも、松尾スズキのインタビューは必見だ!

【松尾スズキ インタビュー】

Q.「大人計画 怒涛の7カ月大特集」ときいて、率直な感想は?

すごいですね。「エロスの果て」とか「ヘブンズサイン」「生きてるし死んでるし」とか、もう俺の中でも断片しか覚えてないようなものが、良い映像で見れるんでしょ?(デジタルリマスター版で放送)
今大人計画観ている人たちとか、観たことないのが結構いっぱいあると思うんで、そういう人たちが30代の俺とかみんなを見てくれるっていうのは恥ずかしくもあるけど、面白いですね。

Q.放送される全20作品の中で印象深いものはありますか?

ファンキー(「ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~」)とかね、これで賞(第41回岸田國士戯曲賞受賞)を頂いたりしたし。この間見て、やっぱ面白いなと思って。
なつかしいですよね。みんなもう50代近くになって、彼らの20代前半の映像を見たことない人にはすごい貴重だと思うので。

Q.今回放送するのは、1996年~2017年までの21年にわたる20作品ですが、90年代と今で、演出に関して一番大きく変わったことはなんですか?

放送されるのは本多劇場での公演が多いじゃないですか?本多劇場には本多劇場の演出がありますね。仕込める美術も限られてるし。コクーンとか、スズナリだとまた違うけど。
「マシーン日記」は本多劇場の公演(2001年)と東京芸術劇場の公演(2013年)を見比べてみるのは面白いかもしれない。結構再演を重ねている作品なんですけど、芸術劇場にいってはじめて回転舞台になったので。ずっと家の外のシーンをどうするか悩んでいたのが、回せばいいんだっておもったんですよね。幕を下ろして処理するのは煮え切らなかったんで。再演を重ねていくことにはそういうことを見つけることができるっていう意味があって。そこが映画とは違うところですね。

Q.改めて再演したいものはありますか?

「サッちゃんの明日」とか、別バージョンでやってみたいですね。あと、初期のやつは話が壮大なんですよね。話が本多劇場に収まらないサイズで。それをコクーンとかでやったらどうなるのかとか。

 

写真撮影:青木司写真撮影:青木司

Q.9月に放送の3作品について、まず「蛇よ!」で印象深いことはありますか?

 

大竹さんと二人芝居をやるって、よく大竹さんも受けてくれたし、よく俺も思いついたなって。今考えると震えあがりますね。その頃って、あんまり怖いことがなかったんだなってしみじみ思います。
短期間でよくこれだけのことが思いつけたなと。大竹さんが絞り出してくれたところがあると思います。やっぱり「大竹しのぶ」とやるという緊張感から、「面白さ」と「芸術」のせめぎあいというか、不思議なものができたと思いますね。大竹さんなんでもやってくれるし。あとで聞いたら蜷川(幸雄)さんに相談してたらしいですけど。「精子の役がきたんだけどどうしよう」って(笑)。「女優なんだからやれよ!」って言われたみたいで。

 

写真撮影:引地信彦写真撮影:引地信彦

Q.「マシーン日記」はいかがですか?

パリでやったのが印象深いですよね。外国の人がみたらどう思うんだろうという一抹の不安があったんですけど、すごく受け入れてくれて。俺、海外向いてるのかな?って(笑)
フランス人に受けたっていう話があんまり日本に伝わっていないのが悔しかったんで、ぜひそこは見届けてほしいですね。

 

Q.「農業少女」はいかがですか?

 

写真撮影:引地信彦写真撮影:引地信彦

「農業少女」は元々、野田さんがおそらく僕に当て書きで書いてくれたであろう都罪(つつみ)という役で出演していて。そのあと、東京芸術劇場から、「農業少女」を松尾さんが演出しませんか?という話がきて。野田さんの作品って結構難しいから、どうかなと思ったけど、「農業少女」は比較的わかりやすいし、自分がやって一回体に入っているやつだったんで、すごく楽しくできた思い出があります。美術とかもかなりアイデアを出して、あと多部ちゃんがここから舞台やるようになって、めきめきと、賞を受賞したり、思い入れの深い舞台ですね。面白い芝居ができたなっていう印象はあります。出てる俳優もみんな個性的で面白かったですね。

 【番組情報】
大人計画 怒涛の7カ月大特集 9月は関連作
9月~2021年3月まで放送!
9月25日(金)
◆よる6:45 大竹しのぶ×松尾スズキ「蛇よ!」作・演出 松尾スズキ
◆よる8:30 「農業少女」野田秀樹×松尾スズキ×多部未華子
◆よる10:25 松尾スズキ作・演出「マシーン日記」(2013)鈴木杏×少路勇介×オクイシュージ×峯村リエ

大人計画 怒涛の7カ月大特集
10月15日(木)
よる10:00 大人計画「ファンキー!~宇宙は見える所までしかない~」 作・演出 松尾スズキ
深夜0:35 大人計画「愛の罰~生まれつきなら しかたない~」 作・演出 松尾スズキ
深夜2:50 大人計画「生きてるし死んでるし」 作・演出 松尾スズキ

大人計画ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」作・演出・監督 宮藤官九郎
10月17日(土)午後5:30
作・演出・監督:宮藤官九郎
出演:阿部サダヲ、柄本佑、宮崎吐夢、荒川良々、平岩紙、少路勇介、中井千聖、宮藤官九郎、要潤、松尾スズキ

■WOWOW公式サイト:https://www.wowow.co.jp/stage/otonakeikaku/
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業種
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本社所在地
東京都港区赤坂5-2-20 赤坂パークビル21F
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代表者名
山本 均
上場
東証プライム
資本金
50億円
設立
1984年12月