前回調査で明らかになった「訪日外国人が日本旅行中に困ったこと」の解決策を訪日旅行情報サイト「地球の歩き方GOOD LUCK TRIP」が調査
訪日旅行情報サイト「地球の歩き方GOOD LUCK TRIP」が、訪日外国人の困りごと上位3項目「Wi-Fi環境」「施設等のスタッフとのコミュニケーション」「喫煙できる場所の少なさ」の解決方法を調査。
株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 地球の歩き方(東京・品川/代表取締役社長:新井邦弘)の運営メディアである、訪日外国人向け旅行情報サイト「GOOD LUCK TRIP(好運日本行)」は、2023年6月の調査で「訪日外国人が日本旅行中に困ったこと」の上位となった3項目に関して、「訪日外国人視点で改善して欲しいこと」を調査し、2024年1月26日(金)に結果を発表。調査対象は前回と同じく、「GOOD LUCK TRIP(好運日本行)」を訪れた訪日旅行経験者で、10代~60代以上の男女946人(前回調査は891人)の回答が集まりました。
◆前回調査「訪日外国人が日本旅行中に困ったこと」の上位項目について
2023年6月に発表した「訪日外国人が日本旅行中に困ったこと」では、回答者全体891人での第1位は「Wi-Fi環境」(31.5%)。次いで2位は「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」(20.2%)でした。たばこを吸う習慣がある方に絞った237人の場合では、困ったことの第1位は「喫煙できる場所の少なさ・わかりにくさ」(44.3%)となり、この高い回答割合は複数の新聞やテレビで報道されました。
今回の新規調査では、それら3項目に関して「訪日外国人視点で改善して欲しいこと」を調査しました。
参考:2023年6月発表「訪日外国人が日本旅行中に困ったこと」
◆最も「Wi-Fi環境」を整えて欲しい場所は「宿泊施設内(ホテル、旅館など)」
「Wi-Fi環境」を改善する方法の1つは、「旅行者向けの無料Wi-Fiスポットを増設すること」です。そこで、訪日外国人の視点では、どの場所に無料Wi-Fiスポットを増設することが求められているかを調査しました。第1位は「宿泊施設内(ホテル・旅館など)」(96.2%)でほぼ全ての方が回答しました。第2位は「移動時に利用する施設内(駅、空港など)」で71.0%、第3位は「乗り物内(電車内、バス内など)」で61.6%でした。第5位の「買い物時に利用する施設内(ドラッグストア、コンビニ、百貨店など)」(50.3%)までが半数を超える回答割合となっており、回答者の2人に1人以上がWi-Fiスポットの増設を望んでいるこれらの場所は、優先した「Wi-Fi環境」の改善が求められます。
◆「施設等のスタッフとのコミュニケーション」は、翻訳ツールでは対策が不十分な可能性
「施設等のスタッフとのコミュニケーションがとれない」ことに関する解決策は、スマートフォンの翻訳アプリや小型の通訳機といった翻訳ツールの性能向上によって、翻訳ツールだけで十分ではないかという議論もあります。そこで訪日外国人の視点では、「翻訳ツールだけで十分」か、または「多言語対応できるスタッフが必須」か、2択で調査。結果、「翻訳ツールだけで十分」という回答割合は30.4%に留まり、現段階ではまだ訪日旅行中のコミュニケーションに、多言語対応できるスタッフを求めている傾向が分かりました。
◆「喫煙できる場所の少なさ・分かりにくさ」に対し、増やして欲しい喫煙所の場所などが示唆
「喫煙できる場所の少なさ・分かりにくさ」に対する解決策は、「喫煙できる場所を増やすこと」と「喫煙できる場所を分かりやすくすること」の2つが考えられます。
先ず、喫煙する習慣がある訪日外国人の視点では、どの場所に喫煙できる場所を増やして欲しいかを調査。最も多く回答を集めた場所は「宿泊施設内(ホテル、旅館など)」で96.2%でした。第2位「駅の周辺や公園などの屋外の公共スペース」(91.5%)、第3位「飲食施設内(レストラン、カフェなど)」(85.3%)、第4位「買い物施設内(ドラッグストア、コンビニ、百貨店など)」(84.8%)、第5位「移動時に利用する施設内(駅、空港など)」(76.2%)と、ここまでが過半数を超える回答割合でした。公共スペースも対象に含まれていることから、民間企業だけではなく、国や自治体も連携して対策を進めていく必要性がうかがえます。
次に、どのように喫煙できる場所を示して欲しいかを調査。「母国語で書かれた看板や案内図の設置」が71.8%、「母国語で喫煙場所が紹介されているウェブサイトの設置」が62.8%と、回答が2つの選択肢に集中する傾向となりました。母国語での看板やウェブサイトの整備が対策の優先度として高いことが分かります。
◆前回調査「日本旅行中に困ったこと」の上位項目に対し、その対策の優先度が示唆
前回調査を受けて、今回は「訪日外国人視点で改善して欲しいこと」を3項目で調査しました。調査結果から、訪日外国人から見て優先して整えて欲しい無料Wi-Fiスポットや、増やして欲しい喫煙所の場所などが示唆されました。今後、さらに多くの外国人が日本を旅行すると予想できます。日本旅行をより快適に楽しめるよう、民間企業・国・自治体などが対策すべきポイントの検討に当調査が役に立つことを願っています。
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【調査概要】
・調査対象:海外に住む10代~60代以上の訪日経験のある男女
・回答者数:946人(英語圏112人、韓国語圏105人、簡体字圏115人、繫体字圏614人)
・調査期間:2023年12月13日(水)~2023年12月25日(月)
・調査主体:訪日外国人向け多言語旅行情報サイト「地球の歩き方 GOOD LUCK TRIP」
・調査方法:インターネット調査
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■「GOOD LUCK TRIP(好運日本行)」について
「GOOD LUCK TRIP(好運日本行)」は、「地球の歩き方」が運営する訪日外国人向け多言語旅行情報サイトです。訪日旅行の本格再開に伴い拡大する外国人のニーズに応える情報発信をしています。インバウンドに対して情報発信したい企業や自治体のサポートも行っています。
「GOOD LUCK TRIP」の主な特徴
●日本全国5,000スポット以上の情報を掲載
●英語・中国語繁体字・中国語簡体字・日本語での旅行情報を多言語で発信
●一般ユーザーや公認レビュワーからの口コミ投稿も充実
▼「GOOD LUCK TRIP(好運日本行)」TOPページ
https://www.gltjp.com/(中国語繁体字版)
https://www.gltjp.com/zh-hans/(中国語簡体字版)
https://www.gltjp.com/en/(英語版)
https://www.gltjp.com/ja/(日本語版)
■株式会社地球の歩き方(Arukikata. Co., Ltd.)
https://www.arukikata.co.jp/company/
・代表取締役社長:新井 邦弘
・法人設立年月日:2020年12月1日(事業開始2021年1月1日)
・資本金:5百万円
・所在住所:〒141-8416 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・事業内容:「地球の歩き方」出版および関連事業、旅行マーケティング事業、損害保険代理店事業
■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO.,LTD.)
https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,641億円、連結子会社75社(2023年9月期)
東京証券取引所 プライム市場情報(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
学習教材などの出版・コンテンツ事業、
教科書・保育用品などの園・学校事業など
医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
認知症グループホーム事業、
保育園・学童などの子育て支援事業など
グローバル:150か国以上で活動・事業展開
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