CIFの記述方法を、具体例を挙げて解説!『詳説 ユーザビリティのための産業共通様式』発行

インプレスグループで理工学分野の専門書出版事業を手掛ける株式会社近代科学社は、2024年3月29日に、近代科学社Digitalレーベル(※)より、『詳説 ユーザビリティのための産業共通様式』(著者:福住 伸一・平沢 尚毅)を発行いたしました。
(※近代科学社Digitalとは : 近代科学社が著者とプロジェクト方式で協業する、デジタルを駆使したオンデマンド型の出版レーベルです、詳細はこちらもご覧ください https://www.kindaikagaku.co.jp/kdd/scheme/


●書誌情報
【書名】詳説 ユーザビリティのための産業共通様式
【著】福住 伸一・平沢 尚毅
【仕様】A5判・並製・印刷版モノクロ/電子版一部カラー・本文212頁
【印刷版基準価格】3,000円(税抜)
【電子版基準価格】3,000円(税抜)
【ISBN】(POD)978-4-7649-6078-7 C3050
【ISBN】(カバー付単行本)978-4-7649-0685-3 C3050
【商品URL】https://www.kindaikagaku.co.jp/book_list/detail/9784764960787/



●内容紹介
 「ユーザビリティのための産業共通様式」(CIF: Common Industry Format for usability)は、ISO9241-210(人間中心設計)で定義されている各活動の成果(利用状況、ユーザニーズ、ユーザ要求事項、評価結果)を記述するために規格化された書式です。決められた書式で表現することにより読者が共通した理解を得ることができ、人間中心設計を適用しようとする人の知識や経験に違いがあっても、活動成果を同じように表現することができます。本書では、具体的な例を用いてその記述方法を詳細に解説します。

・ユーザビリティおよび人間中心設計規格を概観!


・具体的な事例を示しながら、各文書の記述方法を解説!


・巻末にも多数の具体的事例を収録!


●著者紹介
福住 伸一(ふくずみ しんいち)
国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター 副チームリーダー
東京都立大学客員教授、公立千歳科学技術大学客員教授、(一社)人間中心社会共創機構理事
1986年慶應義塾大大学院工学研究科修士課程修了。同年NEC入社。2018年4月より理化学研究所。東京大学情報学環客員研究員。工学博士(慶應義塾大学)、認定人間工学専門家。
科学技術の社会受容性の研究、ヒューマンインタフェースの心理学的・生理学的研究および人間中心設計プロセス関連の研究開発に従事。日本人間工学会理事、人間工学専門家認定機構長、ヒューマンインタフェース学会理事・監事を歴任。
2008年より金沢工業大学感動デザイン研究所非常勤講師、2010年より首都大学東京(現東京都立大学)大学院システムデザイン専攻非常勤講師、2014年度はこだて未来大学客員教授。ISO TC159(人間工学)/SC4(HCI)国内委員会主査および国際エキスパート。ISO/IEC JTC1/SC7(ソフトウェアエンジニアリング)Quality in Use 国際チーフエディタ。2020年よりISO TC159/SC4-ISO/IEC JTC1/SC7 Joint Working Group28(Common Industry Format for usability)共同議長。2021年度経済産業省産業標準化事業経済産業大臣賞受賞、2023年度情報処理学会国際規格開発賞受賞。

平沢 尚毅(ひらさわ なおたけ)
小樽商科大学商学部教授
(一社)人間中心社会共創機構理事、ISO TC159/SC4/WG5&WG6およびISO TC159/SC4-ISO/IEC JTC1/SC7 Joint Working Group28 国内審議委員
1990年小樽商科大学助手、2009年教授、現在に至る。1996年HUSAT客員研究員、2005年(特非)人間中心設計推進機構創設メンバー。
主に人間中心設計プロセスマネジメントに関する研究に従事。
人間中心設計推進機構理事, 電子政府推進委員北海道地区会長、国立大学法人情報系センター協議会会長、日本人間工学会理事等を歴任。

●目次
第1章 ユーザビリティのための産業共通様式
1.1 人間工学規格と関連する情報技術規格
1.2 人間中心設計関連規格とCIF
1.3 人間中心設計プロセス規格ISO 9241-220
1.4 作業成果物によるプロセス管理
1.5 CIFの具体的構成
1.6 製品品質と利用時品質

第2章 利用状況記述書
2.1 利用状況記述書の概要
2.2 利用状況とは
2.3 利用状況記述書の内容
2.4 利用状況の初期段階の記述
2.5 利用状況の記述内容
2.6 利用状況記述書の事例

第3章 ユーザニーズ報告書
3.1 ISO/IEC 25064の概要
3.2 ユーザニーズ報告書とは
3.3 ユーザニーズ報告書の種類
3.4 ユーザニーズ報告書の内容
3.5 ユーザニーズ報告書の事例

第4章 ユーザ要求事項仕様書
4.1 ISO 25065の概要
4.2 ユーザ要求事項とは
4.3 ユーザ要求事項の記述
4.4 ユーザ要求事項仕様書の内容
4.5 ユーザ要求事項仕様書の妥当性の確認
4.6 ユーザ要求事項の記述例

第5章 ユーザビリティ評価報告書
5.1 ISO/IEC 25062およびISO/IEC 25066の概要
5.2 ユーザビリティ評価報告書とは
5.3 ユーザビリティ評価報告書の目的
5.4 ユーザビリティ評価の実施
5.5 ユーザビリティ評価報告書の内容
5.6 調達における利用
5.7 ユーザビリティ評価報告書の事例

第6章 事例集
6.1 本章の概要
6.2 事例:天気予報サイト
6.3 事例:バス(乗合自動車)
6.4 事例:ネットバンキング
6.5 事例:組織内で用いるインハウスコミュニケーションシステム
6.6 事例:自治体業務支援システム
6.7 事例:クルーズ観光予約サイト
6.8 事例:ワイヤレスディスプレイアダプタ
6.9 事例:害獣監視カメラシステム

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近代科学社Digitalは、株式会社近代科学社が推進する21世紀型の理工系出版レーベルです。デジタルパワーを積極活用することで、オンデマンド型のスピーディで持続可能な出版モデルを提案します。

【株式会社 近代科学社】 https://www.kindaikagaku.co.jp/
株式会社近代科学社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚浩昭)は、1959年創立。
数学・数理科学・情報科学・情報工学を基軸とする学術専門書や、理工学系の大学向け教科書等、理工学専門分野を広くカバーする出版事業を展開しています。自然科学の基礎的な知識に留まらず、その高度な活用が要求される現代のニーズに応えるべく、古典から最新の学際分野まで幅広く扱っています。また、主要学会・協会や著名研究機関と連携し、世界標準となる学問レベルを追求しています。

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株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

【お問い合わせ先】
株式会社近代科学社
TEL:03-6837-4828
電子メール: kdd-qa@kindaikagaku.co.jp

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ビジネスカテゴリ
雑誌・本・出版物
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会社概要

URL
https://www.impressholdings.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
電話番号
03-6837-5000
代表者名
松本 大輔
上場
東証スタンダード
資本金
53億4102万円
設立
1992年04月