スキルアップ研究所、「女性のリスキリングに関する実態調査」の結果を発表
女性のリスキリング実施率は25%、子育て世代の男女間の乖離顕著に
株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社ベンド(本社:東京都千代田区、CEO近藤潔)は運営する「スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)」の調査で、「女性のリスキリングに関する実態調査」を行いましたので、以下に結果を報告いたします。
調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/3240
【調査結果概要】
-
女性のリスキリング実施率は25%
-
女性のリスキリング実施率は男性より低く、特に子育て世代で男女間の乖離がみられる
-
リスキリングによる効果の実感率は73%
-
現状リスキリングに取り組めていないのは「家事・子育てで忙しいから」が3割
◼️調査背景
岸田政権がリスキリングの推進を表明するなど、昨今リスキリングへの注目度は高まっている。
その中で「家庭や子育てと自身のキャリアとの両立」という課題が度々挙げられる女性は、リスキリングにどの程度取り組めているのだろうか。また、女性がリスキリングへの取り組みを阻まれているとしたらその要因は何であろうか。
女性のリスキリングをめぐる実態を解明すべく、スキルアップ研究所では女性のリスキリングに関する実態調査を実施した。また、対照群となる男性にも同内容の調査を実施した。
◼️調査結果
◆女性のリスキリング実施率
「就業時間外でスキルアップのための学習を行なっていますか?」という質問に対し、女性の25.6%が「行なっている」と回答。一方で、男性対象に行なったアンケートでは、同質問に対し36.4%が「行なっている」と回答した。女性のリスキリング実施率は男性より低いことが判明した。
◆年代別女性のリスキリング実施率
女性のリスキリング実施率を年代別に見ると、30代で実施率が20%に落ち込むことが分かった。一方で、男性は20代・30代でリスキリング実施率が40%以上となっており、「子育て世代」の女性がリスキリングに取り組めていない現状が明らかになった。また、これは家庭の仕事の分担にまだ男女間で差があることも示唆する。
◆職種別女性のリスキリング実施率
女性のリスキリング実施率を職種別に見ると、非正規雇用・正社員で30%超の実施率となっていることが判明した。正規採用・昇格などの目標があるとリスキリングへの取り組みが活発になる可能性が考えられる。
◆リスキリングによるキャリアアップの実感率
スキルアップを行なっている女性・行なっていた女性を対象に「キャリアアップなど、就業時間外でのスキルアップによってご自身のキャリアへの効果があった実感はありますか?」という質問に対し、計73%が「明確に感じる」「部分的に感じる」と回答。リスキリングがキャリアアップへもたらす効果は明確にあることが分かった。
◆女性のスキルアップを阻んでいる原因
「現状スキルアップに取り組んでいない理由を教えてください」という質問に対し、30.1%が「家事・子育てで忙しいから」と回答。一方で男性の同選択肢の回答率は6.5%であり、家庭内の負担が女性に偏っていることが明らかになった。
◼️課題と展望
今回の調査で、女性のリスキリング実施率が男性に比べ低いことや、その背景に家庭内の負担の男女間での偏りがあることが明らかとなった。
一方で、女性がリスキリングに取り組むことにより一定以上の結果を得られることも判明した。女性が思い描くキャリアを実現するために、周囲の協力など、女性がスキルアップに取り組める環境づくりが今後重要となる。
◼️調査結果概要
項目 |
詳細 |
---|---|
調査名 |
女性のスキルアップに関する実態調査 |
対象者 |
20代以上の女性の方 |
対象地域 |
全国 |
調査方法 |
インターネット調査 |
調査期間 |
2024年1月28日〜2月3日 |
回答数 |
500名 |
項目 |
詳細 |
---|---|
調査名 |
男性のスキルアップに関する実態調査 |
対象者 |
20代以上の男性の方 |
対象地域 |
全国 |
調査方法 |
インターネット調査 |
調査期間 |
2024年2月8日〜2月13日 |
回答数 |
445名 |
調査結果の引用・転載について
本レポートの著作権は、株式会社ベンドが保有します。 引用・転載される際は、必ず「スキルアップ研究所調べ」のような形で出典を明記し、本記事(https://reskill.gakken.jp/3240)のリンクを付してください。 引用・転載されたことにより利用者または第三者に損害その他トラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いません。
◼️大人の学び直しのためのWEBメディア「スキルアップ研究所」
スキルアップ研究所は、当社実施のアンケートによる最新の実態調査に基づき、独自のキャリア情報や有益な学習法を紹介しています。
実態調査では、スキルアップ及びリスキリング等に関する現状について、実際にアンケートを実施し、結果をもとに解説しています。現状を分析し、今後、より多くの方が望んだ時にスキルアップに取り組める社会を実現するためには次に何をするべきか、生の声をもとに検討していきます。
キャリア情報や有益な学習法を紹介するページでは、実際にキャリアアップ・スキルアップを目指すにあたって参考となるような情報をお届けしています。「キャリアアップ・スキルアップに取り組みたいが、次に何をすべきかわからない」という方や、「リスキリングって聞いたことはあるけど自分にもできるのかな」と思っている方に是非読んでいただきたい記事となっています。
スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/
【企業情報】
◆株式会社ベンド(Bend Co., Ltd.)
https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F
問い合わせ窓口: info@thebend.jp
■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO.,LTD.)
https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,641億円、連結子会社75社(2023年9月期)
東京証券取引所 プライム市場情報(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
学習教材などの出版・コンテンツ事業、
教科書・保育用品などの園・学校事業など
医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
認知症グループホーム事業、
保育園・学童などの子育て支援事業など
グローバル:150か国以上で活動・事業展開
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像