貨物駅や車両基地の入換からローカル線まで幅広く活躍した機関車を、複雑なメカニズムを中心に解説した『国鉄DE10形ディーゼル機関車』発売
インプレスグループで航空・鉄道分野などのメディア事業を手掛けるイカロス出版株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山手章弘)は、旅鉄車両ファイル011『国鉄DE10形ディーゼル機関車』を2024年6月19日に発売いたします。
いよいよ置き換えが本格化したDE10形
1966年に登場したDE10形ディーゼル機関車は、本線はもちろんローカル線の牽引から貨物駅や車両基地での入換まで、あらゆる路線で使用できる万能機として開発されました。電気・ディーゼル機関車で最多の708両が製造され、国鉄分割民営化では単一形式では唯一、JR7社すべてに継承されました。しかし近年は老朽化に加え、機関車牽引列車の廃止、後継機DD200形の登場もあり淘汰が進んでいます。本書では動向が注目されているDE10形について、技術解説を中心に、多角的に取り上げています。
蒸気機関車の置き換えを可能にした複雑なメカニズム
1960年代、日本国有鉄道では無煙化(蒸気機関車の廃止)を進めていきましたが、ローカル線や入換といった用途に適切な後継機を開発ができずにいました。試行錯誤の末、大型1基エンジンや5軸動輪といった独特な技術で解決しました。
本書では、他のディーゼル機関車にはない複雑なメカニズムを中心に解説していくほか、JR東日本にご協力をいただき、郡山総合車両センターにてDE10形1649号機を取材。外観や運転室、台車、機器室などの詳細を撮影させていただきました。
このほか、製造年次ごとの仕様変更点、JR化後に登場したカラフルなカラーバリエーション、そしてDE11形、DE15形、民鉄の自社発注車といった関連形式についても掲載しています。
■本書は以下のような方におすすめです
DE10形ディーゼル機関車が好きな方
DE10形のメカニズムを知りたい方
DE10形の記録を手元に残しておきたい方
鉄道模型の好きな方
■紙面イメージ
技術解説では図面や説明図、写真を交えて解説しています。
郡山総合車両センターでDE10形1649号機を取材。豊富な写真でお見せします。
■本書の構成
第1章 DE10形の概要
入換用機関車の条件/DE10形ディーゼル機関車のプロフィール/DE10形のメカニズム
第2章 DE10形の増備と仕様変更
DE10・11形の番代区分と主な設計変更点
第3章 カラーバリエーション
カラフル! DE10・11・15形
第4章 DE10形のディテール
DE10形1649号機のディテール/DE10形1649号機の勇姿
第5章 DE11・15形と民鉄の同型式
DE10形の派生形式/DE11形ディーゼル機関車/DE15形ディーゼル機関車/民有鉄道のDE10系列
第6章 記憶に残るDE10・11形
DE10・11形と共に過ごした若き日の思い出
Column
本線用の5軸機、DE50形/首都圏で活躍するDE10形最後の楽園/田野浦公共臨港鉄道DE65形
■著者プロフィール
「旅と鉄道」編集部(「たびとてつどう」へんしゅうぶ)
"隔月刊にて発行される、鉄道の旅の魅力を伝える雑誌『旅と鉄道』。鉄道ファンから、旅好きまで多くの読者に愛されている。ローカル線や、蒸気機関車など定番の特集のほか、鉄道×アニメ、秘境駅など、幅広い新しいヒット企画も手がける。
■書誌情報
書名:国鉄DE10形ディーゼル機関車
著者:「旅と鉄道」編集部
発売日:2024年6月19日(水)
ページ数:176ページ
サイズ:B5版
定価:2970円(本体2700円+税10%)
ISBN:978-4-8022-1423-0
◇イカロス出版の書籍情報ページ:https://books.ikaros.jp/book/b10080014.html
【イカロス出版株式会社】
『月刊エアライン』を中心に航空、鉄道、ミリタリー、レスキュー分野で出版活動を展開。
さらに旅行、通訳・翻訳、ライフスタイルなどの分野でも多くの出版物を展開しています。
【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証スタンダード市場9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。
【本件に関するお問合せ先】
イカロス出版株式会社 担当:林
tabitetsu@ikaros.co.jp
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