レポートオーシャン注目市場分析「固体電池」を公開
~用途拡大が期待される次世代電池と量産化に向けた課題~
レポートオーシャン株式会社(本社:東京都中央区)は、2026年7月16日、注目市場分析レポート「固体電池市場―世界市場の動向と今後の展望―」を公開しました。
本レポートでは、電気自動車(EV)、医療機器、ウェアラブル端末、IoT機器、小型電子機器など、幅広い用途で注目される固体電池について、技術開発の現状、市場動向、主要な応用分野、競争環境、地域別の取り組み、および量産化に向けた課題を分析しています。

■ 固体電池の世界市場
固体電池は、従来のリチウムイオン電池で使用される液体またはゲル状の電解質を、固体電解質に置き換えた電池です。
使用する材料や電池構造によって、安全性、エネルギー密度、電池寿命、小型化、設計自由度の向上が期待されています。
EV分野では、航続距離の延長、充電性能の改善、電池重量の軽減、安全性の向上を目的とした開発が進められています。また、医療機器、補聴器、ウェアラブル端末、各種センサー、IoT機器など、小型化と信頼性が重視される用途でも活用が期待されています。
薄膜型をはじめとする小容量の固体電池は、すでに一部の医療・産業・電子機器で商用利用されています。一方、EV向けの大型全固体電池は、現在も試作、パイロット生産、車両実証を中心とする開発段階にあり、乗用車向けの本格量産はまだ確立されていません。
■ 市場概況
自動車メーカー、電池開発企業、材料メーカー、大学、研究機関による研究開発や協業が世界各地で進んでいます。
長期的にはEVが主要な用途になると見込まれる一方、医療機器、ウェアラブル端末、IoT機器、ロボット、ドローン、小型電子機器などでは、より早い段階で事業機会が広がる可能性があります。
しかし、固体電池の本格的な普及には、現段階における製造コストの高さ、研究段階の技術を量産工程へ移行する難しさ、固体電解質と電極の界面安定性、材料の耐久性、製造歩留まり、材料供給網の整備など、複数の課題が残されています。
こうした状況から、固体電池の商用化は、小型機器、限定的な用途、パイロットプロジェクト、プレミアム製品などから段階的に進むと考えられます。
日本では、トヨタ自動車、日産自動車、ホンダなどが、材料開発、パイロット設備、実証ライン、車両開発を通じて全固体電池の実用化を進めています。材料メーカーや製造装置企業も、固体電解質、正極材、製造技術、供給体制の構築に取り組んでいます。
自動車技術、先端材料、製造装置、研究開発における強みに加え、政府による次世代電池関連の支援も、日本の固体電池開発を後押ししています。

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出典:レポートオーシャン株式会社
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■ 関連調査
固体電池市場に関する追加の背景情報は、以下のページでご確認いただけます。
https://www.reportocean.co.jp/industry-reports/solid-state-battery-market
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