スキルアップ研究所、「リスキリングの手段に関する実態調査」の結果を発表
最初に取り組むことは「教材を購入する」が最多、時間確保や解像度の低さが足踏みの要因
株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社ベンド(本社:東京都千代田区、CEO近藤潔)は、運営する「スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/ )」にて、「リスキリングを始めた経緯に関する実態調査」を行いましたので、以下に結果を報告いたします。
調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/3502
【調査結果概要】
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リスキリングの情報源はSNSが最多
リスキリング時に最初に取り組むのは「教材購入」「講座申し込み」
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スキル選びで迷うのは「リスキリングに必要な時間を確保できるかどうかわからなかったから」
◼️調査背景
技術革新と企業変革の波が押し寄せる中で、「リスキリング」という言葉が脚光を浴びている。AI技術の進化やデジタルトランスフォーメーションの影響により、従来の職務から求められるスキルセットが大きく変化しつつある。
リスキリングを果たし、新たな分野で活躍の場を広げる人々がいる一方で、「一体どこから手を付ければよいのか分からない」と戸惑う人も少なくない。
このような状況を鑑み、当研究所ではリスキリングに現在取り組む人々に焦点を当て、彼らがいかにしてリスキリングの第一歩を踏み出したのかを調査した。
◼️調査結果
◆スキルを身につける際の情報の収集源はSNSが最多
リスキリングに取り組んだ人に対して「スキルを身につける際に参考にした情報源」を尋ねたところ、最も多くの割合を集めたのは「SNSなどで集めた情報」(25.7%)となった。次いで「家族や友人などの身の回りの人からのアドバイス」(21.6%)となった。
新聞・雑誌などのマスメディアからの情報や、専門的なレポートから情報収集をしている人は多くなく、比較的手軽に情報収集をしていることがわかった。
◆リスキリングの第一歩は手段の確保から
リスキリングを決断した後に最初に取り組むことは「教材を購入する」が最も多く54票を集めた。次いで、「講座・教育機関などに申し込む」が37票を集めた。この二つは、1番目・2番目に取り組んだことの総計としても上位となった。
リスキリングを決断した後に2番目に取り組んだこととしては、朝の時間を有効活用することが最多の32票となり、次いで「趣味・家族・友人との時間を減らす」が29票となった。
リスキリングの手段を確保して、リスキリングに要する時間を把握し、朝の時間やプライベートの余暇の時間をリスキリングにあてている傾向があることがわかった。
◆リスキリングに対する理解度の低さがスキル選びの迷いに繋がる
リスキリングした人にスキル選びで迷ったかどうかを尋ね、「はい」と回答した人にその理由を尋ねたところ、最も多かったのは「リスキリングに必要な時間を確保できるかどうかわからなかった」で全体の30.4%を占めた。次いで、「これまでの経歴にプラスして身につけるべきスキルが何かわからなかった」と「転職市場において強みとなるスキルが何かわからなかった」が、ともに23.9%となった。
リスキリングによって習得することが求められている仕事のレベルや、習得にかかる時間など、リスキリングに対する理解度の低さがリスキリングを始める際に戸惑ってしまう一因となりうるといえる。
◼️課題と展望
本調査から、リスキリングに取り組む際の最初の行動としては、教材の購入や講座への申し込みなど、比較的ライトで多くの人が思いつきやすいものであることが分かった。
一方で、「リスキリングをする」という意思決定に関わる部分に課題が残る。
特に、リスキリングを志す人々が主に頼る情報源はSNSや身近な人からの助言であるという点に着目したい。その背景には、専門家やメンターから適切な指導を受ける機会が乏しいという実態が透けて見える。転職市場の最新動向や実務で求められるスキルセットの水準、それらの習得に要する期間など、リスキリングに着手してみないと実感できない部分も多いだろう。
自身の経歴を熟知し、高度な専門知識も兼ね備えた存在から適切な助言を受けられれば、リスキリングへの第一歩を確実に踏み出せるはずだ。ただ、周囲にそのような存在がいるという人は当然ながら多くない。企業や行政が体制を整備し、リスキリング経験者とこれからリスキリングを始める方を繋ぐなど、個人がキャリアに対する理解をこれまで以上に深め、必要な要素を知るための仕組みが求められる。
◼️調査概要
項目 |
詳細 |
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調査名 |
リスキリングを始めた経緯に関する実態調査 |
対象者 |
20代以上の社会人の方で、リスキリングに取り組んだ経験のある方 |
対象地域 |
全国 |
調査方法 |
インターネット調査 |
調査期間 |
2024年4月14日〜4月21日 |
回答数 |
171 |
調査結果の引用・転載について
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◼️大人の学び直しのためのWEBメディア「スキルアップ研究所」
スキルアップ研究所は、当社実施のアンケートによる最新の実態調査に基づき、独自のキャリア情報や有益な学習法を紹介しています。
実態調査では、スキルアップ及びリスキリング等に関する現状について、実際にアンケートを実施し、結果をもとに解説しています。現状を分析し、今後、より多くの方が望んだ時にスキルアップに取り組める社会を実現するためには次に何をするべきか、生の声をもとに検討していきます。
キャリア情報や有益な学習法を紹介するページでは、実際にキャリアアップ・スキルアップを目指すにあたって参考となるような情報をお届けしています。
「キャリアアップ・スキルアップに取り組みたいが、次に何をすべきかわからない」という方や、「リスキリングって聞いたことはあるけど自分にもできるのかな」と思っている方に是非読んでいただきたい記事となっています。
スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/
【企業情報】
◆株式会社ベンド(Bend Co., Ltd.)
https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F
問い合わせ窓口: info@thebend.jp
■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO.,LTD.)
https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,641億円、連結子会社75社(2023年9月期)
東京証券取引所 プライム市場情報(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
学習教材などの出版・コンテンツ事業、
教科書・保育用品などの園・学校事業など
医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
認知症グループホーム事業、
保育園・学童などの子育て支援事業など
グローバル:150か国以上で活動・事業展開
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