6月23日~29日は男女共同参画週間 女性特有の健康課題をみんなで語ろう 社内初のイベントを通じて一人ひとりの健康意識を改革 ~パナソニックとワコールが企業コラボを展開~

2025年6月25日、パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社(以下、パナソニック)は、内閣府が定めた男女共同参画週間に合わせて、くらしアプライアンス社全拠点とパナソニック目黒ビルに所属する社員などを対象に、女性特有の健康課題について考え、健康意識の向上を目指したイベント「みんなのウェルビーイングデー」を開催し、会場とオンライン配信で約300名の社員が参加しました。
パナソニックは、多様な人材が集うダイバーシティなチームによるチャレンジが事業の持続的成長や顧客価値最大化の実現に重要であると考え、“DEI+B(Belonging)”の推進に積極的に取り組んでいます。社員(=生活者)のWell-being実現には、男女の性差に起因する健康課題を皆が理解することが望ましく、昨今のフェムテックの利活用が注目を集める理由も、そのような背景の一端と捉えています。女性の美容健康生活に寄り添う事を目指して開発した、パナソニックとしてフェムテック領域初となる体調ナビゲーションサービス「RizMo(リズモ)」を発表したことも契機となり、人事部門と事業部門が一丸となって、有識者や他社も巻き込んだ活動を企画しました。
当日は、職場に潜む“あるある体験談”に基づいたトークセッションのほか、株式会社ワコール(以下、ワコール)協力のもと、ワコールが展開するフェムケア製品「YOJOY(ヨジョイ)」の展示なども行い、参加者は一丸となって女性特有の健康課題について考えました。
平等に価値を発揮できる社会の実現は、企業としての重要な社会的責任であると考えています。パナソニックは、性別や背景に関係なく、一人ひとりがより良いくらしを享受できる環境づくりに貢献し、社会全体の幸福の向上に努めていきます。
【「みんなのウェルビーイングデー」実施内容】
■トークセッション
“みんなで学ぼうDEI+B(Belonging)” ―女性特有の健康課題についてオープンに話し合おう―
<メイントピックス:社員約260名から集めた事前アンケート“あるある体験談”>
「部下or同僚の体調不良に気づいても、声をかけていいのか迷う」「『無理しないで』と言っても、『大丈夫です』って返されて本音がわからない」などといった“あるある体験談”を事前に社内アンケートで収集。男女間の気まずさや上司部下の関係性を乗り越えたコミュニケーションのヒントを、体験談などのトークを交えながらゲストに提案いただきました。あわせて、「YOJOY」のコンセプトに基づいて、自分を知るための「YojoCheck」を全員で実施しました。
参加者からは、「女性の健康課題について初めて知って驚いた」「『長い会議の時は休憩しましょう』と声をかけてみようと思う」などといった感想が寄せられ、「みんなの」というタイトル通り、性別も所属も関係なく、社員一人ひとりが輝くために、健康問題について皆で前向きに考えるきっかけになりました。
<登壇者>
◇ゲスト
ポットキャスト配信ユニット「ハダカベヤ」より、IMALU氏、メグ氏、なつこ氏
慶應義塾大学SFC研究所 上席所員/女性健康科学者 本田 由佳氏
株式会社ワコール YOJOY商品企画 一場 綾氏
◇ファシリテーター
くらしアプライアンス社 DEI・組織開発室 室長 小泉 朱里



■企業コラボによるライフスタイル提案
養生をテーマに、セルフケアの習慣化につながるサービスを、実際に手に取って体験できる形で紹介。パナソニックの体調ナビゲーションサービス「RizMo」と、ワコールが展開するフェムケアブランド「YOJOY」を展示しました。
・パナソニック「RizMo(リズモ)」
https://ec-plus.panasonic.jp/store/page/RizMo/
※2025年10月のサービス開始に先立って、2025年7月7日より先行サービス開始
・ワコール「YOJOY」


■その他
株式会社リンケージが提供する生理痛VR体験装置「ピリオノイド」を用いた生理痛疑似体験ブースも用意。多くの社員が、疑似体験しました。


【関係者コメント】
■ゲスト
<ハダカベヤ>
IMALU氏
身近な製品を出されている会社のイベントに参加することができ、とても貴重な経験となりました。「生きやすさ」や「働きやすさ」を実現するにはまだまだ課題があり、悩んでいる人がたくさんいるということを私たちのポッドキャスト「ハダカベヤ」でもお話ししています。今回のイベントでは、自分たちの思うことをディスカッションさせてもらえたり、社員さんのご意見を聞くことができ、嬉しかったです。「ハダカベヤ」での発信もまだまだ頑張っていこう!と改めて思える時間にもなりました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
メグ氏
昨今、様々な企業がDE&Iの取り組みをされていますが、今日会場にいた皆さまから、義務感ではなく、前向きなモチベーションを持って参加している様子を感じられたことが嬉しかったです。パナソニックさんのような大企業こそ、世の中に気づきを与えるパワーを持ってらっしゃると思うので、今後の動きにワクワクを感じた日になりました。貴重な機会をありがとうございました。
なつこ氏
社員の皆さまの事前アンケートを通じて一緒に話すことができ、とても貴重な経験をさせていただきました。また、様々なお取り組みをされている企業の中でもまだまだ課題はあるなとは改めて感じる機会にもなりました。本日、社員の皆さまと話したお時間が、いきなり考え方を変えるまで至らなくても、翌日に誰かと話すようなきっかけになったら嬉しいなと思いました。ありがとうございました。
<本田 由佳先生>
今回のテーマを会社全体で取り組んでいらっしゃる空気感をその場で感じることができ、とても学びの大きい1時間でした。社内制度を変えたり、教育を導入したりすることは今すぐにはできないかもしれませんが、女性の健康課題「あるある体験談」などの共有とともに、“自分自身をごきげんにする”知識や習慣を身に付けることの大切さを理解することで、個人のみならず、組織全体のエンパワーメントにつながると思いました。また、従業員が多い会社ですので、ひとりひとりが健康課題に気づき、ごきげんな自分に向けて何かひとつでも行動することで、会社全体がもっと良くなっていくと考えます。それゆえに、トークの最後に「皆さん、自分を一番大切に!まずは、かかりつけ医を持ちましょう」とご提案させていただきました。ありがとうございました。
■協力企業
<株式会社ワコール YOJOY商品企画 一場 綾氏>
YOJOYも、社会における女性の健康課題をなんとかしたいという社員達の思いからプロジェクトが発足し生まれたブランドです。そのような同じ思いを持ち、今回有意義な機会をいただけたことに感謝しております。男性女性問わず、たくさんの社員の方が前向きな気持ちで参加されており、身近な人同士で、それぞれの抱える課題を知り温かい言葉を交わせるような、素敵な職場に一歩近づくきっかけになったのではないかと思います。YojoCheckも、みなさん楽しみながら体験いただくことができ、嬉しかったです。ありがとうございました。
■主催部門
パナソニック くらしアプライアンス社の目指すDEI+B

くらしアプライアンス DEI・組織開発室 室長
小泉 朱里
DEI+Bの推進により培われる多様な視点や経験は、新たなアイデアの源泉となり、革新的な技術とサービスの開発に直結します。これにより、女性をはじめとする多様な顧客層のニーズを的確に捉え、RizMoのような女性の健康課題に対応するサービスの創出へとつながっています。
創業者・松下幸之助は、女性が家事に縛られる生活から解放され、より自由で充実した人生を送れるようにとの想いから、数々の家電製品を開発・提供してきました。私たちはその精神を現代に受け継ぎ、性別や立場にとらわれることなく、すべてのユーザーに寄り添う製品・サービスの提供を使命としています。
パナソニックにとって、DEI+Bの推進は創業者の理念を現代にいかし、革新と社会貢献の両立を図るための中核的な取り組みです。性別・年代・バックグラウンドを問わず、多様な価値観を受け入れた製品・サービスを提供することで、より豊かでインクルーシブな社会の実現を目指していきます。
【パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社とは】
パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社は、家電の開発・製造・リサイクルを中心に事業を展開しています。100年育んできたくらしに寄りそう力で、人と地球の未来に続く、感動の製品とサービスを創造することを目指しています。
そして、職場環境の整備と“誰もが輝く”新しい働き方の創造の両輪で、社員一人ひとりのウェルビーイングを実現する「人が生きる経営」を加速させていきます。
【ご参考】
~ポットキャスト配信ユニット「ハダカベヤ」について~
IMALU、メグ、なつこ、同世代の3名からなるポッドキャスト配信ユニットです。「世の中の価値観をアップデートする」ことを目的に、女性のウェルビーイングとエンパワーメントに繋がる話題をピックアップし、“ハダカの声”を届ける人気ポッドキャストユニット。
https://www.h7house.com/hadakabeya
《メンバープロフィール》

●タレント IMALU
語学を学ぶためカナダの高校へ留学。帰国後、ファッション誌でモデルデビューした後、現在はタレントとしてTVやラジオで活躍しながら、東京と奄美大島の2拠点生活をしている。映画・音楽好きでも知られており、イベントや配信ライブなどのMCやゲストとしても活躍している。

●起業家・プロデューサー メグ
2015年「株式会社XY」創業。2016年“下着で性教育”を標語に「Albage Lingerie」設立。全国主要百貨店や渋谷パルコでのPOPUP開催。フェムテックのアクセシビリティ格差是正として吸水ショーツを児童養護施設に寄贈するプロジェクト「Lingerie For Education」主宰。個人ではウェルビーイング視点での企業・個人・商品のブランディング支援や商品企画・プロデュースなども行う。

●マーケティングプロデューサー なつこ
アパレル・芸能事務所・ウェブデザインの会社などに勤め、現在、国内でも有数のマーケティング関連企業にて勤務。直近まで国内大手の総合広告代理店に勤務しており、様々な角度からのコミュニケーションやマーケティング領域に精通している。
~慶應義塾大学SFC研究所 上席所員/女性健康科学者 本田 由佳先生について~

慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科特任准教授・博士(医学)。神奈川県横浜市生まれ。1997年、順天堂大学スポーツ健康科学部スポーツ科学科(所属ゼミ:生理学研究室)卒業後、株式会社タニタに入社。在職中の15年間、研究員として女性やアスリートの研究、体組成計や睡眠計のアルゴリズム開発、商品企画・開発などに携わる。また、在職中に、東京大学大学院医学系研究科母性看護学・助産学分野客員研究員として、8年間、妊娠・出産・産後の女性の身体についても深く研究。同社を2012年に退社後、丸の内朝大学講師などを務め、現在は、産科婦人科舘出張 佐藤病院の研究コーディネーター、順天堂大学医学部小児科での非常勤助教なども務める。本学での研究活動としては、子どものウェルビーイング健康教育プログラムの開発・研究・啓発のほか、産学官民医連携のフェムテック事業開発(TeamROSE)と社会実証等を進めている。科学研究費助成事業「基盤研究(B)ウィズ/ポストコロナ時代に働く女性のプレコンセプショナルケアIoTプログラム開発」の研究メンバーでもある。夢は「女性と子どもの健康力をあげて日本を元気にすること」。
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