業界初、気体状次亜塩素酸が、飛沫に含まれるインフルエンザウイルスを98.5%以上不活化することを検証

パナソニックグループ

パナソニック株式会社 空質空調社(以下、パナソニック)は、業界初(※1)、実使用を模擬した環境において、気体状次亜塩素酸が飛沫に含まれるインフルエンザウイルスを98.5%以上不活化(※2)することを検証しました。なお、本情報は研究段階の試験結果です。現時点で実用化された技術ではなく、販売中のパナソニック製品に同様の性能を保証するものではありません。

昨今、インフルエンザ、新型コロナ、マイコプラズマ肺炎など様々な感染症の流行が確認され、その主な感染経路としては、「空気感染」(※3)、「接触感染」(※3)、「飛沫感染」(※3)が挙げられます。特にコロナ禍においては、飛沫感染対策の1つとして、人と人との距離を2 m以上空ける「ソーシャルディスタンス」が広く推奨され話題となりました。

パナソニックは約40年(※4)にわたって次亜塩素酸技術を研究し、数多くの除菌、ウイルス抑制効果を確認してきました。長年蓄積してきたこれらのエビデンスに加えて、2025年、実際にヒトの感染リスク抑制に向けた効果検証を進めていくための産学連携を開始。感染症リスクを低減して人々が安心、安全に暮らすことができる「感染制御空間」を掲げ、これまで実施してきた「疾病等の原因物質抑制」から「疾病等の抑制」に向けた検証を目指し、業界で初めて、実使用空間において、次亜塩素酸を用いた浮遊菌および付着菌への除菌効果を検証しました(※5)。

パナソニックがこれまで行ってきた浮遊または付着する菌およびウイルスに対する次亜塩素酸の効果検証は、「空気感染」と「接触感染」を想定したものでしたが、今回、インフルエンザウイルスを用いて初の「飛沫感染」を想定した検証を実施しました。同検証に不可欠な「気体状次亜塩素酸が、水に包まれたインフルエンザウイルスを秒単位で不活化することの確認」(※6)と「模擬咳での効果検証を行うために十分な飛沫量を捕集する技術確立」(※7)をしたうえで、模擬咳発生装置から噴霧させたインフルエンザウイルスを含む飛沫を気体状次亜塩素酸に接触させ、同装置から2 mの位置で捕集。業界初(※1)、実使用を模擬した環境において、気体状次亜塩素酸が、飛沫に含まれるインフルエンザウイルスを98.5%以上不活化(※2)することを検証しました。本検証結果より、空間内を一定の次亜塩素酸濃度で維持することで、気体状次亜塩素酸が飛沫中の水分に急速に溶け込み、水分の蒸発にともなって濃縮された次亜塩素酸が作用したと推察されます。本検証にアドバイザーとして携わった北海道大学 迫田 義博教授は、「今回検証したインフルエンザウイルスH1N1は、今年流行している季節性インフルエンザウイルスH3N2亜型(サブクレードK)と性状や消毒に対する効果が同等のため、H3N2を含むその他のインフルエンザウイルスに対しても有用であることが示唆される。その他ウイルス、細菌での検証にも期待したい」と述べています。

※1 模擬咳発生機と対向の捕集機を用いた実使用を模擬した環境における、空間中での飛沫に含まれるウイルスの不活化に関する検証について。国内の空気浄化、空調業界において。2026年1月15日現在、パナソニック調べ

※2 温度約23℃、相対湿度約50%RHの空間において、静電捕集機と模擬咳発生装置の距離が2 mで気体状次亜塩素酸が約10 ppbの条件で不活化試験を3回実施した結果の平均値。

※3 内閣感染症危機管理統括庁 感染症の基礎知識( https://www.caicm.go.jp/knowledge/index.html )

※4 三洋電機時代の歴史を含む。

※5 業界初、実使用空間において次亜塩素酸を用いた浮遊菌・付着菌の除菌効果を検証( https://news.panasonic.com/jp/press/jn250116-1 )

※6 Narihata, K. et al., Rapid inactivation of aerosolised influenza virus using low-concentration gaseous hypochlorous acid. Scientific Reports 15, 33610 (2025).( https://www.nature.com/articles/s41598-025-19020-8 )

※7 Narihata, K. et al., (in press) Development and evaluation of electrostatic aerosol-to-hydrosol sampler for single-pass airborne influenza virus sampling, Aerosol Science and Technology (2026).( https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/02786826.2025.2609926 )

全文は以下プレスリリースをご覧ください。

▼[プレスリリース]業界初、気体状次亜塩素酸が、飛沫に含まれるインフルエンザウイルスを98.5%以上不活化することを検証(2026年1月15日)

https://news.panasonic.com/jp/press/jn260115-2

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業種
製造業
本社所在地
大阪府門真市大字門真1006番地
電話番号
06-6908-1121
代表者名
楠見 雄規
上場
東証プライム
資本金
2590億円
設立
1935年12月