第23回司馬遼太郎賞(2019年度)受賞!! 林新・堀川惠子著『狼の義 新 犬養木堂伝』

株式会社KADOKAWA

12月4日(水)、株式会社KADOKAWAより2019年3月23日(土)に発売いたしました、林新・堀川惠子著『狼の義 新 犬養木堂伝』が、第23回司馬遼太郎賞(主催:公益財団法人 司馬遼太郎記念財団)を受賞いたしました。
 


<受賞コメント>
司馬遼太郎氏の名を冠した賞をいただき、とても光栄です。
今作は夫が命をかけた仕事であり、私がこれまでに手掛けてきた作品の中でも、最も必死に取り組んだものです。出版後も、夫の思いに本当に応えられたのかと、不安の念に駆られる時がありました。そのため、受賞によって及第点をいただけた思いで、嬉しい限りです。
現在の政治にも様々な問題があります。日本の「これまで」と「いま」、そして「これから」を考える上で、今回の受賞が多くの方々に『狼の義』を参照していただける契機となれば、これに優る喜びはありません。
この作品に光を当てていただいたことを、たいへん感謝しております。
――堀川惠子

本書は2017年に逝去された林新氏が厳格なノンフィクションでなく、敢えて小説的な形式で構想し、着手したものを、堀川惠子氏がその意志を受け継ぎ、書き上げたもので、刊行当初より注目を集め続けている作品です。

★佐藤優氏による本書書評(弊社文芸情報サイト「カドブン」にて)
https://kadobun.jp/reviews/716.html

★作品情報ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/321711000180

選考委員(五十音順、敬称略)
安部龍太郎・井上章一・後藤正治・辻原登・柳田邦男の5氏

 
  • 司馬遼太郎賞とは
作家・司馬遼太郎の活動を記念して、毎年1回、文芸、学芸、ジャーナリズムの広い分野のなかから、創造性にあふれ、さらなる活躍を予感させる作品を対象に選考し、決定します。
選考方法は、まず全国報道機関のみなさん、作家、学者、文化人のかたがたにアンケートを出し、候補作品の推薦をいただきます。その後、財団を構成しているマスコミ11社の候補選定委員会がアンケート集計を参考に、候補作品を選定する作業を行い、その後、選考委員会で決定します。
※上記情報は公益財団法人 司馬遼太郎記念財団のWEBサイトより引用。
( https://www.shibazaidan.or.jp/shibasho/ )

 
  • 受賞作『狼の義 新 犬養木堂伝』について
この男を失い、日本は焦土と化した。
最期の会話は「話せばわかる」「問答無用」ではなかった!?
5・15事件の実態はじめ、驚愕の事実に基づく新評伝。政界を駆け抜けた孤狼の生涯!!

「極右と極左は毛髪の差」(犬養毅)
日本に芽吹いた政党政治を守らんと、強権的な藩閥政治に抗し、腐敗した利権政治を指弾し、増大する軍部と対峙し続け、5・15事件で凶弾に倒れた男・犬養木堂。文字通り立憲政治に命を賭けた男を失い、政党政治は滅び、この国は焦土と果てた……。
戦前は「犬養の懐刀」、戦後は「吉田茂の指南役」として知られた古島一雄をもう一人の主人公とし、政界の荒野を駆け抜けた孤狼の生涯を圧倒的な筆力で描く。
真の保守とは、リベラルとは!? 明治、大正、昭和の課題を、果たして私たちは乗り越えられたのか??

「侵略主義というようなことは、よほど今では遅ればせのことである。どこまでも、私は平和ということをもって進んでいきたい」(1932年5月1日、犬養首相の日本放送協会ラジオ演説より)
 

◆著者プロフィール
林 新(はやし あらた)
1957~2017 慶應義塾大学経済学部卒。NHKエグゼクティブ・プロデューサーとしてNHKスペンシャル、大型企画を担当。「ドキュメント太平洋戦争 責任なき戦場~ビルマ・インパール」(文化庁芸術作品賞)、「家族の肖像」シリーズ(ギャラクシー賞大賞)、「世紀を越えて」「一瞬の戦後史」「JAPANデビュー 天皇と憲法」など近現代史に造詣が深い。著書に『よみがえる熱球 プロ野球70年』(集英社)、『日本人と象徴天皇』(共著・新潮社)。

堀川惠子(ほりかわ けいこ)
1969年生。テレビ記者を経てノンフィクション作家。『死刑の基準』で講談社ノンフィクション賞、『裁かれた命』で新潮ドキュメント賞、『教誨師』で城山三郎賞、『原爆供養塔』で大宅壮一ノンフィクション賞、『戦禍に生きた演劇人たち』でAICT演劇評論賞を受賞。林氏との共同制作に「ヒロシマ・戦禍の恋文」「新藤兼人95歳 人生との格闘果てず」「死刑囚 永山則夫~獄中28年間の対話~』等(いずれもNHK)。

◆書誌情報
書名:狼の義 新 犬養木堂伝
著者名:林新 堀川惠子
発売:2019年3月23日(土)★電子書籍も配信中
定価:本体1,900円+税
体裁:四六判/上製
頁数:480頁
発行:株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/321711000180/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
雑誌・本・出版物
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社KADOKAWA

3,152フォロワー

RSS
URL
https://group.kadokawa.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区富士見二丁目13番3号
電話番号
-
代表者名
夏野剛
上場
東証プライム
資本金
406億円
設立
2014年10月