スキルアップ研究所、「転職のきっかけに関する実態調査」の結果を発表

67.4%が転職を経験した方がいいと実感

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社ベンド(本社:東京都千代田区/CEO:近藤潔)は、運営する「スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)」にて、「転職のきっかけに関する実態調査」を行い、2024年9月9日に結果を発表いたしました。

調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/4176

【調査結果概要】

・転職のタイミングは早期である場合が多い

・56.2%が複数回転職を経験している

・3分の2以上が「転職を経験した方が良い」と回答


◼️調査背景

現代の日本において、転職はキャリア形成の重要な手段として広く認識されるようになり、そのハードルも大幅に低下している。

転職の動機は、キャリアアップや待遇改善など多様化しているが、実際の転職決断を左右する最も重要な要素や、転職後の満足度についての実態は、これまで十分に明らかにされていなかった。

この状況を踏まえ、スキルアップ研究所では転職経験者を対象とした転職のきっかけに関する包括的な調査を実施した。

◼️調査結果

◆初めての転職のタイミングは新卒2〜3年目が約4割

「1度目の転職を決意した時期はいつでしたか?」と質問したところ、40.5%が「新卒2年〜3年目」と回答した。

若手が自身のキャリアパスを積極的に模索し、早い段階から将来の方向性を見定めようとしている姿勢が表れていると考えられる。

◆初めての転職では人間関係がきっかけになりやすい

「1度目の転職のきっかけは何でしたか?」と質問したところ、最も多かった回答は「人間関係が悪化したから」で、37.0%を占めた。職場における人間関係の重要性が改めて強調される結果となった。

また、新卒入社直後の転職が多い背景には、就職活動時には把握しづらい職場の人間関係が、実際に働き始めてから想像と異なると感じ、より良い環境を求めるために転職を検討する場合が多いことなどが推測される。

◆3割以上が初めての転職先をやりがいと休暇面で選んでいる

1度目の転職先の決め手について尋ねたところ、最多の回答は「仕事内容にやりがいを感じられそうだから」であり、次いで「勤務時間や休日休暇が自分の希望に応じていたから」が挙げられた。

この結果から、転職過程における転職者の優先事項の変化が見てとれる。当初は人間関係などの短期的な不満から転職を考え始めるケースが多いが、実際の選択においては長期的なキャリア視点が重視されていることが推測できる。

◆67.4%が人生において転職を経験した方がいいと実感

「人生で一度は転職を経験しておいた方がいいと思いますか?」という質問に対し、67.4%が「はい」と回答した。さらに、「いいえ」の回答はわずか0.6%で1人のみであった。

この結果は、転職に対して肯定的な社会的認識が広がっていることを示唆している。多くの人が転職経験を価値あるものと捉え、キャリア形成の重要な要素と考えていることがわかる。

◼️課題と展望

調査結果から、転職のきっかけや決断要因が多岐にわたることが明らかになり、転職の回数によってもそれらの違いが大いに現れることが見てとれた。さらに、総じて転職後の満足度が高い傾向にあることがうかがえた。

今後、転職に対する社会の理解がさらに深まり、転職がより普遍的な選択肢として一般化していくであろう。これより、転職の契機がいかなるものであれ、社会に生きるすべての労働者が転職という選択肢を常に念頭に置くことが重要になってくるだろう。

◼️調査概要

項目

詳細

調査名

転職のきっかけに関する調査

対象者

転職経験者

対象地域

全国

調査方法

インターネット調査

調査期間

2024年8月9日〜2024年8月16日

回答数

178

調査結果の引用・転載について

本レポートの著作権は、株式会社ベンドが保有します。 引用・転載される際は、必ず「スキルアップ研究所調べ」のような形で出典を明記し、本記事(https://reskill.gakken.jp/4176)のリンクを付してください。 引用・転載されたことにより利用者または第三者に損害その他トラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いません。

◼️大人の学び直しのためのWEBメディア「スキルアップ研究所」

スキルアップ研究所は、当社実施のアンケートによる最新の実態調査に基づき、独自のキャリア情報や有益な学習法を紹介しています。

実態調査では、スキルアップ及びリスキリング等に関する現状について、実際にアンケートを実施し、結果をもとに解説しています。現状を分析し、今後、より多くの方が望んだ時にスキルアップに取り組める社会を実現するためには次に何をするべきか、生の声をもとに検討していきます。

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「キャリアアップ・スキルアップに取り組みたいが、次に何をすべきかわからない」という方や、「リスキリングって聞いたことはあるけど自分にもできるのかな」と思っている方に、ぜひ読んでいただきたい記事となっています。


スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/

【企業情報】

◆株式会社ベンド(Bend Co., Ltd.)

https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F
問い合わせ窓口: info@thebend.jp


■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)

https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,641億円、連結子会社75社(2023年9月期)
     東京証券取引所 プライム市場情報(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
      教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
           学習教材などの出版・コンテンツ事業、
           教科書・保育用品などの園・学校事業など
      医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、  
             認知症グループホーム事業、
             保育園・学童などの子育て支援事業など
      グローバル:150か国以上で活動・事業展開

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会社概要

URL
http://www.gakken.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田2丁目11番8号 学研本社ビル
電話番号
03-6431-1001
代表者名
宮原 博昭
上場
東証プライム
資本金
198億1700万円
設立
1947年03月