スキルアップ研究所、「子育て経験のある人のリスキリングに関する実態調査」の結果を発表

子育てスキルがビジネス・社会で役立つと感じる人は約7割

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 ベンド(本社:東京都千代田区/CEO:近藤潔)は、運営する「スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)」にて、「子育て経験のある人のリスキリングに関する実態調査」を行い、2025年1月20日に結果を発表いたしました。

調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/4667

【調査結果のポイント】

・副業やフリーランス志向は年齢とともに増加

・6割以上の人が家庭スキルがビジネスに役立つと感じる

・リスキリングの必要性を感じる人は8割を超える


〈調査概要〉

項目

詳細

調査名

子育て経験のある人のリスキリングに関する実態調査

対象者

20代~60代の子育て経験のある方

対象地域

全国

調査方法

インターネット調査

調査期間

2025年1月5日〜2025年1月12日

回答数

300

〈回答者年代内訳〉

年代

人数

割合

20代

23

7.7%

30代

118

39.3%

40代

108

36.0%

50代

41

13.7%

60代以上

10

3.3%

合計

300

100.0%


◼️調査背景

本調査では、家庭スキルがビジネスにどのように活かされる可能性があるのかを明らかにするため、20代から60代以上の子育て経験者を対象にインターネット調査を実施した。

本記事では、各年代で異なる家庭スキルの特徴を掘り下げるとともに、それらがどのようにキャリア形成や副業、フリーランスなどの働き方に影響を与えているのかを考察する。

また、調査結果を基に、企業が取り組むべき支援策や評価制度の在り方についても提言する。

◼️調査結果

◆子育てスキルが社会に役立つと感じている人は約7割

子育てや家庭運営の経験は、6割以上の人が「非常に役立つ」、「ある程度役立つ」と回答した。

最近では、企業が「家庭で培った調整力・マネジメント力」を成果や評価に反映できるよう、面接や評価面談で確認項目を設定する事例も一部出始めている。

こうした例が広がれば、「家庭スキルをなかなか活かせない」と感じている層のモチベーション向上にも繋がり、才能を埋もれさせない環境づくりが可能となるはずである。

◆年代別の家庭スキルの強みー30代は時短術・40代はマルチタスク

年齢別の家庭スキルの強みについても調査を行った。30代は仕事と育児が本格化する時期で、短い時間で成果を出す「作業効率化(時短術)」が自然と身につくようである。

一方、40代は「マルチタスク能力」(22.1%)が突出している。受験や習い事の送り迎え・親の介護が始まるケースもあり、同時に複数の役割をこなすためにプロジェクト管理やスケジュール調整の力が磨かれやすいと推測される。

60代以上は「作業効率化」「コミュニケーション能力」がともに3割と高く、長年の地域活動や家事ノウハウを武器に、相談役やサポート業務などで力を発揮しているようだ。

◆リスキリングが必要と感じる人は8割超

子育て経験者のリスキリングについて、必要性を感じる人は全体で8割を超えた。しかしその中で、全ての年代において50%以上が「必要だが行動していない」を選んでおり、行動に移すための支援や促進策が求められる。

これらのデータは、リスキリング支援の具体策が求められていることを示しており、企業や自治体が研修プログラムや費用補助などを整備することが、家庭スキルを活用するための重要な土台となると言えるだろう。


◼️課題と展望

スキルアップ研究所としては、育児や家事を通じて得られたスキルは決して「ブランク」ではなく、「ビジネスに直結する下地」であることを強調したい。

この認識を広めるためには、企業の評価制度、国や自治体の支援策、個人の積極的な学び直しが三位一体となる必要がある。

子育て経験層には、子育てを通して培われたスキルも十分にビジネスに応用できるものであるという認識を促していきたい。また、企業側は、家庭での経験をビジネスに活かすための支援と評価制度を整える必要がある。

リスキリングに成功した事例を共有することで、多くの子育て層が自信を持ち、キャリアの可能性を感じることができるだろう。

調査結果の引用・転載について

本レポートの著作権は、株式会社ベンドが保有します。 引用・転載される際は、必ず「スキルアップ研究所調べ」のような形で出典を明記し、本記事(https://reskill.gakken.jp/4667)及びスキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)のリンクを付してください。 

記載例

出典:子育て経験のある人のリスキリングに関する実態調査 / https://reskill.gakken.jp/4667

(スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/

引用・転載されたことにより利用者または第三者に損害その他トラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いません。

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スキルアップ研究所は、当社実施のアンケートによる最新の実態調査に基づき、独自のキャリア情報や有益な学習法を紹介しています。

実態調査では、スキルアップ及びリスキリング等に関する現状について、実際にアンケートを実施し、結果をもとに解説しています。現状を分析し、今後、より多くの方が望んだ時にスキルアップに取り組める社会を実現するためには次に何をするべきか、生の声をもとに検討していきます。

キャリア情報や有益な学習法を紹介するページでは、実際にキャリアアップ・スキルアップを目指すにあたって参考となるような情報をお届けしています。

「キャリアアップ・スキルアップに取り組みたいが、次に何をすべきかわからない」という方や、「リスキリングって聞いたことはあるけど自分にもできるのかな」と思っている方に、ぜひ読んでいただきたい記事となっています。


スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/


【企業情報】

◆株式会社ベンド(Bend Co., Ltd.)

https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F
問い合わせ窓口: info@thebend.jp

■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)

https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原 博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,855億円、連結子会社79社(2024年9月期)
     東京証券取引所 プライム市場情報(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
      教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
           学習教材などの出版・コンテンツ事業、
           教科書・保育用品などの園・学校事業など
      医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
             認知症グループホーム事業、
             保育園・学童などの子育て支援事業など
      グローバル:150か国以上で活動・事業展開

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会社概要

URL
http://www.gakken.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田2丁目11番8号 学研本社ビル
電話番号
03-6431-1001
代表者名
宮原 博昭
上場
東証プライム
資本金
198億1700万円
設立
1947年03月