スキルアップ研究所、「簿記資格取得の実態調査」の結果を発表
通学講座が満足度トップ、90%超が高評価
株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 ベンド(本社:東京都千代田区/CEO:近藤潔)は、運営する「スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)」にて、「簿記資格取得の実態調査」を行い、2025年2月12日に結果を発表いたしました。
調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/4688
【調査結果のポイント】
・簿記取得者の9割が2級または3級を取得しており、半数以上が働きながら資格を取得している
・学習手段では市販教材を使った独学が6割を占める一方、満足度が最も高いのは通学講座
・資格取得の目的は6割以上が仕事関連だが、目的によって満足度に差がある
〈調査概要〉
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項目 |
詳細 |
---|---|
調査名 |
簿記資格取得の実態調査 |
対象者 |
20代~60代の日商簿記資格保持者 |
対象地域 |
全国 |
調査方法 |
インターネット調査 |
調査期間 |
2025年1月19日~1月26日 |
回答数 |
300 |
◼️調査背景
近年、キャリアアップや転職に向けた資格取得において、「簿記」が注目を集めている。経理・会計の基礎知識として広く認知され、年間約20万人が日商簿記検定に挑戦する中、資格取得の実態は依然として見えにくい。
そこで、スキルアップ研究所では、学習方法、合格に必要な勉強時間・費用、そして資格取得後のキャリアへの影響について、具体的な実態を明らかにすることで、簿記資格の現状と価値を探る調査を行った。
◼️調査結果
◆半数以上が働きながら資格を取得
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「直近に簿記を取得した際の状況について教えてください」という質問に対する回答を見ると、回答者の半数以上がフルタイムで働きながら簿記を取得していることが明らかになった。
フルタイムで働きながらの資格取得は難しいイメージを持たれがちだが、実際には多くの方が仕事と資格の学習を両立している。本人の工夫や周囲のサポート次第で簿記資格取得は十分に可能であるといえる。
◆簿記資格取得の目的は6割以上が仕事関連
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簿記資格の取得目的について調査したところ、「会計の基本知識の習得」が32%で単独では最多となった。しかし、「就職・転職に活かすため」「現在の業務に必要」「副業での活用」といった仕事関連の目的を合わせると60%以上に達した。
この結果から、実務での活用を見据えた資格取得者が大半を占めることが明らかになった。
◆簿記の学習手段は市販教材が6割を占める
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簿記資格取得時の学習方法を調査したところ、「市販の教材を活用した」との回答が57.7%と最も多く、約6割の取得者が独学での学習を選択していることが判明した。
また、講座形式での学習については、通学(対面)形式が20.3%、通信(オンライン)形式が13.0%となり、対面での学習を選ぶ傾向が強いことも明らかとなった。
◆満足度が一番高いのは通学講座
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上記質問に続いて、その人が利用した学習手段に対する満足度を調査したところ、市販教材、通信講座、通学講座のいずれにおいても85%以上の回答者が高評価を示した。特に通学講座は「満足度が高い」との回答が30%を超え、最も高い評価を得た。
通学講座は選択肢の中では最も費用がかかる学習方法だが、その分だけ質の高いサービスが提供されていることが、この満足度の高さからも裏付けられている。投資に見合う価値が実感されていると言えるだろう。
◼️課題と展望
調査結果から、簿記資格は多くの人にとって実用性が高いスキルであり、特に2級と3級が人気であることが明らかになった。また、資格取得者の半数以上が働きながら勉強を進めており、市販教材を使った独学が主流である一方、通学講座は高い満足度を得ていることもわかった。取得目的の多くが仕事に関連しており、財務状況の理解や自己成長など長期的な効果が資格の価値を高めていることも示唆された。
これらの結果から、簿記資格は個人のキャリア形成や業務スキルの向上において有益なツールであるといえる。今後、働きながら学ぶ人々や独学で学ぶ人々のニーズに合わせた学習環境やサポートの充実が求められるだろう。
また、取得者が実際の職場で資格を活かせるよう、企業側も資格取得の意義を再評価し、スキルを活用する機会を増やすことが望まれる。資格取得者自身も、目的を明確にしながら、その価値を最大限に活用する意識を持つことが重要だ。
調査結果の引用・転載について
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◼️大人の学び直しのためのWEBメディア「スキルアップ研究所」
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スキルアップ研究所は、当社実施のアンケートによる最新の実態調査に基づき、独自のキャリア情報や有益な学習法を紹介しています。
実態調査では、スキルアップ及びリスキリング等に関する現状について、実際にアンケートを実施し、結果をもとに解説しています。現状を分析し、今後、より多くの方が望んだ時にスキルアップに取り組める社会を実現するためには次に何をするべきか、生の声をもとに検討していきます。
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スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/
【企業情報】
◆株式会社ベンド(Bend Co., Ltd.)
https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F
問い合わせ窓口: info@thebend.jp
■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)
https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原 博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,855億円、連結子会社79社(2024年9月期)
東京証券取引所 プライム市場上場(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
学習教材などの出版・コンテンツ事業、
教科書・保育用品などの園・学校事業など
医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
認知症グループホーム事業、
保育園・学童などの子育て支援事業など
グローバル:150か国以上で活動・事業展開
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