夏の風物詩といえば、TUBEの横浜スタジアム公演!4年振りに声出しも解禁され、3万4千人の大観衆が集った‶ジャンボリー“の模様をレポート!WOWOWで9月30日(土)独占放送・配信

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株式会社WOWOW

「TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2023 TUBE JAMBOREE」
9月30日(土)午後8:30[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]

夏の風物詩といえば、TUBEの横浜スタジアム公演!4年振りに声出しも解禁され、3万4千人の大観衆が集った‶ジャンボリー“を全曲ノーカットで独占放送・配信

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 1991年から30年連続で、地元・神奈川のホームグラウンド・横浜スタジアムでコンサートを行ってきたTUBE。コロナ禍で通常通りの開催がままならないこともあったが、今年はついに声出しも解禁となり、夏の風物詩が完全復活することとなった。


 8月26日土曜日。午後6時半を少し過ぎ、場内が暗転する。オープニングに登場したのはゲストの「東京おとめ太鼓」。和太鼓アイドルユニットによる打楽器の風情ある響きが納涼気分を醸し出す中、TUBEのメンバーが乗った櫓(やぐら)がステージ中央にせりだしてくる。着物・浴衣姿の4人はどこか涼し気だ。

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 1曲目は2020年7月にリリースしたアルバム表題曲「日本の夏からこんにちは」。コロナ禍でイベントが軒並み中止となる中、MVと共に全国に「いつもの夏」を届けたTUBE音頭だ。扇子を片手に歌うヴォーカルの前田亘輝も堂に入っている。


 続いては、日本古来の歌謡とラテン音楽がハイブリッドされた「湘南盆踊り」。日本民踊鳳蝶流による踊りが、真夏の夜に彩りを加えていく。


 “祀り”を歌に託した、北島三郎の代表曲「まつり」。そして、Village Peopleの名曲を日本の夏仕様に仕上げた「YMCA~海の家 Remix Ver.」へ。古今東西すべてのルーツにリスペクトを示すTUBEの原点とも言える姿勢。根っからのMUSICMANたる彼ららしくて、実に素晴らしい。

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  衣装替えの後に披露されたのは、抒情的なメロディが秀逸な「ダンス・ウィズ・ユー」。間奏での春畑道哉の切ないギターソロが、胸に沁み入る。“泣きのTUBE”もみんな大好きだ。


 「ここからはみんなの知っている曲ばかりだよ!」と前田が叫んだ「Beach Time」では、角野秀行のベースと松本玲二のドラムスがスケールの大きなグルーヴを生み出す。


 MCを挟んで「夏を抱きしめて」、前田のアカペラをフィーチャーした「夏を待ちきれなくて」と、国民的夏の名曲を続けて披露する。

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  続いては、ハワイへの想いを込めた「Purity -ピュアティ-」、サキソフォーンのフレーズが夜空に響いた「チェリー」、妖艶なダンサーがステージを華麗に舞った「シャララ」と、ミディアムナンバーのコーナー。ミディアムな“佳曲”たちで伝わるバンドとしての“磁力”も彼らの魅力のひとつだ。


 若き日の思い出を語ってから演奏した「BECAUSE I LOVE YOU」の美しいハーモニーの後に、最初のハイライトが訪れた。どこまでもピュアな想いを真っ直ぐに歌い上げるバラード「十年先のラブストーリー」。

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 毎夏恒例の、前田が大量の水を全身で浴びて噴水のカーテンの中で歌うシーン。昨年は歓喜の涙のように感じた水しぶきだったが、今年は心の傷をすべて洗い流してくれる聖水のようだった。祈るような願いを込めて歌う前田の純度の高い歌に、会場のあちこちから感嘆が漏れていたのも印象的だった。

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 そして、力強いアンセムが横浜の夜空に狼煙(のろし)を上げる。Jリーグ設立時に春畑が作曲した「J’S THEME(Jのテーマ)」だ。この夜のライブのためだけに施された特別なアレンジ。長い年月を通じて積み重ねられてきた、無数の努力や勇気を音楽で祝福する。あれから30年。一体どれだけの人々の心を、春畑のギターは奮い立たせてきたのだろう。“荘厳”なんて言葉で形容出来ないほど、圧倒的な演奏だった。

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 日常を取り戻した喜びをそのまま演奏に詰め込んだような「裸足のラッキーガール」「いただきSummer」と、コンサートはフィナーレへと突き進む。ハードロックなスパイスも抜群の「-花火-」「Hot Night」で完全燃焼し、ステージ本編は終了した。

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 アンコールを求める手拍子と歓声が重なる中、グラウンドとスタンドで自然発生的にウェーブが生まれる。懐かしくも感動的な光景。コロナ禍で忘れていた歓喜の渦。本当の意味で、みんなが笑顔を取り戻した。そう実感した。

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 今回のコンサートのタイトルにかけて童謡「JAMBOREE」を口ずさみながら、TUBEのメンバーとサポートメンバー、ダンサーが舞台に戻って来る。披露されたのは、ハマスタ公演の10日前に配信限定リリースされたばかりの「WeTube~夏やろうの夏~」。サウンドプロデュースにagehaspringsを迎えて制作された遊び心満載のゴキゲンな新曲だ。

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 代表曲「さよならイエスタデイ」に続いて、彼らの代名詞とも言える「あー夏休み」で再びハイライトが訪れた。途中、演奏を止めて観衆の大合唱を受け止める4人。感無量といった表情。まさにステージと客席がひとつになった瞬間だった。


 MCではサプライズで再来年6月1日、彼らのデビュー40周年記念日でのハワイ公演を予告した彼ら。「次の約束」が出来る喜び。MCでこんなに心を打たれたのは初めてだった。


 最後は彼らの名前を一躍全国区にしたサードシングル「シーズン・イン・ザ・サン」。来たるべき40周年に向けて、初心に還っていく。そんな表明のようにも感じられた。

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 人生生きていれば、いろいろな出来事がある。辛いこと、悲しいこと。時には深い哀しみに落ちていくことも。それでも、夏の陽射しのように、希望が人々の心を照らしてくれる。TUBEの音楽がそれを教えてくれた。


 だからいつだって、彼らは笑顔と情熱をキープする。最後は真心を込め、マイクを使わずに「どうもありがとう!」と叫んだ4人。どこまでも優しい笑顔で、静かにステージを降りていった。


 泣いて笑って、熱く盛り上がって、最後は感動の余韻を残して。今年の夏の風物詩も、そうやって幕を閉じた。


 来たる9月30日。WOWOWでは、放送と配信を通じてこの夜のステージを全曲ノーカットで日本中に届ける。ジャンボリーとは、大勢の人々が集まる楽しいパーティーやイベントのことである。


 TUBEが3万4千人のオーディエンスと分かち合った真夏のジャンボリー。

 長月最後の夜に思い切り堪能していただきたい。

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<番組情報>
「TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2023 TUBE JAMBOREE」
9月30日(土)午後8:30[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
※放送終了後~1カ月アーカイブ配信あり

収録日:2023年8月26日
収録場所:神奈川 横浜スタジアム

<関連番組>
TUBE LIVE AROUND SPECIAL 2022 Reunion
9月29日(金)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]


<番組サイト>

https://www.wowow.co.jp/music/tube/

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1984年12月