第8回角川つばさ文庫小説賞は初めての<金賞>2作品!うち1作は小説投稿サイト「カクヨム」からデビューした作家が受賞!
七海まち著『サキヨミ!①』は9月12日発売、やまもとふみ著『理花のおかしな実験室①』は10月14日発売
「角川つばさ文庫小説賞」は、主に9~13歳の児童を読者対象とする「角川つばさ文庫」にふさわしいエンタテインメント作品を募集する、小説の公募企画です。第8回では「角川つばさ文庫」からの出版を前提とする一般部門に222作品の応募が寄せられ、つばさ文庫小説賞では初めての2作品 〈金賞〉同時受賞になりました。
なお、本作の著者・七海まち氏は、初めて応募作品2作が最終選考に残った点も特筆すべき快挙です。複数作品の応募は過去にも複数例あり、珍しいことではありませんが、最終選考に作品が2作以上残った著者はいませんでした。七海まち氏のデビュー作にぜひともご注目ください。※大賞は該当作なし
一般部門<金賞>受賞作(9月12日発売)
【書名】サキヨミ!① ヒミツの二人で未来を変える!?
【作】七海まち 【絵】駒形
【判型】新書版 【ページ数】224 ページ
【定価】本体660円+税
【ISBN】978-4-04-632031-5
【発行】株式会社KADOKAWA
https://www.kadokawa.co.jp/product/322004000408/
【内容/あらすじ】
サキヨミ――それは、人の顔を見ると、その人に起きる不幸な未来が見えてしまう力のこと。
主人公・如月美羽(きさらぎ みう)は、物心ついたころから、サキヨミの力を持っていた。自分の力を恐れ、他人と関わる事を拒んで生きてきた美羽。中学入学直後のある日、先輩が大ケガするサキヨミを見た事をきっかけに、同じ力を持つ同級生・瀧島幸都(たきしま ゆきと)に出会う。
「僕と二人で、運命を変えるんだ。」
この一言がきっかけで、美羽は瀧島と共に、不幸な未来に抗おうと決意するが……!?未来を変えようと奔走する男女の、運命の物語――。
【著者・イラストレーター プロフィール】
著者:七海まち(ななみ まち)
うお座のO型。東京都在住。第8回角川つばさ文庫小説賞一般部門金賞を受賞。受賞作を改題・改稿した本作でデビュー。好物は紅茶とモンブラン。朝起きることが苦手。飼い猫のうっとり顔に毎日癒やされている。猫はどんな柄でも大好きで、特に好きな柄は黒白ハチワレ。 ※「カクヨム」からデビューされた作家です。
イラスト:駒形(こまがた)
大阪府在住のイラストレーター。主な作品に「探偵チームKZ事件ノート」シリーズ(講談社青い鳥文庫)、「ないしょのM組」シリーズ、『ロミオとジュリエット』、「サキヨミ!」シリーズ(すべて角川つばさ文庫)、『まんが人物伝 マリ・アントワネット』(KADOKAWA)など。
【選考委員も大絶賛!】 ※「デスコレ!」は本作の応募時タイトルです 宗田 理 様 作家。代表作『ぼくらの七日間戦争』。「ぼくら」シリーズは角川つばさ文庫でも大人気。 金賞の『デスコレ!―運命は、変えられる―』は、特殊な能力を持つ少女と少年が未来に挑む物語。主人公の葛藤が丁寧に書かれている。学園ものでありながら、その枠を飛びだした奇想天外なストーリーはぼくが望んでいたものだ。やや無理のある展開もあったが、こういう小説に果敢に挑戦したことを評価したい。 あいはらひろゆき 様 作家。著書に「くまのがっこう」「がんばれ!ルルロロ」『はっはっはくしょーん』「クローバーフレンズ」など。 この作家はとてもスキルが高く、文章のキレ味もあって素晴らしい才能を感じさせます。登場キャラクターも魅力的で説得力があり、また伏線の張り方やその回収もしっかりできていて、安心して読み進めることができました。ただ残念なのは、後半にかけて物語の展開が滞留、混乱してしまったことです。じっくりと整理しないまま書き進んだ印象があり、もったいない印象です。もう一度時間をかけて再考し、さらに一段レベルアップした作品に仕上げることを望みます。 本上まなみ 様 女優、タレントとして活躍する他、エッセイや絵本などの著作も多数。 『デスコレ!―運命は、変えられる―』は他人の「良くない未来」が見えてしまう、特殊な能力を持った少女の物語。何か行動を起こしてしまえば当事者の運命をコントロールすることになるのではないかと主人公は苦悩しますが、もし自分なら? 重圧に耐えられないかも、とどきどきしながら読みました。登場人物それぞれの描写や全体の構成もよく考えられていて、非常に読みごたえがありました。『ヤシロさんは成仏できない』と2作同時に最終候補まで残ったのも特筆すべき点ですね。『ヤシロさん』は非常にポテンシャルの高い作品で、こちらの評価も高かったです。物語の内容を鑑み『デスコレ!』の方がつばさ文庫小説賞向きではないかということになりまして、今回こちらの作品へ贈賞することに決定しました。 |
【角川つばさ文庫とは?】
2009年3月創刊。「次はどんな本を読もう ?」そんな子どもたちの「読みたい気持ち」を応援する、KADOKAWAが発行する、主に9~13歳の児童を読者対象とする児童文庫レーベルです。2012年から8年連続ジャンル別売上ナンバーワン。KADOKAWAの持つコンテンツや読者を楽しませるノウハウを子どもたちのために駆使し、青春、冒険、ファンタジー、恋愛、学園、SF、ミステリー、ホラーなど幅広いジャンルの作品を刊行しています。レーベル名には、物語の世界を自分の「つばさ」で自由自在に飛び、自分で未来をきりひらいてほしい。本をひらけば、いつでも、どこへでも・・・そんな願いが込められています。主な作品に『ぼくらの七日間戦争』『新訳ふしぎの国のアリス』『怪盗レッド』『いみちぇん!』『四つ子ぐらし』シリーズなど。毎月15日ごろ発行。
■公式ホームページ https://www.tsubasabunko.jp
【角川つばさ文庫小説賞とは?】
「角川つばさ文庫小説賞」は、小・中学生のこどもたちにもっと読書を楽しんでもらいたい、という願いを込めて2011年9月に創設された小説賞です。「角川つばさ文庫」からの出版を前提とする〈一般部門〉、応募資格を中学生以下に限定した〈こども部門〉ともに、今年で第 9 回を迎え、毎年多くの作品が集まっています。
■公式ホームページ https://www.tsubasabunko.jp/award/
もう一つの一般部門<金賞>受賞作(10月14日発売予定)
【書名】理花とおかしな実験室① お菓子づくりはナゾだらけ!?
【作】やまもとふみ【絵】nanao
※10月刊本書の詳細は角川つばさ文庫公式ホームページにて追ってお知らせします。
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