「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」の復刊企画でお馴染みの㈱書泉からの新たな復刊企画「Re文庫」!その第2弾は澁澤龍彦著『悪魔の中世』(河出書房新社)を復刊。予約は10月31日(金)から開始‼
「中世への旅」シリーズの大ヒットから始まった復刊企画「書泉と、10冊」「芳林堂書店と、10冊」。過去に出版された名作をみなさまにお届けしておりました株式会社書泉が、大日本印刷(DNP)さんとのコラボ企画「Re文庫」にて、既に在庫がなく手に入りにくい名作文庫を復刊させることになりました。
好評をいただいた第1弾の阿佐田哲也著『Aクラス麻雀』(双葉社)に引き続き、第2弾は澁澤龍彦著『悪魔の中世』(河出書房新社)を復刊してみなさまへお届けをいたします。

【復刊に至った経緯】
河出文庫の澁澤龍彦コレクションのシリーズは、発売当初、非常に人気が高く、装幀も素晴らしくて、澁澤龍彦ファンなら、全てコレクションしたい商品たちでした。そのなかでも、書泉と親和性の高い「中世」という言葉に焦点を当て、より澁澤龍彦を感じて頂きたいと希望し復刊にいたりました。
澁澤龍彦コレクションのシリーズを好んでいた当時の読者に、ぜひ、懐かしさともに、届けたい書籍です。一風変わった美術概論でもありますので、澁澤龍彦のにじみ出るエロス的な?独特の文体を味わっていただければと思います。
<河出書房新社編集部 コメント>
いま、澁澤龍彦という作家に光を当てていただき、とても嬉しく思います。
本書は、当時30代の澁澤が様々な書物を渉猟し描きあげた、中世の悪魔像をテーマとする美術史的エッセー。中世の人々が想像した多種多様な悪魔の姿を多数の図版と共に知ることができる名著であり、澁澤本人の思い入れも深い作品です。
2027年没後40年、2028年生誕100年を迎える澁澤の数多の著作に新たにふれる一冊として、再びふれる一冊として、多くの読者に届くことを願ってやみません。
<この企画を起案した、芳林堂書店高田馬場店 江連さん コメント>
「澁澤龍彦」といえば、当時、ミステリアスな雰囲気を持つ、非常に魅力的な作家として、
一世風靡した作家であり、数々の美しい文章が散りばめられたコレクションが、
文庫という形で手軽にその世界を堪能することができたのはこの上ない幸せでした。
いまでも、自分の本棚にはひっそりと並んでいる文庫たちですが、
あの、少し背徳的で、仄かに、時に悩ましい色気の匂い立つ世界を夢中になって
拝読していたころを思い出し、「澁龍」を未知のかたにも、ぜひ、触れてほしい、
手に取っていただきたいと思い、提案いたしました。
<大日本印刷 担当 山田さん コメント>
「Re文庫」は、名作を“書店員の目利き”で再び読者に届けるというコンセプトでスタートしました。
打合せを通じて、まさに、芳林堂書店・江連さんの“想い”が詰まった1冊だと感じております!
本作は、中世ヨーロッパの神秘と悪魔的要素を巧みに織り交ぜた幻想的な世界観が広がり、澁澤龍彦の美しい文体が心に響く傑作です!
澁澤龍彦ファンや歴史に興味がある方はもちろん、異世界に浸りたい方にもおすすめの一冊です。
ぜひ手に取って、その魅力を味わってください!
【商品情報】
『悪魔の中世』 著者:澁澤龍彦

販売価格:2,090円(税込)※本体価格1,900円+消費税190円
ISBN:9784309422367
判型:A6判 ページ数:218頁
文庫初版:2001年6月
『悪魔の中世』有償特典同梱版

(文庫『悪魔の中世』に加えて澁澤龍彦アクリルスタンド付)
販売価格:税込3,740円(本体価格3,400円+消費税340円)
【作品概要】
ブルトンとバルトルシャイティスを結びつけ、〈魔的〉なイメージを中心に、美術史の大転換を図った澁澤龍彦の記念すべき出発点。埋もれていた名著、文庫版で待望の復活‼
【目次】
悪魔像の起源
悪魔の肖像学
冥府とアポカリプス
最後の審判
地獄と刑罰
コントラ・トリニタス
ドラゴンの幻想
誘惑図
死の恐怖と魅惑
■ 予約開始日:2025年10月31日(金)
書泉オンライン:https://shosen.tokyo/apps/note/?e-landing-page=akuma_no_chuusei
通常版 :https://shosen.tokyo/?pid=189030721
有償特典版:https://shosen.tokyo/?pid=189030722
芳林堂書店高田馬場店/書泉グランデ/書泉ブックタワー
■ 予約〆切日:2025年12月2日(火)
■ 商品お届け予定日:2025年12月下旬の出荷となります
Re文庫とは
“まだ売れる”と目利きした本を、書店員の力でもういちど市場に流通させる。
書店自らが“作る”商品として、協力出版社の品切重版未定商品の中から書店員が選んだ「売りたい本」を、限定商品として販売します。DNPが2025年5月から展開する取り組みです。限定商品は「Re文庫」と名付け、“オリジナルブランド”として展開します。
書店員の「この本を読者へ届けたい」という想いを「Re文庫」に込めて、特別な読書体験をお届けできればと願って生まれた企画です。

【会社概要】
株式会社 河出書房新社
1886年(明治19年)、東京・日本橋に成美堂書店として創業、当時は農業書、理工書、教
育書を中心に刊行していたが、その後分野を広げ、現在は、日本文学、海外文学、人文・
社会科学、自然科学、芸術、実用、児童書、雑誌「文藝」など、多岐にわたる出版活動を
行っている。1962年に創設した「文藝賞」は、新人の登竜門として文学シーンに多くの新
しい才能を送り出している。
「文化遺産の継承」「新しい文化の創造」「海外文化の積極的紹介」を出版理念に、書籍
出版を通じて、さまざまな「知」の発信に取り組んでいる。
大日本印刷株式会社
大日本印刷(DNP)は、出版印刷・商業印刷のほか、ICカード、マーケティング支援、包装、産業資材、電子部材などの幅広い事業を展開する世界最大規模の総合印刷会社です。独自の「P&I」(印刷と情報:Printing & Information)の強みを掛け合わせ、社外の多くのパートナーとの連携を深めて、社会課題を解決するとともに、人々の期待に応える「新しい価値」を創出しています。
出版事業においては、出版業界の課題の解決に向けて、新たな本の「つくり方」や「届け方」を提供する“未来の出版流通プラットフォーム”の構築に取り組んでいます。
大日本印刷URL https://www.dnp.co.jp/
株式会社書泉
「書泉」「芳林堂書店」の2つの屋号の書店を展開。「鉄道」「アイドル」「プロレス」をはじめ「数学」「占い」など様々なジャンルの本・雑貨を深く扱っています。著書にまつわるイベントも多数実施。
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