中谷潤人が初防衛戦を自己初解説!「試合当日に900gm減量、リバウンドは6㎏」。12月4日(月)に『エキサイトマッチSP』として放送・配信!
https://www.wowow.co.jp/sports/excite/
WBO世界スーパー・フライ級王者の中谷潤人(25=M.T)が、WOWOW『エキサイトマッチSP』の収録に臨んだ。去る9月18日に行われたアルヒ・コルテス(メキシコ)との初防衛戦を自己解説した中谷は、「調整はいつも通りだったけれど、試合当日の朝、体重は900gm・オーバーだった」と減量が厳しかったことを明かしたうえで、「試合をフルに見て改めて反省点が確認できた」と収穫を得た様子だった。
■「当日900gmオーバーはかなり焦る量」 西岡氏
今回の試合を前に恒例のロサンゼルス合宿をこなした中谷は「トニー(オラスクアガ)らとトータルで230ラウンドぐらいスパーリングをした」と話し、コルテスに関しては「自分の距離になると勢いづくので危ない。特に右のパンチは厄介」と分析。そのため「丁寧に戦う」ことをテーマにしたという。
体重リミットが50.8㎏のフライ級から52.1㎏のスーパー・フライ級に転向して約1年。これが3試合目だが、それでも172㎝の長身の中谷には減量苦が付きまとっている。今回も試合当日の朝に900gmオーバーしていたという。解説で同席した元WBC世界スーパー・バンタム級王者の西岡利晃氏が「かなり焦る量じゃないの!」と驚いたほどだ。それに対し中谷は「いつものこと。走って落とした」と平然と答えていた。試合前の時点で、計量後のリバウンドは約6㎏。「いつもよりも少し多めだった」と明かしている。
■ボディブローで3度のダウンを奪う
試合に関しては「上体を立たせないためにスタンスを広くとるようにしている」と話し、「重心が低く、良い入り方(スタート)ができた」と自己分析。序盤から自分のペースでラウンドを進め、徐々にペースを上げながら5回にはボディブローで流れを決定的にする2度のダウンを奪った。「試合前から『これは当たる』と思っていた」という計算されたパンチだ。ただ、次の回には相手の反撃を受けて後退するシーンも見られた。「ちょっとバランスを崩したところに右を受けた。初めてちょっと効いたけれど、『夢で見たことがあったな』という感じだった」と明かした。
7回からは再び主導権を握って着々とポイントを重ね、9回には勝負を決定づけるダウンを追加した。またも左ボディブローだった。
「練習してきたパンチ」だったという。中谷は「効くパンチを打てていたのでKOしたかった」というが、コルテスの粘りもあり勝負は判定に。採点は118対107、119対106、119対106と大差がついていた。中谷にとっては世界戦5試合目にして初の判定決着だった。
圧勝ではあったものの「入って出るときにバランスを崩すところがあった。バランスのいい状態で相手を迎え撃つことができたらもっと良かった」と反省の弁も出た。
■S・フライ級に留まるか バンタム級に転向か
「足が攣るとか減量の影響はなかった」という中谷だが、スーパー・フライ級でも体重調整が厳しくなっていることは間違いない。
「筋肉量が増え確実に体が大きくなっているので、同じ900gmでも以前よりも落としづらかったのは事実」と話す。
現在のクラスに留まるのか、それとも3階級制覇を狙って53.5㎏のバンタム級に転向するのか――。次戦は来年春に計画されているが、「仮にバンタム級に転向するとしても実力のあるチャンピオンばかりなので、そこに勝って行かなければならない」と決意をのぞかせる。年明けにも恒例のロサンゼルス合宿を行う予定だという。
『エキサイトマッチSP「中谷潤人vsコルテス」「マグラモvsオラスクアガ」』は、12月4日(月)午後9時からWOWOWで放送・配信する。
◆◆◆WOWOW 番組情報◆◆◆
★『エキサイトマッチSP「中谷潤人vsコルテス」「マグラモvsオラスクアガ」』
本場ラスベガスでの衝撃KO勝利で2階級制覇した中谷潤人の初防衛戦を本人解説で振り返る。さらに寺地拳四朗と激闘を繰り広げた若き逸材オラスクアガの一戦も!
<放送・配信日>12月4日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<出演>スペシャルゲスト:中谷潤人/解説:飯田覚士、西岡利晃
★『エキサイトマッチSP「寺地拳四朗vsブドラー」「那須川天心vsグスマン」』
L・フライ級の頂点に君臨する寺地拳四朗と元2階級制覇王者ヘッキー・ブドラーの激闘と「神童」那須川天心のボクシング転向第2戦をそれぞれ本人解説でお届けする。
<放送・配信日>12月11日(月)午後9:00[WOWOWライブ][WOWOWオンデマンド]
<出演>スペシャルゲスト:寺地拳四朗、那須川天心/解説:長谷川穂積
■番組HP/ https://www.wowow.co.jp/sports/excite/
■公式X(旧Twitter)/ @Excite_Match
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