スキルアップ研究所、「働き方別のリスキリングについての実態調査」の結果を発表

リスキリングへの関心は働き方に関係なくほぼ同じ

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 ベンド(本社:東京都千代田区/CEO:近藤潔)は、運営する「スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)」にて、「働き方別のリスキリングについての実態調査」を行い、2025年5月9日に結果を発表いたしました。

調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/4892

【調査結果のポイント】

・リスキリングへの関心は働き方に関係なくほぼ同じ

・学習時間の確保に対して働き方によって異なる課題がある

・リスキリング費用の自己負担が重荷に、会社からの支援不足が働き方に関わらず課題

〈調査概要〉

項目

詳細

調査名

働き方別リスキリングについての実態調査

対象者

20代~60代の社会人

対象地域

全国

調査方法

インターネット調査

調査期間

2025年4月16日〜4月23日

回答数

300名

◼️調査背景

企業を取り巻く環境が急速に変化する中、従業員の能力開発であるリスキリングの重要性が高まっている。

働き方が多様化する現代において、出社中心とリモートワーク中心の働き方で、リスキリングへの意識や取り組みに差異が生じている可能性に着目し、本調査では両者のリスキリングの実態を多角的に比較分析する。

この分析を通じて、働き方の違いが個人のリスキリングにどのような影響を与えているのか、その実態を明らかにしていく。

◼️調査結果

◆業務の柔軟性と学習時間との相関

業務の柔軟性と学習時間の関係性については、出社頻度が高いほど業務による疲労が、出社頻度が低いほどオンオフの切り替えの難しさが学習時間を確保する上での課題として挙げられた。

働き方によって課題の性質は異なるものの、学習時間の確保は多くの人にとって共通の障壁となっていることがうかがえる。

◆会社からの費用補助と経済状況による学習費用への影響

会社からの費用補助の有無や働き方による経済状況の違いがリスキリングにかける費用に与える影響について尋ねたところ、どの層においても、「自己負担で学習費用を捻出する必要があり、経済的な負担を感じやすい」という意見が多数を占めた。

このことから、会社からの費用補助制度が十分に普及していない現状がうかがえる。

◆得られたスキルは働き方によって傾向が異なる

リスキリングを通して得られたスキルの種類を見ると、出社中心の人では会計・金融スキルを習得した割合がリモート中心の人よりも高く、一方、リモート中心の人では語学スキルを習得した割合が高いという興味深い結果が得られた。

この背景には、それぞれの働き方や職種において求められるスキル、あるいは学習しやすい環境の違いなどが影響している可能性が考えられる。

◼️課題と展望

本調査の結果、リスキリングへの関心や経験の有無、費用については働き方による大きな差異は見られなかった。しかし、リスキリングに費やす時間・得られたスキルは働き方によって違いが見られた。

特筆すべき課題として、働き方によって学習時間の確保に異なる困難が存在すること、そして費用負担感が働き方に関わらず大きいことが明らかになった。

今後は、多様な働き方に対応した柔軟な学習機会の提供と、経済的負担を軽減する支援策の拡充が求められる。リスキリングを促進し、個人の成長と企業の競争力強化に繋げるためには、より効果的な学習環境の整備が不可欠である。

調査結果の引用・転載について

本レポートの著作権は、株式会社ベンドが保有します。 引用・転載される際は、必ず「スキルアップ研究所調べ」のような形で出典を明記し、本記事(https://reskill.gakken.jp/4892)及びスキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)のリンクを付してください。 

記載例

出典:https://reskill.gakken.jp/4892

(スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/

引用・転載されたことにより利用者または第三者に損害その他トラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いません。

◼️大人の学び直しのためのWEBメディア「スキルアップ研究所」

スキルアップ研究所は、当社実施のアンケートによる最新の実態調査に基づき、独自のキャリア情報や有益な学習法を紹介しています。

実態調査では、スキルアップ及びリスキリング等に関する現状について、実際にアンケートを実施し、結果をもとに解説しています。現状を分析し、今後、より多くの方が望んだ時にスキルアップに取り組める社会を実現するためには次に何をするべきか、生の声をもとに検討していきます。

キャリア情報や有益な学習法を紹介するページでは、実際にキャリアアップ・スキルアップを目指すにあたって参考となるような情報をお届けしています。

「キャリアアップ・スキルアップに取り組みたいが、次に何をすべきかわからない」という方や、「リスキリングって聞いたことはあるけど自分にもできるのかな」と思っている方に、ぜひ読んでいただきたい記事となっています。

スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/


◆株式会社ベンド(Bend Co., Ltd.)

https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F
問い合わせ窓口: info@thebend.jp

■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)

https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原 博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,855億円、連結子会社79社(2024年9月期)
     東京証券取引所 プライム市場上場(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
      教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
           学習教材などの出版・コンテンツ事業、
           教科書・保育用品などの園・学校事業など
      医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
             認知症グループホーム事業、
             保育園・学童などの子育て支援事業など
      グローバル:150か国以上で活動・事業展開

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
資格・留学・語学
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
http://www.gakken.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田2丁目11番8号 学研本社ビル
電話番号
03-6431-1001
代表者名
宮原 博昭
上場
東証プライム
資本金
198億1700万円
設立
1947年03月