スキルアップ研究所、「女性のスキルアップについての実態調査」の結果を発表
女性の方がスキルアップの取り組みの男女差を感じる結果に
株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 ベンド(本社:東京都千代田区/CEO:近藤潔)は、運営する「スキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)」にて、「女性のスキルアップについての実態調査」を行い、2025年5月19日に結果を発表いたしました。
調査結果全文はこちら:https://reskill.gakken.jp/4913
【調査結果のポイント】
・リスキリングへの意欲は高まっているものの、男性と比較して実施率は低い
・時間的制約と家庭の協力が女性のリスキリングにおける重要な課題
・スキルアップへの取り組みの男女差は女性がより強く感じている
〈調査概要〉

項目 |
詳細 |
---|---|
調査名 |
女性のスキルアップについての実態調査 男性のスキルアップについての実態調査 |
対象者 |
20代以上の社会人 |
対象地域 |
全国 |
調査方法 |
インターネット調査 |
調査期間 |
2025年4月28日〜5月5日 |
回答数 |
男女各200 |
◼️調査背景
ライフイベントによるキャリアの中断や、柔軟な働き方を志向する女性にとって、リスキリングは自身のキャリアを主体的に築き、社会で活躍し続けるための重要な鍵となる。
しかしながら、その意欲や必要性が叫ばれる一方で、女性がリスキリングに取り組む上では、特有の課題も指摘されている。
本調査では、女性のリスキリングに対する意識、取り組みの実態、そしてその阻害要因を明らかにする。また、昨年の調査結果と比較し、変化を捉える。
◼️調査結果
◆リスキリングに取り組む女性は増えている


リスキリング(就業時間外のスキルアップ)に取り組んでいる女性は約27.5%であった。これは、男性の取り組み率である33.5%と比較して低い数値となっている。
しかし、去年の結果と比較すると、リスキリングを行っている・過去に行っていたことがある女性の割合は61.8%(2024時調査)から74.0%(2025年、今回)に増加している。世の中のリスキリングへの意識の高まりを反映しているといえる。
◆スキルアップ支援への期待、男女間で異なる家庭の理解

「家庭(パートナー含む)の理解・協力」を期待する割合が女性の40.9%に対し男性は25.9%と、女性の方が男性よりも圧倒的に高いことがわかった。
この背景には、女性がスキルアップに取り組む上で、時間的制約に加え、家事や育児といった家庭内での役割分担の偏りから、周囲の理解と協力が不可欠であるという認識が強く影響していると考えられる。
◆スキルアップの男女差は女性がより強く感じている

女性の方が男性よりも「スキルアップへの取り組みに男女差がある」と思う割合が高いことがわかった。
この背景には、依然として女性に偏りがちな育児や家事の負担があり、スキルアップのための時間を確保することの難しさが、男女間の差に対する意識の差を生んでいると考えられる。
さらに言えばこの結果は、女性の方が男女差を強く認識している一方で、男性側がこの現状に気づいていない可能性も示唆しており、その点も看過できないのではないだろうか。
◼️課題と展望
本調査の結果、リスキリングへの意識が高まる中で、女性が依然として特有の課題に直面している現状を浮き彫りにしたと言えるだろう。
特に、女性がスキルアップの取り組みに対する男女差を強く認識する一方で、男性側の意識が低い可能性は看過できない。男性の意識改革と配慮ある行動が、真の男女平等には不可欠である。
今回の調査結果が、女性の活躍推進に向けた議論を深め、具体的な行動、そして男性の意識変革を促す一助となることを期待する。
調査結果の引用・転載について
本レポートの著作権は、株式会社ベンドが保有します。 引用・転載される際は、必ず「スキルアップ研究所調べ」のような形で出典を明記し、本記事(https://reskill.gakken.jp/4913)及びスキルアップ研究所(https://reskill.gakken.jp/)のリンクを付してください。
引用・転載されたことにより利用者または第三者に損害その他トラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いません。
◼️大人の学び直しのためのWEBメディア「スキルアップ研究所」

スキルアップ研究所は、当社実施のアンケートによる最新の実態調査に基づき、独自のキャリア情報や有益な学習法を紹介しています。
実態調査では、スキルアップ及びリスキリング等に関する現状について、実際にアンケートを実施し、結果をもとに解説しています。現状を分析し、今後、より多くの方が望んだ時にスキルアップに取り組める社会を実現するためには次に何をするべきか、生の声をもとに検討していきます。
キャリア情報や有益な学習法を紹介するページでは、実際にキャリアアップ・スキルアップを目指すにあたって参考となるような情報をお届けしています。
「キャリアアップ・スキルアップに取り組みたいが、次に何をすべきかわからない」という方や、「リスキリングって聞いたことはあるけど自分にもできるのかな」と思っている方に、ぜひ読んでいただきたい記事となっています。
スキルアップ研究所:https://reskill.gakken.jp/
◆株式会社ベンド(Bend Co., Ltd.)
https://reskill.gakken.jp/company
代表取締役:近藤潔
設立:2019年3月1日
資本金:1500万円(資本準備金を含む)
所在:〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-23 日テレ四谷ビル 4F
問い合わせ窓口: info@thebend.jp
■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)
https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原 博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,855億円、連結子会社79社(2024年9月期)
東京証券取引所 プライム市場上場(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
学習教材などの出版・コンテンツ事業、
教科書・保育用品などの園・学校事業など
医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
認知症グループホーム事業、
保育園・学童などの子育て支援事業など
グローバル:150か国以上で活動・事業展開
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像