絵本『ながい ながい おうさまの はなの はなし』が大好評! 作者・しまだかほさんが母校・多摩美術大学で特別講義

待望の市販絵本をGakkenから刊行した絵本作家・しまだかほさんが、母校の多摩美術大学で学生に向けて講演&ワークショップを実施しました。

株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社Gakken(東京・品川/代表取締役社長:南條達也)は、絵本『ながい ながい おうさまの はなの はなし』(2025年4月10日発売)の発刊を記念し、2025年5月19日(月)に特別講義とワークショップを開催いたしました。

本イベントでは、作者である絵本作家・しまだかほさんが、ご自身の母校である多摩美術大学にて、これまでの創作活動の道のりや、絵本づくりの魅力を、Gakkenの担当編集者・田中百合とともに、後輩の学生たちに向けて熱く語りました。当日の様子や、絵本の創作背景について詳しくお伝えします。

▲『ながい ながい おうさまの はなの はなし』(作絵/しまだ かほ)書影

絵本『ながい ながい おうさまの はなの はなし』(作・絵:しまだかほ)は、2025年4月に発売された絵本です。ユーモアたっぷりのナンセンスな世界観と、ページをまたいで続く「おうさまのなが~い鼻」が話題となり、読者から大きな反響を集めています。

本作の作者であるしまだかほさんは、これまで月刊保育絵本にて多数の作品を手がけてきた実力派。明るく楽しいストーリーや、温かなタッチのイラストで子どもたちを魅了してきました。そして、「市販絵本も読みたい!」という声に応えるかたちで誕生したのが、本作です。

このたび、しまださんご自身の母校・多摩美術大学グラフィックデザイン学科にて、学生向けの特別講義を実施しました。当日は、Gakken編集部の田中百合(同大学出身)も登壇し、絵本作家と編集者、それぞれの視点から「ものづくりの楽しさ」や「創作への情熱」を語りました。

▲左/作者のしまだかほさん、右/Gakken編集部の田中百合。2人とも最初は少し緊張気味でしたが、だんだんとリラックスして話も滑らかに。

▲2人で協力して用意したパワーポイントは、あえてのオール手書き。わかりやすさと親しみやすさを両立させました。
▲しまださんのクリエイターとしてのキャリアも紹介。
▲書画カメラを使って、その場で絵本『ながい ながい おうさまの はなの はなし』を投影することで、ライブ感ある絵本紹介に。
▲『おうさまの ながい ながい はなの はなし』の元になった、月刊保育絵本掲載のお話のラフ。見開き5ページ分ながら、最初から最後まで鼻が続く…というアイデアがここで生まれたのだそう。
▲長い鼻のアイデアをどうしても長編の市販絵本にしたいと、編集部に執念の攻勢をかけ続けた、しまださんのプレゼン画。この熱意が、傑作絵本を生み出したのです。
▲『ながい ながい おうさまの はなの はなし』全体のラフ。このような緻密な構成があるからこそ、お話が面白くなるのですね。
▲上の2枚の絵は、お話『せつぶん』(Gakkenの月刊保育絵本に掲載)のワンシーンから、ラフ画(上)と本画(下)です。 2枚は微妙に違っています。ラフ画から本画になる過程で絵本作家と編集者が検討を重ね、イラスト表現やネーム位置などを修正しているのです。

パワーポイントのスライドは、すべて手書きで構成。柔らかなフリーハンドの線で描かれた図解は視覚的にも楽しく、参加者からも「わかりやすい!」と好評でした。書画カメラを使って絵本の実物を投影しながら、作品の構成や意図、工夫した点などをリアルタイムで紹介する場面では、学生たちも真剣な眼差しで聴き入っていました。

講義の後半では、参加者全員によるワークショップも実施。与えられた3つのテーマから1つを選び、約45分で見開き7ページ分のストーリーとイラストラフ、さらに売り込みのアイデアまでを考案するという内容です。しまださんと田中が学生の間を回ってアドバイスを行うなど、会場全体が創作の熱気に包まれました。

完成した作品は後日、講師の2人が一つひとつ丁寧に目を通し、コメントをつけて返却予定とのこと。「しまだ賞」「田中賞」が設けられる可能性もあり、学生たちは一層真剣に取り組んでいました。

▲学生達の間を回ってアドバイス。講師の2人も楽しそうです。
▲しまださんが、お話を考える時のご自身の思考回路も公開してくれました。一つのテーマから、こんなにもたくさんのキーワードを紡ぎ出し、組み合わせていくのですね。

講義の最後には、しまださんの創作ノートや絵コンテも公開され、作品がどのようにして形になるのか、実践的な制作プロセスを垣間見ることができました。一つのテーマからアイデアを広げ、物語へと昇華させる過程は、まさにクリエイターとしての真骨頂。その思考の軌跡は、学生にとって大きな刺激になったようです。

約2時間半にわたるこの講義は、しまだかほさんと編集者、そして学生たちの熱意によって、非常に充実したものとなりました。参加者からは「自分も早く社会に出て何かを作ってみたい」「ものづくりの面白さが伝わってきた」といった感想が多数寄せられました。

今後、しまださんとのタッグから、また新たな絵本が生まれる日が待ち遠しい限りです。次なる一冊に、ぜひご期待ください。

[商品概要]

『ながい ながい おうさまの はなの はなし』

作・絵:しまだかほ
定価:1,760円(税込)
発売日:2025年4月10日
判型:A4/32ページ
電子版:あり
ISBN:978-4-05-206084-7
発行所:株式会社 Gakken
学研出版サイト:
https://hon.gakken.jp/book/1020608400

【本書の購入はこちら】

・Amazon:https://amzn.asia/d/56rVF6u
・楽天ブックス:
https://books.rakuten.co.jp/rb/18142522/
・セブンネット:
https://7net.omni7.jp/detail/1107591075


■株式会社 Gakken(Gakken Inc.)

https://www.corp-gakken.co.jp/
・代表取締役社長:南條 達也
・法人設立年月日:2009年1月13日(2022年10月1日商号変更)
・資本金:50百万円
・所在住所:〒141-8416 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・事業内容:出版・コンテンツ事業、グローバル事業、医療・看護出版コンテンツ事業、
       園・学校向け事業、教室関連事業、EC・オンライン事業、広告事業を展開

■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)

https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原 博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,855億円、連結子会社79社(2024年9月期)
     東京証券取引所 プライム市場上場(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
      教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
           学習教材などの出版・コンテンツ事業、
           教科書・保育用品などの園・学校事業など
      医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
             認知症グループホーム事業、
             保育園・学童などの子育て支援事業など
      グローバル:150か国以上で活動・事業展開

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
http://www.gakken.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田2丁目11番8号 学研本社ビル
電話番号
03-6431-1001
代表者名
宮原 博昭
上場
東証プライム
資本金
198億1700万円
設立
1947年03月