【講談社】学校のプール授業 2人に1人が「回数不足」を実感 保護者が求めるのは「泳力」だけでなく「命を守る力」

猛暑や天候不順で授業回数が激減…水難事故や災害への不安を募らせる保護者の切実な声

株式会社講談社

株式会社講談社が運営する、子育てと読書のWebメディア「コクリコ[cocreco]」は、小学生・中学生の保護者を対象にアンケート調査を実施しました。

調査テーマは、記録的な猛暑や天候不順による中止が相次ぎ、十分な授業回数の確保が難しくなりつつある「学校水泳(プール授業)」の実態です。


本調査をもとに、学校水泳の現状と授業に対する保護者の不安・要望をまとめた記事を、2026年7月13日(月)18:00より公開配信したことをお知らせいたします。

プール授業の実施回数は十分ではない? 2人に1人の親が「回数は少ない」と回答

「お子さんの学校では、現在『学校水泳(プール授業)』は実施されていますか?」と質問したところ、「毎年実施されているが、回数は少ない」が50.0%で、最も多い回答となりました。

また多くないものの、「ほとんど実施されていない」「実施されていない」との回答もみられました。全体としては、プール授業自体は実施されている学校が多いものの、十分な授業回数が確保されていないと感じる保護者が一定数いることがうかがえます。

授業が中止・減少している理由について、学校からどのように説明されているかを聞いたところ、「よくわからない」との回答もありました。授業が減っている背景や中止の判断基準について、学校側からより丁寧に共有することを求める声もうかがえます。

泳げるようになった子どもの約半数は「学校外」で習得

十分な水泳授業の回数を確保することが難しいなか、子どもたちにどの程度の泳力が身についているのかも調査しました。

「学校水泳で、お子さんはどの程度泳げていますか?」という質問では、「少し泳げるようになった」が15.6%、「ある程度泳げるようになった」が7.3%にとどまりました。さらに、「ほとんど泳げるようになっていない」「あまり変化はない」を合わせると28.1%となり、学校水泳だけで十分な泳力を身につけることの難しさがうかがえます。

一方で、学校以外も含めたお子さんの泳力について尋ねたところ、約半数が学校外でのスイミングスクールや家族との練習などを通じて泳げるようになっていることもわかりました。学校水泳だけで泳力を身につけることが難しい現状を、家庭や民間の習い事が補っている実態が見えてきます。

保護者が学校に求める内容と、実際の授業内容にはギャップも

「学校水泳では、どこまで教えてもらえると安心だと思いますか?」という質問では、「25m程度は泳げるようになってほしい」が最も多く、次いで「水難事故時の対処法まで学んでほしい」という回答が続きました。

毎年夏になると水難事故のニュースを目にする機会が増えることから、保護者は泳力だけでなく、「いざというときに自分の命を守るための知識や対処法」まで学校で学んでほしいと考えていることがうかがえます。

一方、実際の学校水泳では、「水に慣れる」「顔をつける・もぐる」「浮く」「バタ足」といった、水慣れや基本動作の習得が中心となっているケースが多くを占めています。限られた授業時間のなかで、保護者が期待する内容まで十分にカバーすることの難しさが見えてきます。

また、「お子さんが泳げないことで不安に感じることは何ですか?」という質問では、「水難事故への不安」「災害時(水害など)の不安」といった命に関わるリスクが上位を占め、「体育の授業への苦手意識」や「周囲との差・劣等感」を上回る結果となりました。

こうした結果から、保護者が学校水泳に期待しているのは、単に泳げるようになることだけではありません。万が一の場面で自分の身を守るための知識や判断力まで身につけてほしいという思いが強いことがわかります。

学校水泳を取り巻く環境は大きく変化しています。限られた授業時間のなかで、泳力だけでなく「命を守る力」をどのように育んでいくのか。学校と家庭、それぞれの役割を考えることが、これまで以上に求められているのかもしれません。

講談社コクリコ

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設立
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