【本日同時発売】第69回群像新人文学賞受賞作がついに単行本化!文学シーンを切り拓く、20代の新星が誕生
永田修矢『骨と鎖』、冬島いのり『夏蚕の翅』
第69回群像新人文学賞を受賞した『骨と鎖』(永田修矢著)、『夏蚕の翅(なつごのはね)』(冬島いのり著)が本日8月27日、2冊同時に発売されました。選考委員は朝吹真理子、島田雅彦、藤野可織、古川日出男、町田康の五氏です。


『骨と鎖』は双子同然の親友だった少年たちをめぐる物語です。二人の絆は美しい友情なのか、それとも残酷な支配なのか。少年たちの生々しい「生」と制御不能な欲求を鮮烈に描き出しています。
『夏蚕の翅』は北海道南西部の小さな港町を舞台に、信仰と迫害、暴力と依存を見つめる作品です。うつくしく静謐な文体、幻想的に作り込まれた世界観にぜひご注目ください。

◾️全国から感想と応援の声が届いています!
永田修矢『骨と鎖』
脆く歪な関係が危ういバランスで進んでいくのがスリリングでもあり、間違いなく破滅を予感させる展開に暗い喜びを感じてしまいました。特に少年達の大きな関係の変化には戸惑いつつ腑に落ちた背徳感。骨を折ったのは……。抉られました。(紀伊國屋書店ゆめタウン広島店・藤井美樹さん)
親友だった陸と汰月。おとなしくて学校で輪の中に入れない陸。汰月を頼りにしていたのに、ある時からふたりの関係が急に変わってしまう。不安定で繊細でちょっとしたことで静から動へ。正しさから暴力へと姿を変える、少年の行動、内面、人間関係。人中には、善と悪が表裏一体で存在するのだと思った。ちょっとしたことで、人生が狂い始めたり、軌道修正したり。益々、不安定になっていくこの世界を生きる、そんな少年たちの心を深く描いた衝撃のデビュー作。(*NetGalleyに寄せられた感想より一部抜粋)
冬島いのり『夏蚕の翅』
痛みを伴うことで生を感じられるやるせなさ。現実を閉じることで自分を守っていく苦しさ。そんな生きながらも死んでいる、今にも消えてしまいそうな心が痛切に沁みました。それぞれが抱える内面の葛藤が、静かに、そして容赦なくにじみ出ていく姿に目を奪われ続けます。そして、心と身体の乖離の中で、ふと見える光と影のコントラストに何度も息をのみました。人間の脆さと強さが同時に映し出され、胸を深く揺さぶられずにはいられません。(紀伊國屋書店福岡本店・宗岡敦子さん)
閉鎖的な土地で、近隣からは親のことで疎まれ疎外され続ける姉と弟。動線以外には埃が堆積してゆく、空虚さを纏う家での、お互いを削り合うような日々。生きるための生ではなく、死が訪れないから生きているような二人暮しが痛々しく、この先どうなってしまうのだろうかと不安で読み進めて行った。変わり始めたきっかけには全て痛みが伴っていて、読みながら苦しい気持ちにもなったが、その痛みが後に振り返れば羽化の痛みだったのかなと思える。(*NetGalleyに寄せられた感想より一部抜粋)
◾️書籍情報
永田修矢『骨と鎖』
【発売日】2026年8月27日
【仕様】四六判上製・176ページ
【出版社】講談社
【定価】1,980円
【装幀】川名潤
冬島いのり『夏蚕の翅』
【発売日】2026年8月27日
【仕様】四六判上製・200ページ
【出版社】講談社
【定価】1,980円
【装幀】六月
◾️関連URL
講談社 群像 公式サイト
https://gunzou.kodansha.co.jp/
群像web
群像公式X
第70回群像新人文学賞原稿募集ページ
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