「天文台を、作るつもりなんだ」DIYで宇宙の果てを観測する――。伊与原新『オオルリ流星群』発売!科学と人生のロマンが交差する静かな感動の物語。
流星を探さなくなった大人達に届いてほしい小説です。(伊与原新)
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:夏野剛)は、2月18日に伊与原新(いよはら しん)氏の最新小説『オオルリ流星群』を発売いたします。2020年刊行『八月の銀の雪』が直木賞と山本周五郎賞の候補作となり、本屋大賞でも 6 位に入賞するなど、今、最も注目される著者の伊与原新氏。待望の最新長編となる本作は、仕事、家族、恋愛……現状の人生に少しずつ行き詰まりを感じ始めたときにこそ、希望を与えてくれる作品です。
★『オオルリ流星群』公式サイト https://kadobun.jp/special/iyohara-shin
★星と宇宙のロマンに触れたとき、ままならない人生に輝きが蘇る。
https://kadobun.jp/feature/interview/f4zbsgetgjk0.html
- 今は見えなくても、幸せの星は何度でも輝く。伊与原新待望の長編小説『オオルリ流星群』
流星のふるさとを観測するために迷える大人たちの挑戦が始まった。
【あらすじ】
「スイ子」こと山際彗子(けいこ)が故郷へ帰ってきた。太陽系の果ての星を探すため、手作りで天文台を建てるというのだ。彗子に協力することとなった種村久志ら旧友たちは、28年前の青春の日々に思いを馳せる。だが、やがて高校最後の夏の真実が明らかになり……。迷える大人たちは、切ない過去と、行き詰まった日常を乗り越え、再び前進することができるのか?
【書誌情報】
『オオルリ流星群』
著者:伊与原 新
発売:2022年2月18日(金)※電子書籍同日配信
定価:1,760円(本体1,600円+税)
頁数:296ページ
体裁:四六判並製 単行本
発行:株式会社KADOKAWA
書誌ページ:https://www.kadokawa.co.jp/product/321904000343/
- 『オオルリ流星群』読みどころ
なにもかもがキラキラしていたあの頃、自分には無限の可能性があるような気がしていたあの頃――でも、それって、「今」でもいいんじゃないだろうか? 生きる ことの苦さを知った大人だからこそ出会える、輝きの瞬間を描き続けて きた伊与原さんが、今回は 45 歳の「挑戦」に真正面から挑みます。
★科学とロマンの交差点を描く達人、伊与原新
本作でも太陽系の果てを観測しようとする女性科学者・彗子が登場します。ひたすらにストイックに星を追いかける彼女と、憧れつつも遠巻きにしてきた同級生たち。しかしそんな彗子の思わぬ過去が明るみに。引き裂かれる思いを照らすのは、遠い星の光と、そして 。
★メッセージは「人生は、もっと美しいはずだ」
それこそが作家・伊与原新の真骨頂! 悩みながら迷いながら、主人公たちと一緒に走り回り、工具を持って天文台建設に邁進する我々を、思いもよらない風景が待っています。その地点に立った時、あなたの人生も、たしか に変わる!
- 著者紹介 伊与原 新(いよはら しん)
1972年、大阪府生まれ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。19年、『月まで三キロ』で第38回新田次郎文学賞を受賞。20年刊の『八月の銀の雪』が第164回直木三十五賞候補、第34回山本周五郎賞候補となり、2021年本屋大賞で6位に入賞する。
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