大ヒット絵本『おうさまがかえってくる100びょうまえ!』の作者・柏原佳世子が最期にどうしても伝えたかったこと。SDGsを考える絵本『ピンクマ ピンクになったシロクマのはなし』7月11日(火)発売!
どうして? シロクマがピンクになっちゃった! 4歳からの読み聞かせ、低学年の夏休みの読書感想文などにおすすめ!
本作は、『おうさまがかえってくる100びょうまえ!』の発売後に急逝された柏原佳世子さんによる遺作。生前の柏原さんの強い願いを受け出版された、環境問題がテーマの絵本です。
だんだん世の中が暑くなることで、それに耐えられなくなってきたシロクマたちが主人公。
エアコンや車など、便利な道具で生活が快適になるのと引き換えに、美しい世界があっという間に失われます。
けれども元の世界に戻すには大変な時間がかかる。さて、どうしたらいいの……?
――けむりによって、気付けば「ピンク」になっていたシロクマたち。
柏原佳世子氏の“らしさ”あふれる可愛らしくもユーモラスなキャラクターたちのやり取りが、「便利な道具に頼りすぎない」「エネルギーを使いすぎない」というメッセージを投げかけます。
幼い二人の子どもに見送られ急逝された柏原佳世子氏が出版を切望し、絵本を通して伝えたかったこと。
SDGsの取り組みが活発化する今、子どものために美しい世界を残したい大人たちと、未来を生きる子どもの心にひびいてほしい物語です。
巻末には、この本の監修者である環境問題の第一人者、江守正多先生(東京大学/国立家環境研究所)の解説『“ピンクのけむり”が意味するもの』が収録されています。
ぜひ親子でSDGsについて考えてみませんか。
<内容紹介>
さむいさむい こおりのうえにすんでいた シロクマたち。
どんなねがいもかなえてくれえるというどうぶつがいると聞きつけ、お願いをしに行きます。
「ぼくたち あついなつが とても とても にがてで、
なつでも ふゆのように さむくできないですか?」
そのどうぶつは、シロクマたちに「べんりなどうぐ」をわたしました。
シロクマたちは べんりなどうぐを たいへん 気に入ります。
ほかのねがいごともどんどん思いつくシロクマたち。
「ながいみちを あるくのも めんどうなんです」
「だいすきなアイス。ずーっと とけないように できないですか?」
ねがいごとが どんどんかないます。
シロクマたちの生活はすっかり変わり、べんりに なりました。
ねがいごとが、かなった はずですが…。
なんだか へんなのです。
「そらは こんな いろだった?」
「そういえば…、ぼくたちの からだ… こんな いろ だった??」
「おそらも うみも、ぼくたちの からだも、もとに もどしてー!」
どうしよう…。どうしたら、いいんだろう??
SDGsの取り組みが活発化する今、子どもの心にひびいて欲しい物語です。
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http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=211968
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<著者紹介>
柏原佳世子(かしわばら かよこ)
岐阜県出身。愛知県立芸術大学卒業。製品デザイナーとしてメーカー勤務後、三重県四日市にある「メリーゴーランド絵本塾」の塾生として絵本の創作を学ぶ。2020年病没。著作に『おうさまがかえってくる100びょうまえ!』(えほんの杜)、『おうさまのまえでみぎむけーみぎ!』(KADOKAWA)
<書籍概要>
書名:ピンクマ ピンクになったシロクマのはなし
作:柏原佳世子
仕様:A4判変形/上製/32ページ(タテ)
定価:1,650円(本体1,500円+税)
ISBN:978-4-04-113802-1
対象:4歳から
発売日:2023年7月11日(火)
発行:株式会社KADOKAWA
KADOKAWA児童書ポータルサイト「ヨメルバ」書誌詳細ページ
https://yomeruba.com/product/ehon/322302001495.html
KADOKAWAオフィシャル 書誌詳細ページ
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