「第30回 電撃小説大賞」 “大賞”2作品『魔女に首輪は付けられない』『竜胆の乙女』が2024年2月発売!
応募総数、4,467作品の頂点!
魔術が大衆化した世界で魔女たちに翻弄されながら事件を解決していく王道のファンタジーアクション『魔女に首輪は付けられない』(著者:夢見夕利 / イラスト:緜)は2024年2月9日(金)、独創的な世界観が絶賛されるも、ある衝撃的な一行により選考会で最も賛否が分かれた問題作『竜胆の乙女』(著者:fudaraku / イラスト:はむメロン)は2024年2月24日(土)発売です。ぜひ、ご注目ください。
“大賞”受賞『魔女に首輪は付けられない』(電撃文庫)
魅力的な相棒(魔女)に翻弄されるファンタジーアクション!
【選考委員講評】※一部抜粋 ・テンポの良いストーリー運びと個性豊かな登場人物たちの掛け合いでグイグイと物語に惹きつけられます。魅力的だけれども油断のならないヒロインたちとの駆け引きが印象的で、そこが大賞受賞を決定づけた最大の要因だと思います。――三雲岳斗(作家) ・魔女という宿命を背負った者たちの孤独と悲しみ、本当の正義は裁く者と裁かれる者のどちらにあるのかという深刻なテーマを乾いた筆致で描き出した良質のエンターテインメント。電撃文庫らしい作品でした。 ――小原信治(放送作家・脚本家) |
【あらすじ】
貴族階級が独占していた魔術が大衆化するとともに、犯罪率が急増。対策として皇国には魔術犯罪捜査局が設立された。捜査官であるローグは上司ヴェラドンナの策略により〈第六分署〉へと転属。そこは、かつて皇国に災いをもたらした魔女と共に魔術事件を捜査する曰くつきの部署だった。 厄災をもたらすまでの力を有するが故に囚われ、〈首輪〉によって魔力を制限された魔女たち。だが、〈人形鬼〉ミゼリアをはじめ、魔女たちはお構いなしにローグを振り回し――!?
「ローグ君、一言でいいんだ。私に命令してくれよ。その男に魔術をかけろって。一言でいいんだよ。そいつの精神は崩壊するけど事件は解決するよ!」
【書誌情報】
『魔女に首輪は付けられない』
著者:夢見夕利
イラスト:緜
定価:748円(本体680円+税)
発売日:2024年2月9日
判型:文庫判
ページ数:312
ISBN:9784049155259
レーベル:電撃文庫
特設サイト:https://dengekibunko.jp/special/majyokubi/
“大賞”受賞『竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る』(メディアワークス文庫)
出版決定後、ネタバレ厳禁の緘口令が敷かれた最大の問題作!
【選考委員講評】※一部抜粋 ・泉鏡花を連想させる偏奇的・幻想的な作風は、独自性の高さの点で飛び抜けていました。特殊な舞台設定を書きこなす安定した文章力、残酷な宴が繰り広げられる前半の描写が特に秀逸です。――三上延(作家) ・大変選考が悩ましく、もっとも議論の割れた作品でした。私はどちらかといえば推すことには及び腰だったのですが、しかし、最終的にこの作品を世に出す……というより、強く世に問うてみたい、という総意が選考委員の中に生まれ、結果、二本目の大賞受賞という結果になりました。――吉野弘幸(アニメーション脚本家) |
【あらすじ】
明治も終わりの頃である。病死した父が商っていた家業を継ぐため、東京から金沢にやってきた十七歳の菖子。どうやら父は「竜胆」という名の下で、夜の訪れと共にやってくる「おかととき」という怪異をもてなしていたようだ。
かくして二代目竜胆を襲名した菖子は、初めての宴の夜を迎える。おかとときを悦ばせるために行われる悪夢のような「遊び」の数々。何故、父はこのような商売を始めたのだろう? 怖いけど目を逸らせない魅惑的な地獄遊戯と、驚くべき物語の真実――。
「驚愕の一行」を経て、光り輝く異形の物語。
【書誌情報】
『竜胆の乙女 わたしの中で永久に光る』
著者:fudaraku
イラスト:はむメロン
定価:748円(本体680円+税)
発売日:2024年2月24日
判型:文庫判
ページ数:288
ISBN:9784049155228
レーベル:メディアワークス文庫
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