京極夏彦の<巷説百物語>シリーズ完結巻『了巷説百物語』本日6/19発売! 特装版発売&イベント開催決定。PVも公開中!
〈巷説百物語〉シリーズは京極夏彦氏を代表するシリーズの一つ。法では裁けぬ悪を倒す痛快な時代小説であり、数々の妖怪を題材にとった「仕掛け」が読者を驚かせる珠玉のミステリー小説です。『了巷説百物語』では、シリーズに登場した化け物遣いたちが、最大にして最後の大仕事に挑みます。人の噓を見破る稲荷藤兵衛が、老中首座・水野忠邦に関連したある依頼を引き受けたことで思いもよらぬ事態に遭遇。やがて京極堂(中禅寺秋彦)の曾祖父・中禪寺洲齋と出会い、中禪寺はとある商家の憑き物を落とすことになります。昨年、17年ぶりに刊行され大きな話題を呼んだ<百鬼夜行>シリーズの長篇『鵼の碑(ぬえのいしぶみ)』と対となる物語となっています。
やるせなさが胸を打つ妖怪時代小説の金字塔、ぜひご注目ください!
『了巷説百物語』のPV公開中!
京極夏彦氏小説家デビュー30周年を記念し、全刊行作品のPVを「京極夏彦小説家デビュー30周年記念」YouTubeチャンネルで公開中。PVはすべて、京極夏彦氏が自ら動画編集したものです。本作品のPVも公開中です!
▼『了巷説百物語』PV
▼「京極夏彦小説家デビュー30周年記念」YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@30thAnniversary-nd9xp
『了巷説百物語』特装版、受注生産での発売決定! イベントも開催決定
◆特装版発売決定!
『了巷説百物語』の特別な函装本と、『巷説百物語』収録の短編「小豆洗い」の和綴じ本(直筆サイン入り)をセットにした豪華特装版の発売が決定! 2024年7月26日(金)よりカドカワストア限定で受注開始予定です。商品の詳細は後日発表します。
『了巷説百物語 特装版(「小豆洗い」和綴本付き)』
定価:29,700円(本体27,000円+税)
▼カドカワストア
https://store.kadokawa.co.jp/shop/
◆〈巷説百物語〉シリーズ完結記念イベント開催!
〈巷説百物語〉シリーズ完結を記念し、京極夏彦氏が登壇するイベントの開催を決定! 2024年8月31日(土)にところざわサクラタウンにて行う予定です。イベントの詳細は後日発表します。
小説『了巷説百物語』について
◆あらすじ
<憑き物落とし>中禪寺洲齋。
<化け物遣い>御行の又市。
<洞観屋>稲荷藤兵衛。
彼らが対峙し絡み合う、過去最大の大仕掛けの結末は――?
文学賞3冠を果たした<巷説百物語>シリーズ堂々完結!
下総国に暮らす狐狩りの名人・稲荷藤兵衛には、裏の渡世がある。凡ての嘘を見破り旧悪醜聞を暴き出すことから<洞観屋>と呼ばれていた。ある日、藤兵衛に依頼が持ち込まれる。老中首座・水野忠邦による大改革を妨害する者ども炙り出してくれというのだ。敵は、妖物を操り衆生を惑わし、人心を恣にする者たち――。依頼を引き受け江戸に出た藤兵衛は、化け物遣い一味と遭遇する。やがて武蔵晴明神社の陰陽師・中禪寺洲齋と出会い、とある商家の憑き物落としに立ち会うこととなるが――。
《目次》
戌亥乃章 於菊蟲
申酉乃章 柳婆
午未乃章 塁
辰巳乃章 葛乃葉 或は福神ながし
寅卯乃章 手洗鬼
子丑乃章 野宿火
空亡乃章 百物語
◆書誌情報
作品名:了巷説百物語
著者名:京極夏彦
発 売:2024年6月19日(水) ★電子書籍同日配信
定 価:4,400円(本体4,000円+税)
頁 数:1152頁
体 裁:四六判上製 単行本
装 丁:片岡忠彦(ニジソラ)
ISBN:978-4-04-111720-0
発 行:株式会社KADOKAWA
初 出:「怪と幽」vol.007(2021年4月刊)~vol.0015(2023年12月刊)
※「子丑乃章 野宿火」「空亡乃章 百物語」の2篇は書き下ろし
★電子書籍ストアBOOK☆WALKERで試し読み公開中
https://bookwalker.jp/de9404504d-ebbb-4638-aac1-2dbf59b13db4/
【新刊情報】京極夏彦氏の新作『狐花 葉不見冥府路行』7月26日発売予定!
京極夏彦氏が歌舞伎舞台化のために書き下ろした新作ミステリ『狐花 葉不見冥府路行』(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)が2024年7月26日(金)にKADOKAWAより発売予定です。本作品の主人公は、『了巷説百物語』にも登場する中禪寺洲齋です。作事奉行の屋敷で幽霊騒動が巻き起こり、洲齋は“憑き物落とし”を行うこととなります。
歌舞伎公演の出演は松本幸四郎、中村七之助、中村勘九郎と超豪華。東京・銀座の歌舞伎座にて、「八月納涼歌舞伎」の第三部として8月4日(日)から25日(日)まで上演されます。チケットの一般発売は7月14日(日)からとなります。
京極夏彦小説家デビュー30周年の節目の年に実現した一大プロジェクト、ぜひ小説と舞台、双方をお楽しみください。
◆あらすじ
時は江戸。作事奉行・上月監物の屋敷の奥女中・お葉は、度々現れる男に畏れ慄き、死病に憑かれたように伏せっていた。彼岸花を深紅に染め付けた着物を纏い、身も凍るほど美しい顔のその男・萩之介は、“この世に居るはずのない男”だった――。この騒動を知った監物は、過去の悪事と何か関わりがあるのではと警戒する。いくつもの謎をはらむ幽霊事件を解き明かすべく、“憑き物落とし”を行う武蔵晴明神社の宮守・中禪寺洲齋が監物の屋敷に招かれる。謎に秘された哀しき真実とは? 歌舞伎の舞台化のために書き下ろされた、長編ミステリ。
◆書誌情報
作品名:狐花 葉不見冥府路行(きつねばな はもみずにあのよのみちゆき)
著者名:京極夏彦
発 売:2024年7月26日(金)予定 ★電子書籍同日配信予定
定 価:2,310円(本体2,100円+税)
頁 数:256ページ予定
体 裁:四六判上製 単行本
ISBN:978-4-04-115209-6
発 行:株式会社KADOKAWA
初 出:書き下ろし
著者プロフィール
京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞、『遠巷説百物語』で第56回吉川英治文学賞を受賞。他著に『虚実妖怪百物語 序/破/急』『虚談』『いるの いないの』『ルー゠ガルー 忌避すべき狼』『厭な小説』『死ねばいいのに』『数えずの
井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『今昔百鬼拾遺 月』『書楼弔堂 待宵』『鵼の碑』など多数。
公式HP「大極宮」https://www.osawa-office.co.jp/
〈巷説百物語〉シリーズ既刊紹介
【電子書籍ストアBOOK☆WALKERで試し読み公開中】
『巷説百物語』(2003年6月25日発売)
https://bookwalker.jp/deef0917be-9e9f-421d-ae6e-24258e032155/
『続巷説百物語』(2005年2月25日発売)
https://bookwalker.jp/de960aeb05-c234-4e48-b053-7dea9288b028/
『後巷説百物語』(2007年4月25日発売)
★第130回直木三十五賞受賞作
https://bookwalker.jp/de5417a30a-b9cb-45a3-a938-bd2a0b9e10c5/
『前巷説百物語』(2009年12月25日発売)
https://bookwalker.jp/deff950c7f-6f7e-47d1-8f10-c79ba99c145f/
『西巷説百物語』(2013年3月23日発売)
★第24回柴田錬三郎賞受賞作
https://bookwalker.jp/de0d041e2a-b375-45cb-b7e1-c51cdc2f36d5/
『遠巷説百物語』(2023年02月24日発売)
★第56回吉川英治文学賞受賞作
https://bookwalker.jp/dea04df0bc-e70a-40fb-8a96-e4318d0fb190/
レーベル名:角川文庫
発行:株式会社KADOKAWA
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