臨床心理士・東畑開人著『雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら』が2024年9月2日(月)に発売決定! サイン本の予約販売も実施!
職場で、家庭で、身近な人をケアする人のための、やさしい心理学入門
『居るのはつらいよ』『聞く技術 聞いてもらう技術』はじめ、話題作を発表し続ける臨床心理士・東畑開人さんの最新刊は、職場で、家庭で、身近な人のこころをケアする人のための心理学入門。
こころのケアを担う人のほとんどは、専門家ではありません。職場で部下を気遣い、家庭で子どもやパートナーのお世話をする、ふつうの人です。
そんな日々のケアを担う人たちに、心理学の知識と技術を役に立ててもらいたい。
「町の心理士」東畑さんが、こころのケアとは何か、どうすればこころをケアできるのか、その本質から小手先の技術までを惜しみなくお教えする全5回の授業形式でお届けします。
誰かをケアするすべての人に、心理学の視点からヒントを与え、あたたかなエールを贈る一冊!
まえがきより(抜粋)
ある日突然、身近な人の具合が悪くなる。
子どもが学校に行けなくなる。パートナーが夜眠れなくなる。老いた親が離婚すると言い出す。部下が会社に来なくなる。あるいは、友人から「もう死んでしまいたい」と連絡が来る。
突如として、暗雲が立ち込める。
どうしてそうなったのか、なにをすればいいのか、これからどうなるのか、全然わからない。
でも、雨が降っていて、彼らのこころがびしょ濡れになっていることだけはわかります。
そのとき、あなたは急遽予定を変更せざるをえません。とにもかくにも、なんらかのこころのケアをはじめなくちゃいけなくなる。(中略)
人生には、こころのケアがはじまってしまうときがある。
ですから、突然の雨に降られている方々に向けて、あるいは長雨の中で日々を過ごしておられる方々のために、心理学の授業をしてみようと思います。
雨が降ったら、傘をさすように、こころのケアがはじまったら、心理学が役に立つと思うからです。
▼まえがき全文をnoteで公開中
https://note.com/kadobun_note/n/nfdb92d1dd108
サイン本情報
楽天ブックスにてサイン本の予約販売を実施します。
▼楽天ブックス サイン本予約販売ページ
http://books.rakuten.co.jp/rb/17932007/
目次
まえがき 雨の日のガイダンス
1日目 こころのケアとはなんだろうか ―雪だるまを溶かさない―
2日目 こころをわかるとはどういうことだろうか ―既読スルーを思いやる―
3日目 こころはどうしたらきけるのか ―ゼリーをやりとりする技術―
4日目 こころはなにをすれば助かるのか ―余計なお世話と助かるおせっかい―
5日目 ケアする人をケアするもの ―つらいとき、たのしいとき―
もっと勉強したい人のためのブックガイド
あとがき 宿題となっていた質問
★各章に、生徒からの質問や悩みに答えるQ&Aを収録!
書誌情報
書名:雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら
著者:東畑開人
発売⽇:2024年9⽉2⽇(月)予定 ※電子書籍同時発売予定
定価:1,760円(本体1,600円+税)
体裁:四六判並製単⾏本
⾴数:352⾴
ISBN:978-4-04-114887-7
発⾏:株式会社KADOKAWA
出版書誌データベース本書ページ
https://www.books.or.jp/book-details/9784041148877
著者プロフィール
東畑開人(とうはた・かいと)
1983年東京生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。精神科クリニックでの勤務、十文字学園女子大学で准教授として教鞭をとった後、白金高輪カウンセリングルーム主宰。博士(教育学)・臨床心理士・公認心理師。2019年、『居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書』で第19回大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞。その他の著書に『野の医者は笑う 心の治療とは何か?』『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』『心はどこへ消えた?』『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』『聞く技術 聞いてもらう技術』『ふつうの相談』など。
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