VMware、企業のエッジ移行を支援するVMware Edgeポートフォリオを発表

near edgeおよびfar edgeのすべての設置場所にわたり、アプリの実行と管理、よりセキュアな保護を実現

ヴイエムウェア株式会社

*本内容は、2021年10月5日(米国時間)に米国VMware, Inc.が発表した報道資料の翻訳版です。

【2021年10月5日(米国時間)カリフォルニア州発】
VMware, Inc.(NYSE:VMW)は本日、VMworld 2021において、マルチクラウド環境の複雑性について解説するとともに、エッジへの移行推進を支援するビジョンを発表しました。また、複数のクラウドにおいて場所を問わずエッジネイティブ アプリの実行、管理、そしてよりセキュアな保護を可能にする製品ポートフォリオ、VMware Edgeを発表しました。
エッジの定義
現在、企業はワークロードを複数のクラウドへ分散化させるとともに、エッジへの移行を進めており、利用者やデータ、モノがネットワーク化されたデジタル世界と接続する場所の近くへ、アプリやサービスを移動させています。VMwareでは、エッジを「データを生成/利用するユーザやデバイスの近くに設置される、複数の場所にわたりワークロードを実行させるための分散化されたデジタル インフラ」と定義しています。ワークロードをエッジに配置することは、エッジネイティブ アプリの要件を満たすうえで重要です。
  • クラウドと顧客のリモート拠点の間に置かれ、サービスとして提供されるエッジネイティブなワークロードを「near edge」とします。
  • エンドポイントに最も近い顧客のリモート拠点に置かれたエッジネイティブなワークロードを「far edge」とします。

エッジネイティブ アプリには、マルチクラウド エッジが必要です。つまり、サービス プロバイダのネットワーク上で動作するアンダーレイサービス(プライベート接続、キャリア5G、ネットワーク スライシングなど)と、その上で提供されるオーバーレイサービス(SASEなど)、そしてエッジアプリケーションのための抽象化されたコンピュートサービスをつなぎ合わせたものです。これらすべては、すべてのエッジ ロケーションで一貫した監視、インストール、構成、運用、管理を提供する管理プレーンによってオーケストレーションされます。

VMware Edgeの概要
VMware Edgeは、複数のクラウドにわたり、near edgeとfar edgeのいずれにおいてもエッジネイティブ アプリの実行/管理/保護を可能にするための製品をVMware全体から結集しています。そして、VMware Edgeのソリューションは、エッジネイティブ アプリと、それら固有のパフォーマンスとレイテンシーの要件に合わせて設計されています。なお、VMware Edgeソリューションには以下のものがあります。
  • VMware Edge Compute Stack:VMworld 2021で発表された仮想マシン(VM)およびコンテナベースの統合型の専用スタックで、far edgeにおけるエッジネイティブ アプリの最新化と保護を実現します。VMware Edge Compute Stackは、Standard、Advanced、Enterpriseの3つのエディションで提供される予定です。また、軽量アプリ向けに、きわめて軽いシンエッジを提供するVMware Edge Compute Stackの軽量バージョンの開発も予定しています。
  • VMware SASE:SD-WANの機能に、クラウドWebセキュリティ、ゼロトラスト ネットワーク アクセス、ファイアウォールなどのクラウド配信型のセキュリティ機能を組み合わせたものです。これらの機能は、near edge/far edgeのどちらに対しても、グローバル ネットワーク上のPoint of Presence(PoP)からサービスとして提供されます。
  • VMware Telco Cloud Platform:世界の大手通信サービス プロバイダに対し、4G/5Gコアから無線アクセス ネットワーク(RAN)に至るまで、near edge ソリューションを提供してきました。VMwareはネットワーク基盤のモダナイゼーションの支援を通じて、サービス プロバイダによる消費者およびエンタープライズ顧客向けのオーバーレイ型エッジ サービスの提供を実現します。

広範なエッジ エコシステムの構築
VMwareは、顧客にシームレスな統合ソリューションを提供するため、広範なエッジのエコシステムの中で、多くの重要なパートナシップを締結しています。VMwareのパートナ エコシステムは幅広く、パブリッククラウド プロバイダからサービス プロバイダ、エッジネイティブ アプリのデベロッパー、ネットワーク サービス プロバイダ、システム インテグレータ、ネットワーク機器プロバイダ、near edgeハードウェアメーカー、far edgeハードウェア メーカーにまで及んでいます。

たとえば、VMware Edge Compute Stackは、エッジ展開に最適化された高耐久性のDell EMC VxRail Dシリーズと統合されています。VMwareと共同開発された唯一のHCIシステムであるDell EMC VxRailは、データセンタからクラウド、エッジ環境まで対応できる自動運用に対応し、効率性と俊敏性に優れたITインフラを提供します。

同様に、VMware Edge Compute Stackは、LenovoのThinkSystem SE350 Edge Servers上で実行できるようになる予定です。Lenovoによる発表のとおり、この統合ソリューションは、小売店の店内や工場内、学校内などデータの生成場所やユーザに近い場所でデータを処理する必要があるリモート拠点での使用に最適です。

VMware, Inc. サービス プロバイダおよびエッジ部門担当上級副社長 兼 ゼネラル マネージャ
サンジェイ・ウパール(Sanjay Uppal)コメント:
「新しいタイプのワークロードとしてエッジネイティブ アプリが登場していますが、これらを意図した通りに処理するには、エッジで実行する必要があります。AR/VR、コネクテッド カー、没入型ゲームが主流になりつつあります。そして5Gによって、協働ロボット、ドローン フリート、デジタル ツインの利用が現実のものとなりました。そこでVMwareは、信頼できる基盤であるマルチクラウド エッジを提供し、多くの企業が新しいエッジ環境でビジネスを推進できるようご支援します」

マルチクラウド時代を進むお客様をVMwareがサポート 
VMworld 2021では、マルチクラウド時代の波に乗り、自由度、柔軟性、セキュリティを確保しながらイノベーションの加速を支援する、今後のVMwareの戦略を発表します。デジタル化を進める企業のスマートなクラウド移行に向けたVMwareの最新情報については、下記URL/VMworldメディアキットよりご覧ください。(英語サイト)
https://news.vmware.com/vmworld-2021-media-kit

VMworld 2021について
VMworld 2021は、クラウド コンピューティングとデジタル インフラに特化した、世界規模のプレミア イベントです。VMworldには75社ものスポンサー企業が参加し、600を超える貴重なセッションとラボのほか、モバイル デバイスからデータセンタ、クラウドまで、ソフトウェアベースのビジネスへ向かうプロセスを加速する、ネットワーク イベントを特長としています。VMworldの参加者は、クラウド環境の新たな動向を捉えるだけでなく、ビジネス変革に必要な他にはない知見やツールを入手できます。VMworldに関する詳細情報については、 www.vmworld.com にアクセスください。

*US参考資料原文、および参考資料内コメントは下記URLよりご覧ください。(英語サイト)
https://news.vmware.com/releases/vmworld-2021-edge

ヴイエムウェア社について
ヴイエムウェアは、あらゆるアプリケーションに対応したマルチクラウド サービスを提供するリーディング プロバイダであり、企業によるコントロール下でのデジタル イノベーションを実現します。VMwareのソフトウェアは、イノベーションを加速させる信頼性の高い基盤として、企業が未来を築くために求められる柔軟性と選択肢を提供します。カリフォルニア州パロアルトに本社を置くVMwareは、同社の2030 Agendaを通じて、より良い未来の構築に取り組んでいます。VMwareの詳細は www.vmware.com/jp をご覧ください。

VMware、VMworld、Telco Cloud Platform、VMware SASEは、VMware, Inc.またはその子会社の米国および各国での商標または登録商標です。この文書には、ヴイエムウェア以外のウェブサイトへのハイパーリンクが含まれている場合がありますが、これらはそのウェブサイトのコンテンツに責任を負う第三者により作成、ならびに維持されています。

会社概要

ヴイエムウェア株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区芝浦3-1-1 田町ステーションタワー N 18階
電話番号
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代表者名
山内 光
上場
海外市場
資本金
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設立
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