第7回エコプロダクツ大賞(エコサービス部門)において「経済産業大臣賞」を受賞
~川崎市千鳥・夜光地区における蒸気供給事業が評価され初の受賞~
川崎スチームネット株式会社(代表取締役社長:菅井茂勝、本社:神奈川県川崎市)と東京電力株式会社(取締役社長:清水正孝、本社:東京都千代田区、以下「東京電力」)は、川崎市千鳥・夜光地区において共同で取り組む省エネ推進を目的とした蒸気供給事業について、本日、第7回エコプロダクツ大賞(エコサービス部門)の「経済産業大臣賞」を初めて受賞いたしました。
エコプロダクツ大賞は、わが国のすぐれたエコプロダクツ(環境負荷の低減に配慮した製品・サービス)に対して、エコプロダクツ大賞推進協議会が表彰するもので、表彰を通じてエコプロダクツに関する情報を世の中に広くお伝えすると同時に、それらの供給者である企業等の取り組みについて支援することで、わが国のエコプロダクツのさらなる普及・開発を図ることを目的に、平成16年に設立されたもので、本年で7回目の開催となります。
また、両社が受賞した「経済産業大臣賞」は、エコプロダクツ大賞において、経済産業省が管轄する最上位の賞であり、これまでにないアプローチで地域全体の省エネルギー・CO2排出削減を実現したことについて高い評価をいただいたものです。
本事業は、最新のコンバインドサイクル発電設備(MACC)を採用した、東京電力川崎火力発電所1号系列の発電に使用された後の蒸気を再利用し、川崎市千鳥・夜光地区コンビナート内の10社に供給することで、同地区全体として省エネルギーを実現することを目的に行われているもので、年間、原油換算で約1.1万kl(一般家庭9,500世帯分)の燃料削減および約2.5万t(一般家庭4,700世帯分)のCO2排出量削減効果が期待されています。
両社は、本事業を通じ、引き続き、同地区の低炭素化に貢献していくとともに、今後、地球温暖化対策に関するさらなる取り組みを進めてまいります。
なお、12月9日から開催される「~グリーン×クリーン革命!いのちをつなぐ力を世界へ~エコプロダクツ2010[第12回]」(注)において、同賞の表彰式が行われるほか、東京電力が、本サービスの事例発表と展示・紹介をいたします。
(注)「~グリーン×クリーン革命!いのちをつなぐ力を世界へ~エコプロダクツ2010[第12回]」
1999年から開催されている日本最大級の環境展示会(http://eco-pro.com)
会 期:平成22年12月9日(木)~11日(土) 10:00~18:00
(11日は17:00まで)
会 場:東京ビッグサイト(東展示場1~6ホール)
主 催:社団法人産業環境管理協会、日本経済新聞社
入場料:無料
「エコプロダクツ大賞」の概要
(1)主催 エコプロダクツ大賞推進協議会
表彰の実施などを通じて、わが国におけるエコプロダクツの普及を目的に、エコプロダクツに関わりの深い民間団体が連携して2004年7月に設立。
会員は、財団法人 地球・人間環境フォーラム、社団法人 産業環境管理協会、交通エコロジー・モビリティ財団、社団法人 日本有機資源協会の4団体(2010年7月現在)。
(2)表彰部門
・「エコプロダクツ部門」
環境負荷の低減を目的に、さまざまな技術や手法等を活用するなどして開発され、日本国内市場において製品化(提供)されているもの。
・「エコサービス部門」
わが国の社会経済を取り巻く環境問題に対して環境負荷の低減を目的に提供されているサービス、あるいは持続可能なビジネスモデルを創出して環境負荷の低減を図っている新たな環境配慮型のサービスであって、日本市場に導入されているもの。
(3)表彰の種類
上記2つの部門に対して、それぞれにエコプロダクツ大賞(関係省大臣賞)及びエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)、審査委員長特別賞(奨励賞)が授与される。
(4)表彰式
日 時:12月9日(木)10:10~11:00
場 所:エコプロダクツ2010会場内 環境コミュニケーションステージ
蒸気供給事業の概要
1.事業概要
・東京電力川崎火力発電所1号系列発電設備(MACC:More Advanced Combined Cycle)で発電に使用した蒸気を川崎市千鳥・夜光地区の石油コンビナートに所在する10社に供給。
・蒸気供給にあたっては、各社を連係する蒸気供給用の配管の布設・維持管理および蒸気供給を通じた省エネルギー事業の推進を目的として設立された川崎スチームネット㈱を介して実施。
2.省エネルギー量
・川崎火力発電所からの年間蒸気供給量は約30万tを計画
・年間の省エネルギー効果は合計で1.1万klの原油に相当する熱量(一般家庭約9,500世帯分が年間に消費する熱量に相当)、および2.5万tの二酸化炭素(一般家庭約4,700世帯が年間に排出する量に相当)を計画。
川崎火力発電所1号系列の概要
1.所在地 神奈川県川崎市川崎区千鳥町5番1号
2.所長 髙野 正美
3.敷地面積 約28万m2
4.出力 150万kW(50万kW×3軸)
5.設備概要
・発電システム 1,500℃級コンバインドサイクル(MACC)
・発電端熱効率 59%(低位発熱量基準)
・ガスタービン 開放サイクル一軸型
・空気圧縮機 軸流圧縮機
・排熱回収ボイラ 排熱回収自然循環型(三圧力再熱式)
・蒸気タービン 三圧力再熱複流排気復水型
・起動装置 サイリスタ起動方式
・発電機 横軸円筒回転界磁型三相交流同期発電機
・ばい煙処理設備 排煙脱硝装置:乾式アンモニア接触還元方式
6.燃料 LNG(液化天然ガス)
7.発電所全景
https://www.prtimes.jp/data/corp/2787/m/top-44e54b5ad2b64e7e2d375d8d8ec9a4d9.jpg.jpg
川崎スチームネット株式会社(代表取締役社長:菅井茂勝、本社:神奈川県川崎市)と東京電力株式会社(取締役社長:清水正孝、本社:東京都千代田区、以下「東京電力」)は、川崎市千鳥・夜光地区において共同で取り組む省エネ推進を目的とした蒸気供給事業について、本日、第7回エコプロダクツ大賞(エコサービス部門)の「経済産業大臣賞」を初めて受賞いたしました。
エコプロダクツ大賞は、わが国のすぐれたエコプロダクツ(環境負荷の低減に配慮した製品・サービス)に対して、エコプロダクツ大賞推進協議会が表彰するもので、表彰を通じてエコプロダクツに関する情報を世の中に広くお伝えすると同時に、それらの供給者である企業等の取り組みについて支援することで、わが国のエコプロダクツのさらなる普及・開発を図ることを目的に、平成16年に設立されたもので、本年で7回目の開催となります。
また、両社が受賞した「経済産業大臣賞」は、エコプロダクツ大賞において、経済産業省が管轄する最上位の賞であり、これまでにないアプローチで地域全体の省エネルギー・CO2排出削減を実現したことについて高い評価をいただいたものです。
本事業は、最新のコンバインドサイクル発電設備(MACC)を採用した、東京電力川崎火力発電所1号系列の発電に使用された後の蒸気を再利用し、川崎市千鳥・夜光地区コンビナート内の10社に供給することで、同地区全体として省エネルギーを実現することを目的に行われているもので、年間、原油換算で約1.1万kl(一般家庭9,500世帯分)の燃料削減および約2.5万t(一般家庭4,700世帯分)のCO2排出量削減効果が期待されています。
両社は、本事業を通じ、引き続き、同地区の低炭素化に貢献していくとともに、今後、地球温暖化対策に関するさらなる取り組みを進めてまいります。
なお、12月9日から開催される「~グリーン×クリーン革命!いのちをつなぐ力を世界へ~エコプロダクツ2010[第12回]」(注)において、同賞の表彰式が行われるほか、東京電力が、本サービスの事例発表と展示・紹介をいたします。
(注)「~グリーン×クリーン革命!いのちをつなぐ力を世界へ~エコプロダクツ2010[第12回]」
1999年から開催されている日本最大級の環境展示会(http://eco-pro.com)
会 期:平成22年12月9日(木)~11日(土) 10:00~18:00
(11日は17:00まで)
会 場:東京ビッグサイト(東展示場1~6ホール)
主 催:社団法人産業環境管理協会、日本経済新聞社
入場料:無料
「エコプロダクツ大賞」の概要
(1)主催 エコプロダクツ大賞推進協議会
表彰の実施などを通じて、わが国におけるエコプロダクツの普及を目的に、エコプロダクツに関わりの深い民間団体が連携して2004年7月に設立。
会員は、財団法人 地球・人間環境フォーラム、社団法人 産業環境管理協会、交通エコロジー・モビリティ財団、社団法人 日本有機資源協会の4団体(2010年7月現在)。
(2)表彰部門
・「エコプロダクツ部門」
環境負荷の低減を目的に、さまざまな技術や手法等を活用するなどして開発され、日本国内市場において製品化(提供)されているもの。
・「エコサービス部門」
わが国の社会経済を取り巻く環境問題に対して環境負荷の低減を目的に提供されているサービス、あるいは持続可能なビジネスモデルを創出して環境負荷の低減を図っている新たな環境配慮型のサービスであって、日本市場に導入されているもの。
(3)表彰の種類
上記2つの部門に対して、それぞれにエコプロダクツ大賞(関係省大臣賞)及びエコプロダクツ大賞推進協議会会長賞(優秀賞)、審査委員長特別賞(奨励賞)が授与される。
(4)表彰式
日 時:12月9日(木)10:10~11:00
場 所:エコプロダクツ2010会場内 環境コミュニケーションステージ
蒸気供給事業の概要
1.事業概要
・東京電力川崎火力発電所1号系列発電設備(MACC:More Advanced Combined Cycle)で発電に使用した蒸気を川崎市千鳥・夜光地区の石油コンビナートに所在する10社に供給。
・蒸気供給にあたっては、各社を連係する蒸気供給用の配管の布設・維持管理および蒸気供給を通じた省エネルギー事業の推進を目的として設立された川崎スチームネット㈱を介して実施。
2.省エネルギー量
・川崎火力発電所からの年間蒸気供給量は約30万tを計画
・年間の省エネルギー効果は合計で1.1万klの原油に相当する熱量(一般家庭約9,500世帯分が年間に消費する熱量に相当)、および2.5万tの二酸化炭素(一般家庭約4,700世帯が年間に排出する量に相当)を計画。
川崎火力発電所1号系列の概要
1.所在地 神奈川県川崎市川崎区千鳥町5番1号
2.所長 髙野 正美
3.敷地面積 約28万m2
4.出力 150万kW(50万kW×3軸)
5.設備概要
・発電システム 1,500℃級コンバインドサイクル(MACC)
・発電端熱効率 59%(低位発熱量基準)
・ガスタービン 開放サイクル一軸型
・空気圧縮機 軸流圧縮機
・排熱回収ボイラ 排熱回収自然循環型(三圧力再熱式)
・蒸気タービン 三圧力再熱複流排気復水型
・起動装置 サイリスタ起動方式
・発電機 横軸円筒回転界磁型三相交流同期発電機
・ばい煙処理設備 排煙脱硝装置:乾式アンモニア接触還元方式
6.燃料 LNG(液化天然ガス)
7.発電所全景
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