職場における人間関係の悩みを解決する「ＳＡＴ人間関係アドバイス」のサービス開始

福利厚生支援事業を手掛ける株式会社エクスウェルは、職場における「人間関係の悩みへのサポート」および「心の病の予防」ならびに「復職後の定着フォロー」を目的とした「ＳＡＴ人間関係アドバイス」を１０月よりサービス開始いたしました。

　「ＳＡＴ人間関係アドバイス」は筑波大学大学院の宗像恒次教授が開発した、最新の健康行動科学をベースとした、心理療法のＳＡＴ理論（Structured Association Technique）の中の一スキルである、人の気質を独自に６つに分類するというＤＮＡ気質理論を基にして作られています。近年、脳科学や行動遺伝学の研究が急速に進んでいますが、宗像教授はそれらの研究の成果を踏まえ、またご自身の３０年におよぶ臨床行動学の成果から、気質を６つに分類する独自のＤＮＡ気質理論を開発しました。ＤＮＡにより決定される気質とは「どのような外界刺激」 に対して、「どの情動がどの程度の強度で反応」するかという傾向を示すものなので、人間関係の調整やマッチングに生かすことができます。自分のＤＮＡ気質を判定し、加えて苦手な相手のＤＮＡ気質を判定し、その組み合わせで対人関係の悩みを解決するものなで、うつ病の復職支援にも活用されています。
　
　「ＳＡＴ人間関係アドバイス」の利用者はwebを利用して、自己の行動や他人の言動に関する設問に選択式で答え、自分と苦手な相手の双方のＤＮＡに基づいた気質を判定して、その組み合わせで人間関係の悩みに対する詳細なアドバイスを１６２パターンの動画と説明文で受け取るものです。単なる人間関係の悩み解決のアドバイスとして利用するだけではなく、うつ病予防、メンタル失調者カウンセリング、異動希望者の低減、復職後の定着フォロー等にも幅広く利用することが可能です。

通常、この種のサービスでは専門のカウンセラーとの対面診断が必要であり、またカウンセラーと非対面型のサービスでは、設問チェック後に回答を得るまで日数が必要などの不便さと高額な費用が難点とされていました。「ＳＡＴ人間関係アドバイス」ではパソコンに限らず携帯やスマートフォンでの利用も可能で、場所と時間を選ばない即時回答型のサービスとなっていて、契約期間中は固定料金内で何度でも利用することが可能です。

株式会社エクスウェル（東京都中央区日本橋人形町　荘司一行社長）では、費用やカウンセラーとの面談が障壁となり遅れていた職場での人間関係問題解決に対して、国内で認められ、最近ではドイツや中国で普及し始めた確実に効果のあるＳＡＴ理論を用い、健全な職場環境づくりに寄与したいと考えています。すでに１０月１日より日本医療事務センター労働組合（組合員１９，０００名）での利用が始まっており、初年度では７０団体での利用を目標にしています。