~フィン・ユールの生誕100年を記念して~ The Universe of Finn Juhl フィン・ユール生誕100年記念展 開催
デンマークの著名建築家・家具デザイナーであったFinn Juhl(フィン・ユール)の生誕100年を記念して行われる The Universe of Finn Juhl (フィン・ユール生誕100年記念展)が、デンマーク大使館の後援により、2012年1月28日(土)~2月11日(土)の15日間、新宿パークタワーホール・ギャラリーにて開催されます。
フィン・ユールは、1950年代にデンマークをデザイン大国として世界に広めたデンマーク出身の建築家であり、家具デザイナーです。彼は当時主流であったデザイン様式に異を唱え、自由なモダンアートに影響を受け、独自のデザイン形式を確立しました。彼は家具を「自由な人体の容れもの」とし、「イージーチェアNo.45」「ペリカンチェア」を代表とした存在感のある複雑な曲線のオーガニック家具をデザインし、デンマークを代表するデザイナーとして知られています。
本展示会は、様々な分野でデザイナーの経験ももつソーレン・ウルリック・ピーターセンがプロデューサーを務めます。フィン・ユールの家具デザインのディテール、シルエット、クラフトマンシップに焦点を当て、1940年以降の現在製造されている作品、および今後復刻される作品のプロトタイプ約50点を展示し、その魅力を知っていただくため、名作を見るだけではなく手を触れ、体感していただくことのできる内容となっております。その中でも、世界中で12脚しか存在しないと言われる幻の作品「アームチェア No. 44」は、100周年記念復刻モデルとして100脚のみ製作され日本初展示となる貴重な作品のひとつです。また会場には、家具だけではなく自身が描いたスケッチや図面(複写)、作品中のデザインをモチーフにした巨大なモビール等が飾られ、彼のデザインの特徴である“見た目の軽やかさ”や“自由な感覚”を楽しんでいただけます。
同時に、東海大学芸術工学研究科教授大野仰一、同芸術工学部くらしデザイン学科教授織田憲嗣、同準教授中尾紀行によるフィン・ユール邸の実測研究を発表するほか、フィン・ユールが手がけた作品の一つであるニューヨーク国連本部信託統治理事会会議場の全面改修に関わる作品も展示されます。リノベーションでは、会議場で使用されていたモデル「FJ51」を復刻し、会議場で再度用いますが、今回はその復刻モデルを会場で展示、またフィン・ユール作品と共に、新たな家具デザインを手がけるデンマークの精鋭キャスパー・サルトとトマス・シグスゴーの作品も紹介します。展示会初日のレセプションには両氏が来場し、プロジェクトの取り組みや課題となった点について講演を行います。
【The Universe of Finn Juhl展について】
開催期間: 2012年1月28日(土)~2月11日(土) 10:30~19:00
*初日となる28日はレセプションが開催されます。一般の方の入場は17時までとなります。
開催場所: 新宿パークタワー ギャラリー1 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー1F
入場料: 無料
主催: Onecollection A/S
共催: デニッシュインテリアス株式会社、株式会社Oneproduction
協力: 東海大学芸術工学研究科、リビングデザインセンターOZONE
後援: デンマーク大使館、ヴィルヘルム・ハンセン財団、デンマーク・デザイン・ミュージアム
■関係者コメント
「展示会の目的は、フィン・ユールのデザイン世界の官能性を認識してもらうことにあります。そのため今回は特に、彼のデザインした家具を見るだけでなく、触ることのできる機会を設けました。ご来場の際は是非、展示作品に座っていただきたいと思います。」(プロデューサー、ピーターセン)
「フィン・ユールの生誕100年を祝うにあたっては、彼の家具の感性を次世代へ伝えることが重要です。ユールもそれを望んだことでしょう。ご来場の皆さまには、彼のデザインを眺めるだけでなく、1950年代にデンマークをデザイン大国に押し上げた彼の名作に手を触れ、体感していただきたいと思います。今日でさえ、Onecollectionによるフィン・ユール代表作の復刻を喜ぶ声は大きく、世界中から注目が集まっています。」(Onecollection代表、ヘンリク・ソーレンセン)
【参考資料】
■フィン・ユール
1912年1月30日コペンハーゲン生まれ。1934年にデンマーク王立芸術アカデミーを卒業。1935年建築家のヴィルヘルム・ラオリッツェンの事務所に勤務。1945年独立し事務所を構える。ペリカンチェア(1940年)、ポエト(1941年)、イージーチェアNo.45(1945年)、チーフティンチェア(1949年)、アームチェア No.48(1948年)など代表作は稀少価値が高く、幻の椅子と呼ばれるものもある。
■キャスパー・サルト&トマス・シグスゴー
コペンハーゲン生まれのキャスパー・サルトは、合理主義をベースにした実直なデザインで知られるプロダクトデザイナー。余計なものを捨て、ありのままの姿をデザインするというコンセプトのもと、トーマス・シグスゴー(建築家)と共に、フリッツ・ハンセンなど家具ブランドのデザイナーとしても活躍中。国連本部信託統治理事会会議場のリノベーションに関してのデザインコンペでは共同参加し優勝を果たす。
■Onecollection
Onecollectionは1998年に最初のフィン・ユールデザインの復刻となる「ソファ No.57」を手がけ始めてから現在まで15種類以上のコレクションを製造しその優れたデザインを世界中に紹介しています。独特のアプローチで最新の技術を取り入れ、従来以上に高い品質を保ちながら芸術作品やコレクターズアイテムではなく”優れた家具”としてフィン・ユール作品を製造しています。
現在ではフィン・ユール家具のほとんどすべてのライセンスを保有し、新たにフィン・ユールデザインの家具の復刻を許されている世界で唯一のメーカーです。
フィン・ユールは、1950年代にデンマークをデザイン大国として世界に広めたデンマーク出身の建築家であり、家具デザイナーです。彼は当時主流であったデザイン様式に異を唱え、自由なモダンアートに影響を受け、独自のデザイン形式を確立しました。彼は家具を「自由な人体の容れもの」とし、「イージーチェアNo.45」「ペリカンチェア」を代表とした存在感のある複雑な曲線のオーガニック家具をデザインし、デンマークを代表するデザイナーとして知られています。
本展示会は、様々な分野でデザイナーの経験ももつソーレン・ウルリック・ピーターセンがプロデューサーを務めます。フィン・ユールの家具デザインのディテール、シルエット、クラフトマンシップに焦点を当て、1940年以降の現在製造されている作品、および今後復刻される作品のプロトタイプ約50点を展示し、その魅力を知っていただくため、名作を見るだけではなく手を触れ、体感していただくことのできる内容となっております。その中でも、世界中で12脚しか存在しないと言われる幻の作品「アームチェア No. 44」は、100周年記念復刻モデルとして100脚のみ製作され日本初展示となる貴重な作品のひとつです。また会場には、家具だけではなく自身が描いたスケッチや図面(複写)、作品中のデザインをモチーフにした巨大なモビール等が飾られ、彼のデザインの特徴である“見た目の軽やかさ”や“自由な感覚”を楽しんでいただけます。
同時に、東海大学芸術工学研究科教授大野仰一、同芸術工学部くらしデザイン学科教授織田憲嗣、同準教授中尾紀行によるフィン・ユール邸の実測研究を発表するほか、フィン・ユールが手がけた作品の一つであるニューヨーク国連本部信託統治理事会会議場の全面改修に関わる作品も展示されます。リノベーションでは、会議場で使用されていたモデル「FJ51」を復刻し、会議場で再度用いますが、今回はその復刻モデルを会場で展示、またフィン・ユール作品と共に、新たな家具デザインを手がけるデンマークの精鋭キャスパー・サルトとトマス・シグスゴーの作品も紹介します。展示会初日のレセプションには両氏が来場し、プロジェクトの取り組みや課題となった点について講演を行います。
【The Universe of Finn Juhl展について】
開催期間: 2012年1月28日(土)~2月11日(土) 10:30~19:00
*初日となる28日はレセプションが開催されます。一般の方の入場は17時までとなります。
開催場所: 新宿パークタワー ギャラリー1 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー1F
入場料: 無料
主催: Onecollection A/S
共催: デニッシュインテリアス株式会社、株式会社Oneproduction
協力: 東海大学芸術工学研究科、リビングデザインセンターOZONE
後援: デンマーク大使館、ヴィルヘルム・ハンセン財団、デンマーク・デザイン・ミュージアム
■関係者コメント
「展示会の目的は、フィン・ユールのデザイン世界の官能性を認識してもらうことにあります。そのため今回は特に、彼のデザインした家具を見るだけでなく、触ることのできる機会を設けました。ご来場の際は是非、展示作品に座っていただきたいと思います。」(プロデューサー、ピーターセン)
「フィン・ユールの生誕100年を祝うにあたっては、彼の家具の感性を次世代へ伝えることが重要です。ユールもそれを望んだことでしょう。ご来場の皆さまには、彼のデザインを眺めるだけでなく、1950年代にデンマークをデザイン大国に押し上げた彼の名作に手を触れ、体感していただきたいと思います。今日でさえ、Onecollectionによるフィン・ユール代表作の復刻を喜ぶ声は大きく、世界中から注目が集まっています。」(Onecollection代表、ヘンリク・ソーレンセン)
【参考資料】
■フィン・ユール
1912年1月30日コペンハーゲン生まれ。1934年にデンマーク王立芸術アカデミーを卒業。1935年建築家のヴィルヘルム・ラオリッツェンの事務所に勤務。1945年独立し事務所を構える。ペリカンチェア(1940年)、ポエト(1941年)、イージーチェアNo.45(1945年)、チーフティンチェア(1949年)、アームチェア No.48(1948年)など代表作は稀少価値が高く、幻の椅子と呼ばれるものもある。
■キャスパー・サルト&トマス・シグスゴー
コペンハーゲン生まれのキャスパー・サルトは、合理主義をベースにした実直なデザインで知られるプロダクトデザイナー。余計なものを捨て、ありのままの姿をデザインするというコンセプトのもと、トーマス・シグスゴー(建築家)と共に、フリッツ・ハンセンなど家具ブランドのデザイナーとしても活躍中。国連本部信託統治理事会会議場のリノベーションに関してのデザインコンペでは共同参加し優勝を果たす。
■Onecollection
Onecollectionは1998年に最初のフィン・ユールデザインの復刻となる「ソファ No.57」を手がけ始めてから現在まで15種類以上のコレクションを製造しその優れたデザインを世界中に紹介しています。独特のアプローチで最新の技術を取り入れ、従来以上に高い品質を保ちながら芸術作品やコレクターズアイテムではなく”優れた家具”としてフィン・ユール作品を製造しています。
現在ではフィン・ユール家具のほとんどすべてのライセンスを保有し、新たにフィン・ユールデザインの家具の復刻を許されている世界で唯一のメーカーです。
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