ワルシャワ王宮でセレブたちを魅了した、日米欧混成ジャズコンボが来日!
「ポーランド民主化25周年記念式典」になぜ日本人?なぜジャズ??ーー「クリヤ・マコト-シルヴェスター・オストロウスキー・クインテット」来日公演のお知らせ
今年、民主化25周年を迎えたポーランド共和国。それを記念して、映画「ワレサ 連帯の男」も公開されました。
その「民主化25周年記念式典」でコモロフスキー現大統領、ワレサ元大統領のスピーチに続いてパフォーマンスを行うジャズバンドがあります。そして、その直後に来日ツアーを行います!
その「民主化25周年記念式典」でコモロフスキー現大統領、ワレサ元大統領のスピーチに続いてパフォーマンスを行うジャズバンドがあります。そして、その直後に来日ツアーを行います!
ポーランドと言えばショパンの故郷。クラシックの伝統は長く、優れたアーティストを多数く排出しています。
なのに、記念すべき式典でなぜジャズなのでしょう?
そこには、日本ではあまり知られていない意外ないきさつがありました。
実は、ワレサ元大統領が主導したポーランドの長い民主化運動の傍らには、常にジャズがありました。
そう、ジャズは「自由」の象徴だったのです。このためポーランドの人々は、ジャズに対して深い思い入れを持っています。スターリン時代には禁止され、公に演奏もできなかったジャズ。その苦い経験と、アメリカ公民権運動のシンボルでもあったジャズのイメージが合致しました。
先頃公開されたポーランド映画「イーダ」にも、ジャズ・サックス奏者が登場します。民主化後、ジャズへの傾倒はさらに強まり、当初1つしかなかったジャズフェスティバルが現在では80を数えます。アーティストのクオリティも非常に高く、旧ソ連圏ジャズのメッカとなっています。
こうして自由を祝うために、ワルシャワで話題のジャズユニット「クリヤ・マコト-シルヴェスター・オストロウスキー・クインテット」に白羽の矢が立ちました。
このユニットのリーダーの一人が、日本人ピアニストのクリヤ・マコト。毎年欧州でツアーを行うほか、平井堅、八代亜紀、土岐麻子などの楽曲提供や音楽プロデュースも行うアーティストです。高木信哉氏による最新作のライナーノーツでは、かのハービー・ハンコックが「日本で最も好きなピアニスト」としてクリヤの名を挙げたことも話題になりました。
もう一人のリーダーは、ポーランドで近年注目を集めるサックス奏者シルヴェスター・オストロウスキー。そしてトランペットのピョートル・ヴォイタシクはポーランドを代表するトップ・プレイヤーです。
一方リズムセクションは二人のアメリカ人。アート・ブレイキー・ジャズメッセンジャーズやブルーノート・オールスターズなどに参加し、ジャズの歴史を体現してきた黒人アーティストです。
日本、アメリカ、ポーランドという3ヶ国のコラボレーションであると同時に、東洋人、黒人、白人という3人種混合ユニットでもあります。冷戦崩壊と共に訪れた「グローバル時代」の新しいジャズのあり方を、異文化の出会いと相互理解の形で模索するユニットです。
アメリカは世界一の民主主義経済大国であり、ジャズが生まれた国。日本は民主主義国として世界第二の経済大国であり、アジアきってのジャズ大国でもあります。
遠い東ヨーロッパから見れば、ジャズは自由と、そして自由経済と切り離せない音楽なのです。
このユニットは2013年初頭に結成。この春にはポーランド国営ラジオ局で1時間のライブ番組が放送され、ワルシャワで最もホットなジャズコンボとして注目を集めています。そして先頃、ファーストアルバム「JUST MUSIC」を日欧同時リリース。
「民主化25周年記念式典」に起用されたのはその話題性に加え、やはりポーランドが目指し、友好を深めたいと願っている日本、アメリカとのコラボレーションであることが大きいでしょう。
そして現在、ポーランド・ツアーを慣行中。シュチェチン・フィルハーモニーホールのこけら落とし公演では1000名を越える聴衆によるスタンディング・オベーションを受け、9/12(金)にワルシャワ王宮での式典に参加します。
今回の日本公演はジャズクラブ・ツアー。ノーベル平和賞受賞者でもあるワレサ元大統領が堪能する素晴らしい演奏を、ごく間近に聴けるチャンスです。
この機会に是非、日本、アメリカ、ポーランドというユニークな組み合わせのジャズをご体験ください。
■クリヤ・マコト-シルヴェスター・オストロウスキー・クインテット ジャパンツアー
9/15(月・祝) 名古屋スターアイズ(問い合わせ=052-763-2636)
9/16(火) 大阪ミスターケリーズ(問い合わせ=06-6342-5821)
9/17(水) 浜松ポルテシアター(問い合わせ=053-413-3908)
9/19(金) 目黒ブルースアレイジャパン(問い合わせ=03-5740-6041)
■出演者: クリヤ・マコト: ピアノ from 日本
シルヴェスター・オストロウスキー: サックス from ポーランド
ピョートル・ヴォイタシック: トランペット from ポーランド
エシェット・オコン・エシェット: ベース from アメリカ
ニューマン・T・ベイカー: ドラムス from アメリカ
(なお、このツアーではポーランドのテレビ局で放送予定のドキュメンタリー作品を撮影します。)
(プロフィールなど、詳細はこちらをご覧ください:http://music-seraph.com/release/index.html)
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