~全国冬の住宅に関する意識調査~ 半数近くが冬の住宅の暖かさに不満、不満な点第1位は「廊下や脱衣室、浴室が寒い」 冬に危険なヒートショック、意識していない人が約6割!今冬は「暖差リスク」に注意!
知らないうちにヒートショックの原因になる行動をとっている人も 住宅全体を暖める工夫でリスクダウン&快適度アップ!
暖差リスク予防委員会は、冬になると起こりやすい「ヒートショック」の要因となる住環境リスクを「暖差リスク」と命名し、その認知促進と予防対策を啓発していく機関です。
この度、全国47都道府県の20代~70代の男女2500人を対象に、冬の住宅に関する調査を実施し、住宅の暖かさに対する意識や、「ヒートショック」に対する意識の実態を調べました。
【基本調査概要】
調査方法 : インターネットアンケート
調査実施機関 : 楽天リサーチ株式会社
調査実施期間 : 2014年10月17日(金)~10月19日(日)
対象地域 : 全国
対象者 : 20代~70代の男女2500名
【本リリースサマリー】
①約半数が冬の住宅の暖かさに不満を持っている。不満な点第1位は「廊下や脱衣室、浴室が寒い」こと
冬の家の暖かさについて満足しているか調査したところ、全体の半数近い46.2%の人が「やや不満」か「不満」と回答。不満な点の第1位は「廊下や脱衣室、浴室が寒い」が62.4%で、2位の「暖房をつけても部屋が寒い」(41.2%)、3位の「暖房をつけた後、部屋が暖まるのに時間がかかる」(40.2%)から20ポイント以上の差をつけており、住宅への不満の大きな要因になっていることがわかりました。
②寒い場所第1位「洗面室・脱衣室」、第2位「浴室」。「キッチン」、「寝室」が寒いという回答も3割以上
住宅内で寒いと感じる場所は第1位は「洗面室・脱衣室」で57.8%、次いで「浴室」51.4%、「トイレ」50.2%、「廊下」43.5%と、普段過ごす時間が短い場所が続きますが、「キッチン」37.6%、「寝室」32.8%など、ある程度長い時間を過ごす場所でも、3割以上の人が「寒いと感じる」と回答しました。
③冬に危険な「ヒートショック」、意識していない人が6割近く
「ヒートショック」という言葉を知っている人は全体の50.9%と半数を超えましたが、普段からヒートショックについて意識することがあると回答した人は41.2%にとどまり、およそ6割の人がヒートショックを意識していないことがわかりました。ヒートショックの印象については、「高齢者にとっては危険だと思う」が最も多く71.4%で、「自分のこととして考えたことが無い」と回答した人も16.8%いました。
④住宅内で寒暖差のある場所に移動したときに、約8割の人が身体への影響を感じている
住宅内の温度差のある部屋間の移動において、全体の8割近くが暖かい部屋から寒い部屋や空間に移動したときに、なんらかの身体の反応や変化、影響を感じた事があると回答しました。具体的に身体に起きた主な変化は、「身体が寒くてぶるっと震えた」58.5%、「肩をすくめたり、身体を縮めたりした」55.0%など。
⑤知らないうちに多くの人がヒートショックの原因になる行動を取っている
冬の自宅内の行動について尋ねたところ、「暖房等で暖めるのはリビングなどの居る部屋のみで、その他の場所は暖めない」人が60.5%、「自宅の脱衣室や浴室が寒くても暖房器具を設置していない」人37.8%など、多くの人がヒートショックの原因になり得る行動をとっている一方、それがヒートショックにつながることを知らない人が半数を超える52.1%という結果となりました。
⑥<専門家コメント>ヒートショック予防には「暖差リスク」の解消を
ヒートショックを予防するには、「部屋間の温度差がもたらす健康上の危険性」=「暖差リスク」を最小限にする必要があります。ヒートショックを防ぐには暖差3~5℃以内が安全の基準。浴室や脱衣室、トイレなどにも暖房を設置したり、住宅全体を暖める機能を持った家選びをすることが有効です。
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