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公益財団法人 日本心臓財団
会社概要

脳卒中、心臓病に深く関わる「血管の健康」についての意識調査。医師の無料Q&Aサービスも(血管健康くらぶ)

”沈黙の殺人者”動脈硬化に対する意識の不足に専門医が警鐘!

血管健康くらぶ

・20~60代男女723人に「健康と動脈硬化に関する意識調査」を実施
・調査によれば3人に1人は健康診断を3年以上受診していない
・コレステロール値を把握する人が最も少ないのは30代で11.7%。60代の3分の1
・動脈硬化って何? 20代で答えられたのは5人に1人
・医師・栄養士が答える無料Q&Aサービスを実施中

健康と動脈硬化予防を啓発する情報サイト「血管健康くらぶ」(公益信託日本動脈硬化研究基金の助成を受け、公益財団法人日本心臓財団と一般社団法人動脈硬化予防啓発センターが共同で運営)は、2016年2月9日、「健康と動脈硬化に関する意識調査」の結果を発表しました。20~60代の男女にアンケート調査を実施。世代による意識の差が明らかになるなど、大変興味深いデータが得られました。

また、血管健康くらぶでは、医師や栄養士が一般ユーザーの質問に答える無料のQ&Aサービスを実施しています.
誰でもメールで簡単に質問できるシステムです。

調査概要
調査期間:2015年12月
調査対象:20~60代の男女723人
調査方法:インターネットアンケート

■「自分は健康への意識が高い」と回答した人は「意識が低い」人の2倍以上

まずは、自分の健康意識を評価する質問。「同年代の友人・知人と比べて、あなたは健康に対する意識が高いと思いますか?」と聞きました。全員が客観的に自己評価すれば、「高い人」と「低い人」に偏りはなくなるはずです。

結果、「非常に高い」「どちらかと言えば高い」と答えた人が合わせて36.6%。「非常に低い」「どちらかと言えば低い」の合算13.4%と比較して、3倍近くになりました。多くの人が、「自分は平均以上に健康に気を遣っている」と自認していることがわかります。

 

■怖い病気は「がん」「脳卒中」がダントツで1・2位。3位は「心臓病」


「普段から『怖い』と感じている病気」を、各回答者に3つずつ選んでもらいました。トップ3は「がん」「脳卒中」「心臓病」。特に、半数以上の人が選んだ「がん」「脳卒中」は、他と大きく差を付ける結果となりました。

 

■自分の血管は「自覚症状なく健康」が過半数。本当に安心して大丈夫?

「怖い病気」の上位に入った脳卒中や心臓病は、血管の老化やコレステロールが大きな原因となる病気です。そこで、「あなたの血管は、年齢の割には健康だと思いますか?」と質問すると、「自覚症状はなく健康だと思う」と答えた人が57.7%に上りました。

この結果について、帝京大学医学部附属病院 臨床研究センター・センター長の寺本民生医師は、以下のようにコメントしています。


「脳卒中や心臓病を引き起こすのが“動脈硬化”です。老化や余分なコレステロール、あるいは、持続する高血圧のため、動脈が硬く、もろく、狭くなる病気です。多くの場合、脳卒中や心臓病が発病し、発作が起こるまで自覚症状がほとんどありません。

しかし、進行すると、もろくなっている動脈の粥種(じゅくしゅ。血管の内側にできる脂肪のかたまり)が破れるなどして、血管に血栓・塞栓ができます。血管がつまってしまい、突然、脳梗塞や心筋梗塞などの病気になるのです。動脈硬化は、自覚症状がないため“沈黙の殺人者”と呼ばれています。他の病気が発症するまで痛みや違和感がないからといって、血管に異常がないとは限りません」

■健康診断を3年以上受診していない人が30%。20代は半数近くまで

“沈黙の殺人者”である動脈硬化の進行度を把握する大事な機会が、健康診断です。受診の状況を聞いたところ、3年以上受診していない人が全体の30%を越えました。

また、年代別に見ると、若い世代ほど健康診断の受診率が下がります。20代で3年以上受診していない人は、60代の倍以上。

寺本医師は「動脈硬化は男性では30代から進行すると言われています。ラーメンやパスタなどの麺類、脂たっぷりの霜降り牛など、特に若い方が大好きな食品は、血液中の中性脂肪やコレステロールを増加させます。塩分の摂りすぎによる高血圧とともに、動脈硬化を進行させる原因となります。若いうちから自分の血圧や体重を測定し、適度の運動やバランスの良い食事に心がけ、そして禁煙を習慣づけて、血管の健康に注意することが必要です」と警告します。


■コレステロール値を把握している人、30代は60代の3分の1

血液中のコレステロール値は、動脈硬化の重要な指標となります。ここでも、世代によって大きな意識の差が見て取れました。
コレステロールは一般的な健康診断で検査できます。では、どれだけの人が自分のコレステロールを把握しているでしょうか? 「コレステロール値を意識し自分の値を把握している」と答えた人は60代の43.1%に対して、20代で13.9%、30代は11.7%にとどまりました。年代により、最大で

3倍もの開きがあります。

コレステロール値を「意識していない」と答えた人は、20~30代で70%程度。約50%まで下がるのが40代です。40代は、健康への意識が変わる年代と言えます。


■血管年齢への関心も40代で上昇

「血管年齢というキーワードを知らなかった」と答えた人は、もっとも多い20代でも35.4%。年代が上がるほど数値は下がり、40代で10%台に。「血管年齢が気になる(※)」と答えた人が、過半数を超えました。
60代に至っては、「血管年齢が気になる」と答えた人が78.5%と、関心の高さが伺えます。
※「自分の血管年齢が気になって、検査したので知っている」+「自分の血管年齢は気になるが、検査したことはないので知らない」の合算

寺本医師は以下のようにコメントしています。「動脈硬化の進行度(血管年齢)を測るには、CAVI検査やPWV検査、血管内皮機能のFMD検査、頸動脈エコー検査など、簡便な手法があります。しかし、検査できる病院が限られており、普及には検査のしやすさが課題となるでしょう。ただ、患者さんにとっては痛みを伴わない検査方法です」


■動脈硬化とは何? 20代で答えられたのは20.8%(5人に1人)

まずは、「動脈硬化」というキーワードを聞いたことがありますか? と質問。一番少ない20代で80.6%、全年代平均では90%以上の人が「聞いたことがある」と回答しました。

続いて、「どんな状態で」「どんな原因で」「進行するとどのようになるのか」を聞きました(自由回答)。3つの回答欄にすべて回答できた人、できなかった人(無回答含む)をそれぞれカウント。さらに、前の質問で「聞いたことがない」と答えた人も合わせて集計したのが、次のグラフです。

20代で動脈硬化のことを説明できた人は、最大で20.8%。年代が上がるごとに割合は増えますが、60代でも59.0%です(41%の人は動脈硬化について詳しく説明できない)。特に若い年代は、キーワードは知っていても、動脈硬化に対する理解度は低いと言えます。


■寺本医師の総評

一般の方々と接していて、健康への意識が年々高まっていることを感じています。血管の病気に対する注目度も上がっており、特に40代以上で血管年齢への関心が急増するというデータは、この傾向を裏付けているでしょう。

しかし、身体や病気に対して、正しく把握されているでしょうか? 医師の立場からは「もう少しがんばっていただきたい」というのが本音です。おそろしい心臓病や脳卒中を防ぐには、まず血管、動脈硬化について知ることが重要です。

動脈硬化にはさまざまな原因があります。血液中の悪玉コレステロールが血管の内壁にたまって行くことが、主な原因のひとつです。血管の壁がどんどん厚くなって弾力を失います。コレステロールはこぶになり、血流を止めてしまうことも。最悪の場合、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすのです。

動脈硬化の進行を止める方法は、食事療法と運動療法、投薬治療があります。太っている人は、食物繊維をよくとり、栄養の吸収を減らすこと。そして、脂肪・たんぱく質・炭水化物のバランスの良い食事に心がけてください。栄養のバランスはもちろん重要ですが、ビタミン・ミネラル・繊維などできるだけ多くの種類の食物をとるようにしてください。

また、塩分はできるだけ少なくしてください。1日の塩分摂取量の理想は6.0gです。厚生労働省「日本人の食事摂取基準」によれば、18歳以上の男性は1日当たり8.0g未満、18歳以上の女性は1日当たり7.0g未満と目標量が定められています。

運動ももちろん大切です。オフィスでこまめに立ち座りをしたり、少し歩くスピードを上げるなど、日常でできることはたくさんあります。ぜひ、血管健康くらぶのWebサイトをチェックして、自分に合った生活習慣の改善を見つけてください。

■医師・栄養士に気軽に相談できる「血管健康くらぶ」

一般社団法人動脈硬化予防啓発センターと、公益財団法人 日本心臓財団が運営するWebサイト「血管健康くらぶ」は、無料のQ&Aサービスを実施しています。医師や栄養士といった専門家が、健康に関する質問を一般の方からメールで受付け、メールで回答します。質問と回答の内容は、個人情報を除いて一般的な形に編集した上でweb上で公開し、同じ悩みや疑問を持つ方々の参考にさせていただきます。質問、回答の閲覧に一切料金はかかりません。

質問の例)
○豆乳はコレステロールを下げる効果がある? 牛乳より豆乳がいい?
○コレステロール値が高いとどんな症状がある? どこも痛いところはないけれど・・・
○動脈硬化によいサプリメントなどがあるのでしょうか? 女性では閉経後から動脈硬化が進展しやすいと聞きます。
○健康診断の日に朝食を食べてしまいました。中性脂肪の値が300だったのですが、検査しなおしたほうが良いでしょうか?
○「コレステロールを下げるお茶」という広告を見ました。効果はあるのでしょうか?

血管健康くらぶへは、以下のURLからアクセスしてください。
トップページ:http://www.doumyaku-c2.jp/
Q&A:http://www.doumyaku-c2.jp/soudan/

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