株式会社 再生医療 iPS Gateway Center と慶應義塾大学医学部による共同研究開始のお知らせ

　株式会社 再生医療 iPS Gateway Center（ 住所：東京都世田谷区 代表取締役：西野高秀）は、2016 年 4月27日
より慶應義塾大学医学部（住所：東京都新宿区 医学部長：岡野栄之）と共同でiPS 細胞および間葉系幹細胞（MSC）それぞれを用いた靭帯再生のための研究を開始いたします。本研究は整形外科学教室　中村雅也教授グループと共に、iPS 細胞およびMSC それぞれを用いて靭帯組織の再生を図り、早期に臨床応用を目指すものです。本共同研究契約においては、ここで得られる成果としての特許権について、優先的に株式会社再生医療iPS Gateway Center が実施することになっております。

【研究の背景と意義】
　靭帯の損傷は、交通事故やアスリートが運動器を酷使した際によく生じる損傷で、適切な治療がなされなかった場合には変形性関節症を発症し関節の機能障害を引き起こす可能性があります。特に靭帯が完全断裂した場合、ポリエステル、ポリテトラフロロエチレン、ナイロン等を用いた人工靭帯、あるいは膝蓋靭帯、半腱様筋・薄筋腱等の自家靭帯・腱といった再建材料を利用した手術が行われていますが、これら従来の治療法には様々な問題点があります。
　そこで、靭帯疾患領域における革新的再生医療の早期実現に向けて貢献していくことを目指し、この度の共同研究では、iPS 細胞およびMSC それぞれから誘導した靭帯組織と既存の人工靭帯を利用した新規コンポジット靭帯の開発を行います。

【株式会社 再生医療 iPS Gateway Center について】
　 株式会社 再生医療 iPS Gateway Center は、再生医療分野においてiPS 細胞等の幹細胞を用いた研究開発を通じ、医療・医用工学・獣医療等の領域を横断的に繫ぐゲートウェイとして、早期の臨床応用実現を図ることを目的に設立されました。

《企業概要》
会社名：株式会社 再生医療 iPS Gateway Center
英名：Regenerative Medicine iPS Gateway Center【 略名：RMiC (リミック)】
設立年月日：2015 年5 月25 日
所在地：東京都世田谷区駒沢3-7-20 2階
ホームページ：http://www.rmic.co.jp
代表取締役：西野高秀
取締役（共同研究責任者）：白川真理子 
資本金：35,250,000円
資本準備金：25,250,000円

《研究実施場所》
慶應義塾大学整形外科学教室（教授：中村雅也）、生理学教室（教授：岡野栄之）