本当に便利になった?シニアのキッチン事情 IHコンロ切り替えで減少した子ども世代の「火の元の心配」、一方でシニアの2割以上ガスコンロへの出戻りを希望

~「火の元の心配」軽減するも、調理での不満が顕著に~

東興株式会社

東興株式会社(東京都中野区、代表取締役社長:清水三樹)が運営するキッチン用品専門ブランドFlying Saucerは、テクノロジーの進化によって大きな変化を感じていると思われるシニア世代のキッチン事情について、全国の独立して生活しているシニア世代(60歳以上)でIHクッキングヒーター(以下、IHコンロ)へと切り替えている男女331名と、60歳以上のご両親をお持ちの子ども世代(30~50代)の男女337名を対象に調査を実施いたしました。

【調査の背景】
 昨年(平成27年)起こった住宅火災による死者の内、約7割が高齢者でした※。高齢化社会が進んでいく中、当事者も含め、子ども世代(30~50代)で高まっているのは「火の元」の心配です。今回、IHコンロへ切り替えたシニア層を中心に、切り替え後の日常生活の変化や実用性について調査を通して明らかにします。
 今回の調査結果から、シニア世代の約4割がIHコンロへと切り替える前までは「火の使用に不安を感じていた」と回答しました。また子ども世代に対して親御さんに関する心配事を尋ねた結果、同様に「火の元」との回答が上位に上がりました。ただ、IHコンロ切り替え後ガスコンロへ戻したいというシニアの声も、子ども世代の心配をよそに多く聞かれました。
※平成27年(1月~12月)における火災の概要(概数)消防庁防災情報室

【調査概要】
調査名:シニアのIHクッキングヒーター使用に関する調査
調査対象:「独立して生活しておりIHクッキングヒーターを使用している方」 331名(60歳以上 男女 全)
     「60歳以上の親御さんがご健在の方」 336名(30~50代 男女 全国)
調査期間:2016年8月5日(金)~8日(月)
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
 
  • 調査結果① IHコンロ切り替えで親子共に心配事軽減
 

今回の調査結果から、IHコンロに切り替えたキッカケとして約4割のシニア世代が「火の使用に不安を感じていた」と回答し、また子ども世代の親御さんに関する心配事を訪ねたところ、「身体的な健康面」(69.7%)に次いで挙がったのは、「火の元の心配」(40.9%)でした。半数以上の子ども世代は、親御さんに対して「IHコンロ切り替えを薦めたいと思う」と回答し、最新のデジタル商品への切り替えで心配事の払拭を望む声が見受けられました。実際に切り替えたシニアの約8割が「IHを利用してよかったと思うこと」に対して、「火の元の心配がなくなった」と回答しました。
 

 

 
  • 調査結果② IHコンロへ切り替え後4割のシニア世代がIHコンロを不便に感じていた


 シニア世代の約4割が「料理をする際IHコンロを不便に感じたことがある」と回答しました。その理由を尋ねたところ、1位「IHコンロ対応商品しか使えない」(65.7%)、2位「フライパンを振るときにスイッチが切れてしまう」(43.3%)、3位以降は「火力が低く感じる」(37.3%)、「調理器具が部分的に熱くなるので食材全体に火が通りにくい」(17.2%)、「加熱するのに時間が掛かる」(14.9%)と続きました。
 自由回答でも、「火力がガスに比べると加熱のムラがあるので、料理がしづらくなりました。」 (女性・62歳)、「チャーハンや炒め物の時、周りからの火力がないので、ガスの時とは味が違うような気がする。」(女性・76歳)と加熱時のムラに関しての不便さの声が上がりました。一部では「料理をしなくなった」という声も聞かれました。

 
  • 調査結果③ 2割以上のシニア世代が「ガスコンロに戻したい」と希望

 

 

 IHコンロへの切り替えによって、「火の元」の心配が大幅に軽減されたとの実態が明らかになり、6割以上がIHコンロに満足しているという結果になりました。その一方で、2割のシニア層が不便に感じ、約5人に1人が「ガスコンロへ戻したい」と回答しました。

 



 

 

◇高齢者の快適で安心して暮らせるキッチン環境について◇

《介護コンサルタント『株式会社 ねこの手』代表取締役 伊藤亜記氏》
 今回の調査を受けて、介護コンサルタント「株式会社ねこの手」の代表取締役 伊藤亜記氏より、高齢者の独立した快適なキッチン環境に関するアドバイスを提供いたします。


伊藤 亜記(いとう あき)/ 株式会社ねこの手 代表取締役 介護コンサルタント
 介護福祉士を取得し、老人保健施設で介護職を経験し、ケアハウスで介護相談員兼施設長代行を務める。その後、大手介護関連会社の支店長を経て、介護コンサルタント「株式会社ねこの手」を設立。現在、旅行介助サービスや国内外の介護施設見学ツアーの企画、介護相談、介護冊子制作、介護雑誌の監修や本の出筆、連載、セミナー講師、TVコメンテーター、介護事業所の運営・営業サポートなど、精力的に活躍中。


 ● 高齢者のIHコンロ切り替えについて
 訪問介護の管理者をやっていた際、「火の不始末のご不安」からご家族が、「母に調理を一切やらせたくないので、ヘルパーさんに食事作りを依頼したい!」とケアマネジャーを通し、ご依頼頂いておりました。その結果、「調理をやれなくなった事が原因で、ご本人の認知症が進行してしまう」という事例も今まで沢山見てきました。IHコンロで調理する環境を整える事で、「火の不始末」などのご家族の懸念も解消でき、また「ご本人様の出来る可能性を失うことなく、認知症の進行予防につなげる」為にもIHコンロへの切り替えを推奨しています

 ● 高齢者が不便に感じないためにIHコンロ切り替え後、周囲が配慮しないといけないこと
 ご高齢者の方は、ほんのわずかな環境が変わる事でご不安になられます。IHコンロに適した環境を整備する為には、周囲が「使い方をきちんと根気強く、分かりやすく教えて差し上げる事」が必要かと思います。また、介護保険のリハビリテーションの目的にも「IADLの向上」が求められていますので、デイサービスの機能訓練で「IHコンロの使い方を覚えて、簡単なお料理ができるようになる」や訪問介護のヘルパーと一緒に「IHコンロの使い方を覚えて、以前やっていたお料理ができるようになる」事も介護保険をご活用されれば可能です。

※IADL⇒手段的日常生活動作Instrumental Activities of Daily Living
・生活上の複雑な動作(買物・調理等)
 
  • IH“対応”でなく“最適化”された商品でガスコンロと変わらない快適なクッキングを提供 『深型フライパン』

 

 

 安心できるIHコンロへの切り替えと引き換えに、料理が不便になってしまったと感じる声が多数寄せられました。今回の調査から導き出された、シニア層が不便に感じているIHコンロの不満箇所の解決策としてFlying Saucerは究極の鍋シリーズ『深型フライパン』を開発いたしました。フライパンを振るとスイッチが切れてしまうIHの特徴を捉えて、逆転の発想から置いたままでも食材をかき混ぜられる様に深さや形状に拘りました。そのため、食材を炒めてから煮込む料理や煮魚にも活躍します。和・洋・中のジャンルにわたり、炒・茹・煮・焼・揚の調理をこなす、毎日使える手放せない一品となっています。
 

 また、底面だけ発熱する従来のIH“対応”型調理器具とは違い、側面までしっかりと発熱する構造になっており、全体的に発熱速度も速く、食材に均一に火が通る為、IHコンロでも“ぱらぱらのチャーハン”や“シャキッとした野菜炒め”も可能になりました。
 IH“対応”ではなくIHに“適した”フライパンとなっています。この度、8月31日(水)に取っ手部分がリニューアルされ、より使い易くなりました。新『深型フライパン』は、料理を安心して楽しみたい高齢者への贈り物にも喜ばれる商品となっております。


 

 

【商品概要】
 商品名: 究極の鍋シリーズ『深型フライパン』
 価格:価格: φ27cm 16,500円(税別) / φ39cm 18,000円(税別)
 発売日: 8月31日(水)より下記対象店舗にて随時取り扱い開始
 取り扱い店舗:
 ・ 伊勢丹 新宿店本館5階 リビング・キッチンダイニング [8月31日販売開始(実演販売 9月7日~9月13日)]
 ・ Flying Saucer 《実店舗/Online Shop/楽天市場》 [9月1日販売開始]
 ・ 松屋 銀座本店 7階 テーブルジョイ レジ横VPスペース [9月21日販売開始]
 ・ 伊勢丹 立川店 6階 キッチン用品売り場 [10月18日~10月25日]
 


【会社概要】
会社名:東興株式会社
代表者:清水三樹
所在地:〒165-0025 東京都中野区沼袋2丁目15-10
事業内容:食器・料理道具の卸売および小売、販促品・贈答品の企画販売、厨房設備の設計・施工及び厨房機器の販売
URL: http://www.flyingsaucer.co.jp/

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会社概要

東興株式会社

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URL
http://www.flyingsaucer.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都中野区沼袋2丁目15−10
電話番号
03-3387-5471
代表者名
清水三樹
上場
未上場
資本金
-
設立
1963年12月