東北の食品の海外販路、一緒に開拓します

海外輸出のノウハウを半年で全部教える「海外担当部長派遣サービス」始動

株式会社桜波

 東日本大震災後、東北の食品の販路を海外に拡大する復興支援活動を続けてきた株式会社桜波(仙台市)は、その海外輸出のノウハウを東北のあらゆる企業に広めるため、新サービス「海外担当部長派遣サービス」を12月より始動します。
 日本で初めてホヤのタイ輸出に成功するなど、多くの海外輸出の実績を持つ専門家で桜波代表の阿部が半年間、派遣先の企業で「海外担当部長」役を務め、海外輸出のノウハウのすべてを伝授。海外輸出に関する勉強と海外の現場での実践研修で、半年後には専門家がいなくても海外輸出ができるような社員を育成します。東北のあらゆる企業が海外をめざして販路を拡大していくことで、東北の食品産業全体を強化し、東北の経済の強化と真の復興をめざします。

「海外担当部長派遣サービス」とは?
海外輸出の専門家を「海外担当部長」として企業に派遣し、その企業内で「海外輸出」の担当者を一から育成する支援事業です。担当者は「部長」から半年間で、市場調査、自社内での体制構築、物流、リスク管理ーーなどのあらゆる海外輸出の知識を学び、さらには海外の輸出先で、一緒に現地の市場調査を実施。半年後には、自力で商品を輸出できる能力を身につけられます。

◆今回のサービスを開始した背景
各企業が海外輸出のノウハウを身につけることで、東北の食品産業全体を活性化し、長期的な経済復興につなげたいという思いで始めました。東北全体の復興のためには、「食品の海外輸出」を外部からの一時の復興支援事業としてだけで終わらせてしまうのではなく、各企業が支援の手を離れた後も、継続して自立した海外輸出ができる体制づくりが必要です。
弊社ではこのサービスにより、その企業内で自立して海外輸出事業を担当できる人材を育てる「ハンズオン型」の支援を行います。半年間のサービスを受ければ、企業の担当者が海外輸出のための知識と現場での実践を一通り学習することができ、専門家が去った後も継続的な海外輸出をすることが可能となります。

◆「海外担当部長派遣サービス」内容
(1)設計編
:海外輸出に必要なあらゆる知識を伝授し、あなたの会社のためだけに、最適な海外輸出戦略のオリジナルの設計図を一緒に作り上げます。

①海外展開計画の設定
海外輸出による売り上げ目標や達成したい目的を社内で明確に設定し、社員で共有する
②海外展開に向けた社内体制の構築
輸出事業を担当する社員のサポート体制構築や、工場の製造体制の確認・強化などに取り組む
③外部連携の方法を学ぶ
商社やJETRO、行政など、外部関係者と効果的に連携・協力する方法を知る
④海外市場を調査する
どの国の市場を狙い、どのように目指すのか?まずは国内にいながら市場を調査する
⑤自社の商品を選定する
海外に売れる商品の開発や選定を行う
⑥商流、物流を決定する
日本から海外への取引をどのように進めるのか。取引先や輸出先により変わる運送方法も学ぶ
⑦リスクを管理する
ターゲットに決めた国の検疫や規制、保険等を知り、リスク管理の方法を学ぶ

(2)実践編(フィージビリティースタディー)
:商談に同行し、輸出に必要な動きを身に付けます。

・商談会や展示会に同行し、実際の商談をサポート
商談の準備、計画の立案、商談・展示会への同行、商談後のフォローアップなど、海外輸出に必要なすべての動きを、専門家と一緒に実践して身に付けます。
※海外での商談・展示会の場合は別途オプション料金が発生します。

(3)市場調査編
:輸出先の海外の現場に行き、自立して海外輸出ができるよう実践を積みます。

・海外の現場での市場調査
現地での調査計画を立て、輸出先の国を専門家とともに実際に訪問。小売店、レストラン、商社などをめぐって現地で実際に調査をしながら、市場調査方法などを実践で学びます。実践後のフォローアップ(市場調査の結果分析や取引関係の継続のためのサポート)を行います。

◆「海外担当部長派遣サービス」価格(いずれも期間は6ヶ月)
・海外輸出設計編:20万/月(6ヶ月120万)
・海外輸出設計編と実践編:30万/月(6ヶ月180万) 
・海外輸出設計編と実践編・市場調査編:40万/月(6ヶ月240万)

◆株式会社桜波 代表取締役社長 阿部錬平



宮城県石巻市出身。2007年より株式会社ケイエスピーインベストメントマネージャー。東日本大震災後の2011年10月に故郷の宮城県に戻り、東北イノベーションキャピタルでファンドマネージャーとして活動。2013年7月「株式会社桜波」を立ち上げ、代表取締役社長に。「食のインキュベータ」として、企業・団体・自治体の海外展開ビジネスの設計や、対象地域ごとに対応したオーダーメイド食品輸出プラットフォームの構築を専門としている。


◆桜波の海外輸出実績
平成28年度~復興庁登録専門家
平成26年度~JETRO公認農林水産物・食品輸出協力企業認定
平成28、27年度:みやぎ産業振興機構みやぎ中小企業マーケティング活動支援事業受託 
タイに初めてホヤの輸出に成功するなど、食品関連の中小企業の海外輸出展開支援に強みを持つ。これまでの支援先はタイ、シンガポール、オーストラリア、台湾、アメリカ。

◆400年前の仙台藩のように「貿易」で復興をーー「桜波」設立に込めた思い 
 

2011年3月に起こった、東日本大震災がすべての起点でした。私は宮城県石巻市の出身で、失ったものの大きさに愕然とするしかありませんでした。震災後、多くの企業が販路を失い厳しい状況に直面しました。

「この状況を変えたい、どうすれば変えることができるのか」と思案し続ける日々が続きました。自問自答を繰り返すうちに、ふと思い出したのです。約400年前、慶長三陸地震で発生した大津波により仙台藩が多大な被害を受け、復興を目指し奔走したことを。その当時の大名「伊達政宗」が復興へ向け目指した道は、仙台藩とスペインとの通商(貿易)だったのです。

その志を受け継ぎ、我々も貿易により復興を目指すことを決意しました。本当にゼロからのスタートでしたが、まずは成長著しいアセアン市場、特に日本食ブームにあるタイを目指しました。決してスムーズとは言えない道のりでしたが、少しずつでも前進し輸出をスタートすることができました。

自らの輸出を進める中で気づいたことは、「日本には、まだまだ知られていないけど、地域に根付く優れた宝物がたくさんある」ということです。我々の作った道が、その宝物を世界へ広めることに役立つと信じております。

創業以来、日本と世界を繋げることを使命としてきました。世界中の人々が日本の各地の食文化に触れ関心を持っていただくことで、復興の一助となるよう、また地域経済の発展につながるよう取り組んでおります。

<取材のお問い合わせ>
株式会社桜波
TEL:050-3738-5779
info@ouha.jp
ouhaservice.strikingly.com 
宮城県仙台市宮城野区榴岡5丁目12-55NAViSビル1階

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会社概要

株式会社桜波

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URL
http://ouha.jp/
業種
サービス業
本社所在地
宮城県仙台市宮城野区榴岡5-12-55 NAViS 1F
電話番号
050-3738-5779
代表者名
阿部 錬平
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2013年07月