ブルゴーニュ/Bourgogneワイン 各市場での新たなポジション
ブルゴーニュワイン委員会(BIVB) 2016年11月20日付プレスリリース
2015年の収穫量は過去5年平均よりも7%増で、全体として生産者は、2014年と同じく過去5年の平均と同じレベルの在庫を確保できた結果となります。しかし、これは過去10年の平均量を依然として下回っています。一方で、一部のアペラシオンにおいては近年の在庫不足の状態を脱し、落ち込んでいたしていた市場を再活性することができました。
栽培面積の増減は穏やかですが(年間1%程度)、収穫量は天候とぶどう樹の衰退の影響を受けています。2016年も例外ではなく、影響の大きかったアペラシオンでは特に、生産者からの出荷を鈍らせています。影響の受けずに済んだアペラシオンが、輸出(アメリカ、イギリス、カナダ)とフランス国内市場でのシェアを得ることとなります。
ブルゴーニュの生産者の在庫量は8ヵ月分という危機的なレベルは上回る見込みです。最初の予測では、2015年/2016年では10ヶ月分ほどと見られています。しかしながら、ブルゴーニュは再び過去5年の平均よも少ない収穫量を見込んでおり、依然として慎重さが必要とされます。
栽培面積の増減は穏やかですが(年間1%程度)、収穫量は天候とぶどう樹の衰退の影響を受けています。2016年も例外ではなく、影響の大きかったアペラシオンでは特に、生産者からの出荷を鈍らせています。影響の受けずに済んだアペラシオンが、輸出(アメリカ、イギリス、カナダ)とフランス国内市場でのシェアを得ることとなります。
ブルゴーニュの生産者の在庫量は8ヵ月分という危機的なレベルは上回る見込みです。最初の予測では、2015年/2016年では10ヶ月分ほどと見られています。しかしながら、ブルゴーニュは再び過去5年の平均よも少ない収穫量を見込んでおり、依然として慎重さが必要とされます。
- 一部のアペラシオンは地元での取引が活発に
2015-16年度(2015年8月1日~2016年7月31日)の生産者からの出荷
白ワインは安定していたが(+ 1 %)、赤・ロゼは-7 %と前年に続き減少しました(過去5年平均に対しては-12%)。クレマン・ド・ブルゴーニュも減少(-9 %)。白ワインの主要な産地のうちでも地域名アペラシオンのAOCブルゴーニュ(数量で+5.2 %)とAOCマコン(同+3.5%)が、この一時的な好転の影響を最も享受しました。AOCシャブリとAOCプティ・シャブリが+5.2%でこれに続き、この好結果はボトルおよびバルク販売の双方で見られます。
これらの、生産者の在庫量が増加したアペラシオンでは、2015-16年度の白ワイン取引量の62%を生産者・ネゴシアン間の取引が占め(全ワインの取引量の40 %)+3.3 %増となりました。この傾向はブルゴーニュ/Bourgogneのすべてのアペラシオンに見られるわけではなく、全体の取引量は5%減となっています。
2015年ヴィンテージのネゴシアンの購入量は2015-16年度の取引量 (719,550 hl) の91 %を占め、過去5年平均を3 %上回る結果となりました。
2015年ヴィンテージで十分な数量が得られた一方で、2015-16年度初頭の生産者の在庫量(2015年7月時点の在庫量+2015年の収穫量)は、前年度をわずかに上回るだけにどとまっています(対前年度+ 1 %)。在庫量は過去5年平均に対しては安定していますが、過去10年平均は下回ります(-3%)。
数年来、ブルゴーニュ/Bourgogneのワイン業界は、販売の中段を避けるために備蓄分から多く放出してきました。2016年の収穫量は125万hlと予想され、潜在的な過去5年平均収穫量(156万hl)を20%下回ります(下図参照)。これは今後数ヵ月のボトルでの在庫量に影響を与える見込みです。またその結果は、2016-17年度初頭の取引量にすでに現れており、2016年度の最初の3ヵ月(8月~10月)で11.4%のマイナスでした。
- 輸出 :一部の市場で回復傾向
輸出金額は増加を保っており、2016年の第1四半期で3,500万ユーロの増加(+ 6.4 %)となりました(5億8,500万ユーロ)。うち、53%が白ワイン、43%が赤ワイン、4%がクレマン・ド・ブルゴーニュ/Crémant de Bourgogne。
主要な市場である北米、欧州(イギリスとスイス)、香港は、2016年の最初の9ヵ月で金額、数量ともに良好な結果となりました。
• アメリカとカナダはブルゴーニュの大半のアペラシオンで伸びを示しています。
• イギリスとスイスは2年間の減少の後に、数量、金額ともに増加に転じました。
ブルゴーニュ/Bourgogneのワインのその他の欧州諸国への輸出、特にドイツとベルギー向けは引き続き苦戦しています。この2カ国ではワインの輸入全体が鈍化しており(2016年の最初の9ヵ月の実績で、輸出数量はドイツが-9.3 %、ベルギーが-18 %)、輸入金額でもドイツが-8.3 %、ベルギーが-11.8 %減少しています。
- 日本:地方名 アペラシオンが優勢
この減少にはいくつかの要因が考えられます。すなわち、ブルゴーニュ/Bourogne側の供給量不足、自由貿易協定の恩恵を受けた他国のワインとの競合、輸出に不利な為替レート、日本の輸入ワイン全体の減少(-3.4%、出典:GTI、2016年の最初の8ヵ月)です。
※経済的なコメントは、BIVB(ブルゴーニュワイン委員会)の市場開発部が作成しました―2016年11月
(出典 : Douanes, Businessfrance, GTI, MIBD Market, IRI, CHD Expert, BIVB)
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